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ありきたりな冒険者と軍隊

森の探索に向かった日から更に3週間経った

廃教会での暮らしももうまもなく1ヶ月経とうとしていた時

廃教会に4人の冒険者がやってきた


「なんだこの廃教会...人が住んでるぞ」


「何者だ」


ビーレギオン達が一気に囲い冒険者達の身動きをとれなくする


「ひっ?!ビーレギオン?!しかもこんなに沢山?!」


「この数はやばいぞ!」


ビーレギオン達が冒険者達を拘束して今にも殺してしまいそうだったのでクロが出て声をかける


「まぁまぁ落ち着いてよとりあえずみんな武器を収めてよ」


「「はいクロ様」」


クロが声をかけたことによりビーレギオン達は矛を収めた


冒険者達はその光景を見て空いた口が塞がらなくなっている


「それで君たちはなにしにここにきたの?」


「お!お前!魔物を従えているなんて!さては魔王の使いかなにかだな!!」


「ふーん俺が魔王かそういうのも面白そうだな」


「ここで討伐してやる」


「それで?君たちは俺どころかこのビーレギオン達にも勝てるとは思えないんだけど?」


「確かに数は多いが一体一体の魔力量はそこまで多くはない!!怯むな!!いくぞ!」


「まぁ精々頑張ってくれよ

まぁ一瞬だろうけどね

ビーレギオン達身動きとれなくしてやれ」


「「了解!!」」


そこからのビーレギオン達の仕事は早かった

数体が冒険者達を引き付け背後から横からと奇襲を行い冒険者達はすぐに拘束された


「終わりましたクロ様」


「ごくろう

俺が直々に訓練してあげたんだしこんくらいやってもらわないと困る」


「な!?ただでさえ厄介なビーレギオンを訓練しただと?!お前の目的はなんだ!?」


「それは俺が1番最初お前達にした質問だよな?

それには答えず俺に答えろって言ってんの?

自分達の状況を理解出来ていないようだな」


「やめよう!アレス!私たちじゃどうしようもないわ!!」


「くっ!」


アレスと呼ばれた男は悔しそうに唇を噛んだ


「ふーんお前となら多少まともに会話できそうだ名前はなんだ?」


「わ...私はエルと言います

ここに来た目的はラリクマ盗賊団のアジト探しの為です」


「ラリクマ?あぁ〜そんなやついたな」


「知っているのですか?」


「知ってるも何も俺がそいつ殺したからな

なんならここが元ラリクマ盗賊団のアジトだし」


「な?!ラリクマ盗賊団はもう討伐されたと言うのですか?」


「そう言ってるだろ」


「そのような実力者ならクロという人間の名前は広まっているはずです!!」


「広まるも何も広まりたくないからこんなとこで暮らしてんだよ」


「意味が分かりません!!」


「俺こそ意味わかんねぇな!!面倒な依頼を日々こなして生きるくらいなら自給自足して遊んで暮らしてる方がマシだね」


「ッ!」


「無駄だ!こいつは魔物を従えているような奴だ

何を言ったところでダメだろう」


「へーまるで俺が手遅れみたいに言ってくれるじゃないか」


「黙れ!魔物に魂を売った人間が!!」


「魔物に魂を売った?!はははっ面白いことを言うね

魔物が俺に魂を売ったんだよ」


「我らビーレギオンはクロ様に命を救われて以来全てをクロ様に捧げております」


「どうだ?分かったか?」


「信じられない...」


「信じられないも何も目の前にそういう事実があるんだから大人しく認めろよ」


「アレス...本来単独行動で行動するビーレギオン達が私たちに攻撃する際...それこそ私たちパーティー冒険者のような連携をとってきてた時点で信じられないことが起きているわ」


「そう俺がビーレギオン達を軍隊として鍛え上げた

それでどうだ?満足したか?」


「こんなところで何をしている?」


「自給自足してのんびり暮らしてるだけだよ

いまんとこあの邪竜も問題なさそうだし」


「後半なんと言った?よく聞こえなかった」


「いやいやこっちの話だお前達にどうこうできる問題ではない」


「お前は魔王の使いかなにかなのか?」


「俺は誰にもつかないしどうせなら俺が魔王になってやるかな」


その言葉を聞いたところで冒険者達は黙り込んでしまった

クロはそれを見て質問はもう終わりかと思い

「それでどうするんだ?何もせず帰るなら帰してやるよなにもしなければな」


「わ...分かった!ラリクマ盗賊団はもう討伐されていてその討伐したやつがここにのんびりと住み着いている

ただそれだけだ!俺達はもう何もしない大人しく帰るよ」


「そうかじゃあ早く帰るんだな

ビーレギオン何匹かに途中まで監視させるからくれぐれもなにかしようと思わないことだ」


そう言うと冒険者達の拘束を解きクロは去っていく

冒険者達は慌てて森の中に逃げていった


それにしてもビーレギオン達を試しに鍛えてみたところ予想以上の練度になったな

口ではああ言ったもののほんとに一瞬で決着が着くとは思わなかった

ビーレギオン達の数も多くなってきて今では200匹程いる

体の大きさは以前と変わらないものの名前を与えた個体達だけはかなり大きくなっている

瑠璃姫に関しては人型になってしまった

なんとなくこのままいくと紅や蒼達も人型になりそうな雰囲気がある

ほんとにこの世界は謎だな


俺が元の世界でも大好きだったのは軍事系のゲームだった

その知識をとにかく名を与えた5匹に叩き込んで熱く語った

最初は冒険者達が言っていたようにビーレギオン達は個体1匹1匹の能力が高いためあまり用量が良くなかったがクロが熱弁しているうちに連携の重要性を理解したらしくすごい勢いでクロの言ったことを取り込んでいった

その結果彼らは自分たちの子供達にも軍事教育を施し出来上がったのはビーレギオン軍隊だ


ほんと我ながらちょっと熱弁しただけでこんな軍隊が出来てしまうとは思っていなかったよ

これでもまだ分隊行動についてしか語ってないんだけどね

分隊レベルの連携はもはや完璧以上にこなしていると言ってもいいレベルになっている

相手も軍隊の場合...つまり大隊規模や師団規模になってくると話は別だ

だが俺は分隊規模のゲームが好きだったから大隊規模や師団レベルのゲームはしたことがないからあんまり教えられることは無い

まぁでも陣形とかについて少し話しておいたらこいつらの勉強熱心さは異常なレベルだから様々な案がでそうだ

それに俺の知っている戦術だけが戦略ではないなにせここは異世界だ

人間の考えた陣形がビーレギオン達にとっても有効な陣形とは考えられない

まぁ相手が彼らじゃどうしようもないレベルの奴がきたら俺自身が最前線で戦ってもいいんだけどな

敵になるものに容赦はしないけど自分に寄ってくるものには手を差し伸べる

俺はそういう人間なのだ


その後クロは念の為ということでビーレギオン達に偵察部隊を作ることを命令した

またその必要性について熱く語ることになってしまったのは致し方ない

戦争は情報戦なのだ

元の世界の戦争の歴史を知るクロからしてみれば情報を得ようとしないのは笑止千万

連携を取るにも相手の情報がなければ作戦も組み立てることも出来まいと語ったら納得してくれたらしく偵察部隊を編成してくれた


後にクロのビーレギオン軍隊は世界最高練度を誇る軍隊と評価されることとなるのだがそれはまだ先の話である








質問などあったら感想などで質問してください

なにか書き忘れている設定とかあるかもしれないです

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