表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石造り  作者: 桃花
PR
14/16

14

一株のバラに集中しながらバラから出る魔力を生成の陣に注ぎ込む事1ヶ月。小指の爪ほどの小さな魔石が出来上がる。それを自分の魔力で作った魔石と融合して自分専用の香玉を作り上げる。

融合しただけの香り玉だと粗削りというかちゃんと香りが混じっていない部分があるので精製で斑をなくすことを忘れてはいけない。

香玉を選択していないのにも関わらず1ヶ月前のある日、先生から香玉を作るように指示されてしまった。元々実家でやっていたので、できないことは無いし図書館にある専門書を読んで手順を確認したら特に自分なりのやり方でやっても問題ないと確認できたので作ったのだが、何をしたいのかさっぱりわからない

そもそも選択教科で魔石を選択した人は聖域で魔石を作る授業を受けれる期間なのにも関わらずバラと向き合い香玉を作っていた。それに関しては不満があるにはある。聖域で魔石を作るには面倒な手続きをしなくてはいけないし作成する手順も違うと専門書で読んでいたしやり方もちゃんと学んで万全の態勢で挑む準備をしていたのにも関わらず香玉を作ることを強制されたのだから不満がないとは言えない

出来た香玉を担当の先生に提出してストレス解消のために散歩をする。

何で・どうして。が、頭の中でぐるぐる回っているけれども、自分でどうにか出来るものではない。しかも、先生もきちんとした理由を説明してくれていな事もこのイライラの原因であると言える。何がダメだったのかと考えるも答えは出てこないのが現状である

聖域に入れないような事はしていないし。今回の聖域は新の方の聖域だからなのか?とも思ったが、基本的に古い方も新しい方の聖域も特に変わりないはずである。若い方はちょっと歴史が足りないというか味が薄いというかそんな感じだろうとは思うが、聖域には変わりないだろう。

そもそも学生でありはじめての聖域であるからこそ新しい方で練習するのだから問題はないはずなのにと納得いかないという思いが暴走しそうで困る

「あー。イライラしすぎて煮詰まりそうだから薬草採取か幻想球に籠るか」散歩の帰り道にそう思い付いた。どうせ連休でも家には帰れないしそれなら幻想球に引き込もって畑仕事でもしようと妙案だと思い決定した

何かあれば困るので親戚の耕介さんにはその旨を伝達した後に連休初日から畑と果樹園の幻想球に籠る。畑の草むしりと収穫をしたり下草がりをしたり果物を収穫したりして楽しむ。土弄りはストレス解消に一番いいよね的な感じで、もくもくと作業を続ける事4日。収穫した野菜や果物は食べきれないものは実家と知り合いに送っておいた。幻想球で作った野菜・果物は結構美味しいと言われているので外れはないだろう。それでも余った場合はジャムとか砂糖漬け・果物酒等にしたりと保存食にしておく

砂糖漬け・酒は知り合い達に好評で高値で売買されたりする品物だ。私はおすそわけしているだけなのでそれを貰った人がどうするかは関知しない。依怙贔屓だと言われてもどうしようも知人に自分の作ったものをあげているだけなのでなぜそう言われるか理解できない

知らない人や嫌いな人に優しく出来るほど人間出来ていないし人格者でもないので、そういわれても困るとしか感じないのである

さて楽しんだし。と幻想球から出て自室のシャワーを浴びて昼寝をしようかと昼頃に幻想球から出ると外が騒がしい

携帯を見ると知らない人からの着信が沢山来ている

いたずらだろうと放置してシャワーを浴びて防音・防護を発展させて昼寝する

夕方に昼寝から起きてのんびりしながら収穫した果物を食べる。自炊も出来るので収穫した野菜でなんか作るかな?と思っていると携帯が鳴った。相手は耕介さんと出ているが何かあったら通信アプリを使って連絡してくるので別人かしら?と放置する

いたずらで耕介さんの携帯から知らない人が電話をかけて繰る事が時々あったりするから電話には出たくないし連休は幻想球でのんびりすると伝達しているので部屋に引きこもっていても問題無いと無視を決め込んで放置。しかし、携帯がうるさく鳴るので電源を落とす

休日何をするかは個人の自由でしょ。とも思いながらご飯を食べてのんびり過ごす。防音を解除すれば外の音も煩いだろうしとそのままでいたのは悪かったのだろうか。

突然ドアを突破してきた冒険学科の先生とその後ろで、呆れた顔をした耕介さんのパーティーメンバーと寮母さん

パジャマ姿でくつろいでいる私をみて驚いているのは何ででしょうか。

「なんのようでしょか?」不機嫌を露骨に表している私をみて焦っている先生方をみて肩を震わせている耕介さん達を睨んでいるとリーダーが気づいて説明してくれる

「大丈夫だと言っているのに先生達が連日出てこないお前がが餓死しているのでは無いかと騒いで」そんな事を言われても困ります。そもそも耕介さんには幻想球に籠ることを事前に伝えているし寮では自炊も出来るのだから餓死はあり得ないでしょ。

それにその危険性がある場合は寮母さんがマスターキーを持っているからそれを借りてドアを開ければ良いのであって、技術を駆使して生徒の防護陣を破壊してまで突入してくる必要性は皆無でしょうが・・・と怒りを通り越して呆れて先生方を見る

「私も大丈夫だと言ったんだよ。電気も水道も動いているし物音がしないのは勉強している時もそうだから防音でもかけて好きな事しているんだろうと説明したのにこの有り様。寮生の性格を把握していない寮母何て居やしないのに納得しないでこんなことしてどうするつもりですか」前のセリフは私に後ろは先生方に言いながら寮母さんも呆れている

「ドアを破壊するとかどうなんですか?」ため息をつきながらそういう私に同意して頷いている人たちと責められている先生たちという図が出来ている

「まあ、私が生きている事が確認できて満足ですよね。ドアの修復と修復までの私の仮住まいを用意してもらえると嬉しいのですが」と先生方に言ってから寮母さんに申請すると

「そうね。そのままだと生活もできないし」と他の寮に空き部屋が無いか確認している。今居る寮はすでに満室だから仕方が無い事であるが本当にどうしてくれようかと恨んでしまう私は悪くない

耕介さんパーティーも引っ越しの準備を手伝ってくれる。教科書等の荷物を段ボールに積めてくれたり女性陣は服をしまってくれる。下着は自分でしまい入り口に固まっている先生たちを放置して各々やることを自主的に動いてくれるのはありがたい。

「どうしましょ。どの寮も空き部屋が無いみたいだし」といわれて途方にくれる私に良い笑顔で幻想球にすめば良いじゃんといっている耕介さん

「一応家も入っている幻想球もありますけれどね。それだったら寮の意味が無いでしょが。ドアの修理が終わるまでホテルにでも泊まるか」と面倒だという雰囲気を醸し出しながら脱衣所でパジャマから着替えると

「それなら私の」と口を出す知らない人は無視してどうするか寮母さんと相談する

「修復には時間がかかるかは業者さんと相談しないとだからなんとも言えないし。先生方を止められなかったのはこちらのミスだからね。そもそも何で先生たちがこんなことしたのかっていう事も気になるけど、そこは調査してもらうから大丈夫。学校近くのホテルっていっても結構な距離あるから通学が大変だと思うわよ」

「だとしても部屋が無いならどこにって話ですよね」

「そうね。部屋が無いんだったら話しにならないし。通学している生徒がいないわけでも無いし。学校には説明してホテルにすんでもらうしか無いわね」と寮母さんが同意してくれる

「その間のホテル代と食費。それと通学費は学校が持ってくれるんですよね」

「そうね。変に高いホテルとかじゃ無いならそういう事になると思うわよ。今確認するからちょっと待っててね」と連絡してくれている先は校長先生だろうか。と言うかうちの親に連絡しなくてはいけないと携帯を操作するより先に親から連絡が入ったので説明すると事前に耕介さんから連絡を受けていたようで安否確認したらホットしたようだ。ホテル住まいになりそうだと話をするとそれも聞いていたようで学校の落ち度なのだからと母親がいっているので安心する

「学校の方に確認した所普通のビジネスなら特に問題無いと了承をもらいましたよ。学校に通いやすいホテルだと」とリストアップしてくれた中の1つを選択してホテルに移動する事にした。服とか余計な荷物があるが、いたずらされそうなので魔道具の中に収納できるだけ収納する。今回は非常時だからと荷物が入る程度の収納魔道具を貸してくれる。

ホテルについたら荷物を魔道具から使う分だけ取り出したら使わない分は自分の魔道具に仕舞う。

「通学は俺が一緒にいくからな。同じホテルに泊まるし大丈夫だ」と言ってくれるが耕介さんたちも移動したの?と聞くと

「そりゃーそうだろう。お前の護衛も兼ねているんだから」そう言われた。そういえばお母さんの依頼も有るんだったねと納得すると耕介さんパーティーが笑っている

「割合的にお前の護衛が80%なんだがな。報酬的に」

「そうそう。学校の依頼なんて雀の涙しか報酬無いからな。評価が高くなったって余り意味無いしな地方じゃ」ゲラゲラ笑っているけどそれで良いのかと思ってしまう



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ