病院
ふと目が覚めると、病室にいた。
なんでこんなところにいるの?
「先輩、目が覚めたんですね・・・」
という声がしたので、声がした方を向くと、1年生3人組がいた。
3人は無事みたいね・・・
「目が覚めたみたいね」
という声がしたので声がした方をみると、白衣を着た綺麗な女の人がいた。
ここの医者なんだと思う。
「あ、ごめんね、自己紹介しなくちゃね、
あたしの名前は葉隠紅、ここの院長をしているわ
千影ちゃん、あなた、ずっと『宗馬』って繰り返してたわよ」
と言われた。
そんなこと言ってたんだあたし・・・
そういえば宗馬は!?
宗馬は何処に行ったの!?
あたしは大倉君に宗馬がどこにいるのか聞いた。
大倉君は何も言わず、悲しそうな表情で首を横に振った。
すると木村君がかすかに口を開き、とんでもないことを言った。
「宗馬先輩は・・顔に白い布をかぶり、安らかに眠っています」
その言葉を聞いて、あたしは確信した。
宗馬は死んだ、あたしのせいで。
あたしは葉隠さんに宗馬がどこにいるのか聞いた。
最初は「安静にしなさい」と止められたけど、あたしは「会わせてほしい」と言い続けた。
とうとう諦めたのか、葉隠さんは宗馬がどこにいるのか教え、そこに案内してくれた。
数分後、宗馬が眠っている部屋に着いた。
やはり木村君が言った通りだった。
宗馬は白い布を顔に被った状態でそこにいた。
布を取ると、すごく穏やかな表情で眠っていた。
その眠っている姿は、ゾッとするほどとても綺麗だった。
「宗馬・・・ねぇ、返事してよ・・・」
そう呼びかけてみたけど、返事がない。
死んでるから返事がないのは当たり前なんだけど、この時はあの笑顔で返事が返ってくると信じた。
あたしのせいで・・・あたしのせいで宗馬は死んだんだ・・・
そういう気持ちになり、あたしは叫んだ。
叫んでいる時にまた、意識が遠のいた。




