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秘密組織の序列十位は自称器用貧乏  作者: 使い捨て系鉛玉
二章 勇者
30/33

一区切りついてはもう一波乱

なんか充電切れでもないのにスマホの画面が暗くなって一瞬電源が落ちる。

その度に書いてる途中の閑話が消えて行く……(泣)

どうしたら良いんでしょうね。


今回ちょっと長めです。終わらせたかったので。

 

 魔術の闇が徐々にしぼんで行き、景色が晴れる。

 鮮明になった二人の視界の中に飛び込んできたのは倒れ伏して動かなくなったナズバギアの姿だった。

 ヒュノはズタボロになった邪竜の死体を眺めながらポツリと呟く。


「……殺す気ですか」


 ハルカへと向けたその声はとても冷たいものだった。

 先程ナズバギアを超至近距離で蹂躙していたヒュノは一歩間違えれば魔術に巻き込まれるところだった。

 いつになく不機嫌を露わにするヒュノにハルカは冷や汗を流し慌てて弁明を重ねた。


「ち、違うそんなつもりじゃない!当たっても敵にしか害を成さない魔術だったんだよ!

 ……呪術に近い術式がかなり複雑な魔術でな。お陰で結構ヘロヘロだ」


 荒い呼吸に肩を震わせながらハルカは肩をすくめる。

 見ただけで疲労感が伝わってくるその様子にヒュノは非難を止めた。


「そういう事にしておいてあげましょう」

「本当なんだがなあ……まあでも悪かった。お詫びに今度買い物付き合う。もちろん俺の奢りで」

「良いんですか!?」

「うおっ!?」


 ハルカの唐突な提案にヒュノは一も二もなく食い付いた。

 その勢いに思わずハルカは仰け反る。


「近い近い。こんな嘘つかんから離れろ」

「言質とりましたよ?」

「はいはい」


 戦闘の後とは思えない程元気なヒュノを宥めつつハルカは結界の出口を探し歩き出した。


「ハルカとお出かけ……!」


 しばらく立ち止まっていたヒュノの喜色溢れる呟きは既に十歩以上離れていたハルカの耳に届かなかった。


 ◇


 王都付近のとある森を藍髪の少女ーーヘルネアは駆け抜ける。その腕には女性が抱えられていた。


「ごめんなさいね、ネア」

「気にせんときメイ。『大地の支配者』の封印解いた所為であんた今魔術使えへんのやから。

 むしろ()うやったわ。お陰で残った聖域の封印もあと4つ。予想外の資格持ちが二人も増えたし、もうすぐで悲願が叶う。

 ……クク、ようやく、ホンマにようやくや」


 走りながらヘルネアは機嫌良さそうに笑う。

 メイと呼ばれた女性も同調するように微笑んでいた。


「……それにしてもあのお二人さん、ホンマにたったの二人で邪竜倒してもうたなあ」

「本当、挑んだ私がバカみたい。魔術も碌に使えない状態で勝てるわけがないのに」

「まあまあ。リベンジの機会はまだまだあるんやし。

 計画があるからこっちから勝手に襲撃は出来ひんけど、その為にわざわざウチが名乗ったやんか」

「そうね。特にあの黒髪のコとはもう一度会ってみたいものだわ」

「……へえ? 珍しい。アンタの事やし負けたから、なんてのはなさそうやけど……なんかおもろい事でもあったん?」

「……戦い方がね、似てたの」

「……?」


 主語がない所為でイマイチ話が見えず小首を傾げるヘルネア。

 それに気にした様子もなく女性ーーメイは続ける。


「派手な、けれど殺傷性の高い遠距離攻撃で陽動して、相手が対処してる間に近づいて視界の外から直に攻撃。

 よくある戦い方だとは思うのだけれど、何故か既視感があってね。あんまり懐かしい手順だったものだから吹き飛ばされた時に受け身を取り損ねてしまったわ」

「感傷に気ぃ取られてで歩けへんようなってたら世話ないわ。

 っていうかそこで既視感覚えるって一体どんなーーーー」


 そこまだ言って察したのかヘルネアの言葉が途切れる。


「ネアも心当たりがないかしら?タルセカがね、『どっかで嗅いだような匂いがする』って言ってたの」

「……血縁、か?」

「少なくとも子孫って線はあり得ないわ。けれど資格を持っていたのだから何かしら関わりがあるはず。

 ウィルノートを名乗ってはいるようだけど、実子ではないみたいだし……まだ何とも言えないわね」

「ふーん?ま、追い追い探って行こか。幸い縁には恵まれそうやし?」

「そうみたいね」


 森の中に、クスクスと忍ぶような笑い声が木霊した。


 ◇


「……以上が今回の件の全てです。

 先程調べた結果、その結界とやらの入り口はまた使えるようになっていて、偽の王都は一晩で修復していました」


 そう言ってヒュノは説明を終える。

 報告を聞いたエイナはしばし考えるそぶりを見せ、一つ頷いた。


「『ブレイヴライヴ』と名乗る組織に邪竜か……二人ともご苦労だった。今後について特に方針の変更はない。これまで通り勇者の監視と様子見を継続し、今回のような不測の事態に対しては各々の判断に任せる。

 それと今回の件で色々分かった。恐らくその結界ってのは聖域の事だね」

「……『聖域』ですか?」

「そうだ。とはいっても千年前からある古臭い逸話だからね。知らなくても仕方ない。私ですら今の今まで町娘の話の種としか思ってなかったくらいだ。

 ……しかし邪竜とはまた、とんでもないのが絡んできたね。それもあんな伝説がある聖域に、なんて要らない厄介事を抱えてしまった気分だ」


 そう言ってどこか遠くへ想いを馳せるエイナの表情はどこか険しい。『聖域』と『邪竜』に何か関連でもあるのだろうか。

 次の言葉を待つヒュノとハルカに、対して黙考するエイナ。

 その場がしんと静まりかえる。


「なんでそっちにばっかそんなんが出るのさ!」


 沈黙を破ったのはいやに陽気な抗議の声だった。

 その主はエイナでも、ヒュノでも、勿論ハルカでもない。


「……どうしてお前がここに居る。ノイ」


 ハルカのため息をつきながら声の方を振り向く。

 そこには唇を尖らせた白い髪の少女ーーノイ・メセレターが居た。

 ノイはハルカの呆れたような声にそっぽを向き、不機嫌そうに話し出した。


「任務がハズレばっかでつまんないんだよー!

 やっと尻尾掴んだと思ったら全部トカゲの尻尾だし!

 襲撃したアジトも下っ端しか居なかったり引き払った後でもぬけの殻だったりだし、酷い時は『盗賊団の根城でしたー』だよ!?」


 うがー!と憤慨を露わにするノイ。

 ここ最近、ハルカが勇者の対応をしたり襲撃を受けたりしている間、ノイは魔神の復活を目論む魔族組織を追っていた。

 ところが余り結果は芳しくないようで、現在他の【秩序の鎖】のメンバーからも良い報告は上がっていない。


「そんなに難航してるんですか?」

「そーなんだよぉ。あ、でも組織の名前は分かったよ。捕らえた下っ端の魔族の一人が倒す前に『お、俺たちは【ロディア】だぞ!上にはバケモンみたいな方々が居る!手を出してタダで済むとおぶるぁ』だって」

「……最後まで言わせてやれよ」


 その時の様子が目に浮かぶ程の名演技だったが、ノイがトドメを刺した際に出たであろう悲鳴まで再現する必要はあったのか。


「あの時はイライラしてたんだよ。手がかりも無ければ魔術を研究してた跡さえ無いんだよ?せめて魔道書の一つでも落ちてたら暇つぶしになったのに」

「へえ? あちらさんそんなに慎重なのか。そう言えばそっちの方は今の所大した動きも見せてないもんな」

「そう!そこなのだよ!折角アタシが担当したんだからもっと暴れろっての!」

「無茶言ってやるなよ……」


 敵が自分の思う通りに動いてくれれば苦労しない。

 とはいえ、ハルカにしてみても比較的荒事の少ないはずの監視任務なのにノイより厄介事に巻き込まれている事について文句を言いたくもあった。


「という訳でーーーアタシも学院に入ります!」

「……へ?」「え"……」


 絶句しながら、ハルカは視界の端でヒュノの無表情が崩れるのを見た。


 ◇




 窓から飛び込んで来た朝日に少女は目を覚ます。

 体を起こし眠気を引きずりながら辺りを見回しているとその内にゆっくりと意識が覚醒し、状況を思い出す。


「ああそっか。日本じゃないんだった」


 寝ぼけ眼をこすりながら少女ーー十六夜 来ノ未は物憂げに呟く。彼女にとって、どことも知れぬ地に居るこの状況は未だに受容し難いものだった。これから確実に面倒事が待ち受けているとなれば尚更だ。というか既に一度巻き込まれた。


「あの後どうなったんだろ」


 学生寮の庭にて日課の素振りをしながら彼女が考えるのは昨日の事。

 ちなみに素振り用の槍は木製で、城に居た時見繕ってもらったものだ。


「色々ありすぎて何から考えていいのか分かんないや」


 アメコミ映画を地で行く黒マントの仮面男と赤髪の女性の戦い。それを探しに一人で行ってしまった学院長。元通りになっていた景観に不思議な雰囲気の双子。

 どれも現実感がまるでなく、全部が夢だったのではないかと思う自分も居た。

 ただ、あの時見失ってしまった学院長とミスターマイスターの事は気がかりだった。


「今日、授業無かったよね」


 基本的に勇者達は戦闘用の魔術と体術を学院で学んでいる。

 むしろ大半はそれ以外受けていなかったりするのだが、来ノ未などの一部はそれに加えて『情勢』や『歴史』など後々役に立ちそうな授業もとっていた。

 ところが今日は『商学』や『鍛治用錬金術』、『魔術の体系』など将来生産職に就く者、また詳しく魔術を研究する者の為の講義ばかりで、来ノ未でも一つも当てはまる授業が無かった。

 その為ずっと図書館で調べ物に励もうと昨日の夕方まで彼女は考えていたのだが、少々寄る所が出来た。


 昨日を除いて『あの人物』に会ったのはあそこだけ。

 幸いにも一日まるまる暇なのだ。


「よし、お城に行こう」


 そう決心し、素振りを終えた来ノ未は額の汗を拭った。


 ◇


「今は居ない?」


 道中いくつもの物珍しそうな、中には悪感情を秘めた視線に晒されながら、それらを振り切って王城に訪れた来ノ未がミスターマイスターについて尋ねると、不在である事が知らされた。


「ええ。申し訳ございません。あの男はとにかく奔放でして、いつも勝手に現れては余計な事をして、勝手にどこかへ消えて行くのです」


 憤りを滲ませながら頭を下げるその少女はアリス・ネムリア・ケゥルディーア。この国の第三王女である。


「そんな、頭を上げてください。あなたが悪い訳ではないんですし、それに王女様がそんな簡単に」

「いえ、どうかこうさせて下さい。本来ならば異世界の住民である貴方様方に、頼み込む立場であるこちらが振りかざす権力などあるはずが無いのです。

 むしろ私達は貴方方の都合を考えず喚び出した事をまずは謝罪して償わなければならないくらいなのにその節は大変申し訳ございませんでした」


 上げて欲しいと言ったはずなのにネムリアの頭はむしろどんどん低く垂れて行く。


「その上今度はこちらの身内が無礼を働いたとあってはこうでもしないと……」

「待ってください!そうじゃないんです」

「へ……?」


 長々と述べられる謝罪を遮って誤解を訂正すると、ネムリアは呆けた顔で聞き返した。


「別に迷惑をかけられたとかじゃ全然なくて、それどころか昨日助けてもらったんです。

 けどそのお礼もまだ言えてなくて」

「ああ、なるほど。……またですか」


 ポツリポツリと語られる来ノ未の説明にネムリアは頷きながら、目を逸らしてひとりでに察する。


「まだ帰って来てないって言いましたけど、大丈夫なんでしょうか」


 勇者達が平和な国から来た事をネムリアは知っている。

 だからこちらで当たり前のように存在する戦闘が来ノ未らにとってどれ程恐ろしいものであるかも分かっている。

 だから不安そうに尋ねる来ノ未にネムリアはニコリと微笑んで断言した。


「大丈夫ですよ。普段の態度は胡散臭いですが、実はとんでもなく強いですし。むしろどうやっても死ぬ所が想像出来ないくらいです。多分槍で背中を貫かれても死なないんじゃないでしょうか」

「……はい?」


 真面目なトーンのまま放たれた冗談みたいな話に来ノ未の口から素っ頓狂な声が漏れる。

 これが本当に冗談でないのだから本当に恐ろしい話だ。


「あれでも邪竜殺しの英雄なんて呼ばれてますからね。

 全く似合いませんし、本人も認めないでしょうけど」

「え、英雄……?」


 あんなに全身真っ黒で、手品師と言われた方がしっくり来るような格好をした人間が英雄など、似合わないなんて話ではない。あまりの事に来ノ未はいっそ過剰なまでに驚愕してしまった。


「だから心配要りませんよ。どうせその内余計な事をしに帰って来ます。その時は貴女に会うよう伝えておきますから」


 諭すようにそう言うと、ネムリアは不安を解くように優しく微笑んだ。


「分かりました。急に押しかけたのに時間を取ってくださってありがとうございました」

「いえいえ、私は他の王女達と違ってお見合いとかありませんし基本暇なのでいつでもおいで下さい」

「お見合いがない?どうして?」


 学院でも貴族の令嬢が、どこかの男爵家の子息との見合いが決まったとか、相手がとんでもない美男子だったとか見合いの話をしているのをよく耳にする。

 ネムリアの容貌は、日本で男子から凄まじい人気を誇っていた来ノ未の目から見ても美少女だ。

 そこらの同じ年頃の貴族でも見合いをしていると言うのに、彼女に見合いが無いなんて来ノ未にしてみれば不思議な話だった。

 それを尋ねると、ネムリアは自虐的な笑みを浮かべ語り出した。


「私、魔術が苦手なんです。生まれつき魔力が全然無くて、魔導書に長時間触っていられないくらいに」

「は、はあ……」

「……」

「え、それだけ?」

「……え?」


 魔術とはこちらの世界では文明を支える根幹だ。

 一般的な認識として魔術を扱えない人間、まして大国の王族など恥でしかない。

 その為ネムリアは幼い頃より王族として不当な扱いを受けて来た。『無能王女』と言えば隣国の子供さえ知ってるほどの話。

 ところが元々魔術の無い世界に居た来ノ未にしてみればそんな欠点、はっきり言ってどうでも良い。


「魔術が苦手なだけで、結婚出来ないんですか?」

「『だけ』って……その、それって王族としてはとんでもない欠点なんですよ?その所為で昔から私は『無能王女』なんて呼ばれてきました」

「無能って、いやだって別に王様って戦う訳でも道具を作ったりする訳でもないでしょう?

 どちらかと言えば外交とか治安維持とか産業の促進とかが仕事で、もっと決断力とかカリスマ性の方が大事ですし、アリス様は全然優秀だと思いますが」


 むしろその点で言えば今の国王よりネムリアの方が聡明なくらいだ。魔術を絶対視するこの国の在り方が来ノ未にはイマイチピンと来なかった。

 そんな来ノ未の発言にネムリアはキョトンと呆けてしまった。


「……ありがとうございます。ちょっと自信が持てました。

 ねえ来ノ未さん。よろしければ私とお友達になってくれませんか?」


 珍しく自分を蔑ろにしない存在に、ネムリアは気がつけばそんな事を申し出ていた。

 突然のことに来ノ未は戸惑いをみせるも、しかしすぐに笑顔を浮かべて受け入れた。


「はい。私などで良ければ」


 ◇


 帰りしな、来ノ未は廊下で呼び止められた。

 振り向くとそこには茶髪の美形。


「どうかしましたか?剣聖様」

「貴女の方が目上なのですから様付けはご容赦ください。

 あと、堅苦しいのは苦手なので名前の方でお呼びしていただけると気が楽なのですが」


 端正な顔に苦笑いを浮かべるテオ。しかし年上を呼び捨てには出来ず、どう呼ぼうかと来ノ未は頭を捻る。


「分かりました。けど、代わりにそちらも敬語で話すのやめて下さい。年上から敬語使われるのあんまり慣れてないので。

 さて、貴方のことは『テオさん』と呼べば?」

「……うん、構わないよ。呼び止めてゴメンね。ミスターマイスターを探してるって聞いたからさっき城で見かけた事を伝えて置こうと思って」

「そうなんですか!? 今どこに行ったか分かりますか?」

「悪いけどそこまでは……。けど無事だったみたいだから報告を、と思ってね」

「ありがとうございます。あの、学院長先生の方は無事でしょうか」


 どうせ学院に行けば安否は分かるのだが、先程ネムリアに聞けなかったので尋ねてみた。

 するとテオはポカンと目を丸くした。


「……ああ、ゴメンね。まさか彼女を心配する人間が居るとは思わなかったから」

「どういう事ですか?学院の長ならそれなりに知り合いも居そうですけど」

「人望的な意味じゃなくて無く実力的な意味で、ね。

 彼女、ミスターマイスターより強いから」

「え、えぇ!?」


 堪えきれず来ノ未は大きく狼狽した。ミスターマイスターが英雄と呼ばれていると聞かされた時より驚いた。

 その様子にテオは顔をほころばせる。


「そういう訳だから心配しなくていいよ。

 今日会う事があれば君の事も伝えておこうか?」

「お願いします。……では」


 長居は無用と思い来ノ未は足早に立ち去ろうとする。

 城内の様子は廊下に至るまで厳かで、映画で見るようなそれと同じ雰囲気がある。その為日本で無機質なコンクリートに囲まれて生活してきた来ノ未にとってあまり落ち着かないのだ。


「あ、待って待って」


 呼び止められ、振り向く。

 そして、無言で次の言葉を待った。


「僕から言う事でもないんだろうけど、ネムリア様の事、よろしくね」


 そう告げるテオの顔に浮かんでいた笑みはどこまでも優しく、来ノ未が今まで見た彼のどの表情より魅力的に映った。

 彼を未だ信じられるかどうか分からない存在と思っていた来ノ未だったが、好ましい人間ではあるのだろう。そう認識を改める事にした。

 だから先程ネムリアの申し出を受け入れた時のように柔らかい笑みを浮かべる。

 そして、ゆっくりと頷いた。


「ええ、もちろん」


 意外そうに目を丸くするテオを尻目に来ノ未は再度足を進める。


「ありがとう」


 後ろから、そんな声が聞こえた気がした。


これにて一段落とさせていただきます。

次回から閑話です。

何度か予告してるヒュノとのイチャラブ回だったり勇者達の私生活だったり、あの人物の過去だったり。

ま、八割消えたんですけどね……。

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