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石造り  作者: 桃花
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無事進級できて久しぶりに寮に行くと私に同室者ができていた。と言うことはなくそのまま一人で狭い一人用の部屋を使うことが決定してた。夏用に色々用意しておいたので今年の夏は過ごしやすいだろうと思いつつ新学期を迎えた。

基本的な教科もやや難しくなっていたが、そこは予習復習を頑張ればいいだけだしと気合いを入れる。魔石に関しては授業で合成を学ぶことになったので今までの時間をかけて混ぜていく感じとは違うようだ。できることが増える喜びでドキドキしながら授業を受ける日々が続いている

週末は借金と生活費を稼ぐためにダンジョンやその周辺に行き採取や簡単な討伐を行いながら春は過ぎていった。

その日もルーチンワークである精製をしながら予習復習を学校の図書館で行っていた。勉強についていけなくなったら困るのは自分だしと放課後は大体ここで勉強している

魔石に関する新しい技術に関する情報紙を借りて読んだりもしているし古い書籍をみて忘れ去られている便利な方法を調べたりと毎日来ているところである

静かに調べものをしたり勉強している私は特に司書さんに目をつけられている訳ではなく普通に対応してもらっている

今日の精製している魔石は癒しの方だ。無属性の私が作っているのでどの属性でも効くが属性を持たせた方がその属性の人間には効果が強く出るそうなので火・風・土・水の基本的な属性を合成させたのをしていたのだ

精製は特にどこでしてはいけないと言われていないので人の邪魔にならないと頃では精製している

図書館では同じように精製している生徒や先生もちらほら見えているので問題ないと判断していたのだが、見ず知らずの生徒から

「こんなところで精製するなんて非常識です」そう言われた。斜め向かいで非常勤の先生が精製していたので

「だそうですが、先生知ってました?」聞いてみると首を横に降られた

「先生も知らないそうですが」そういってきた人に聞いてみると驚いた様な顔をしてきた

「静かに勉強している私が非常識なら図書館で大声を出しているあなたも非常識ですよね」そう逆に聞いてみるが返答はなく司書さんが大声を出していた生徒を退場させた。何がしたいのだろうか?と少し考えたが人の思考を読めるほど頭がよくないので考えるのをやめて目の前の勉強に集中することにした

新しい学年になって選択授業ができた。魔石を精製する要領で花や果物の臭いや味を閉じ込めることができる香師と言う職業だそうな。大半のクラスメート香師になりたくて魔石専科を受けているとは去年仲良くなった人から聞いていたが、別に興味がないのでいいやとそのまま魔石特化になることを選択する

そんな話を従兄に話していると

「お前は別に香師にならなくても言いと思うぞ。と言うか、すでにできているから必要ないんじゃないか?魔石専科を卒業すればそっちの方を販売しても文句は言われないんだろう」そういいながら2年もの梅ジュースのもとを酒で割って飲んでいる耕介さんとそのパーティーメンバー。私は炭酸割りで飲んでいる。

家にある桜やバラの香りに魔力があることに気がついてから自分で作成するようになったのが始まり。畑の脇に植えられていた梅の香りや味を閉じ込めて精製してジュースにできるようになったのはその2年後である。香り玉と称して部屋において微かに薫るバラの香りを楽しんだりしてい足りする程度だ

「幻想球で作っているのは高いよな」と聞いてくるので頷いておく。ダンジョンの特性として一定の回数攻略すると幻想球と言う品物が手にはいる。この球体の中には土地があり別荘にしてもいいし畑にしても良い。持ち主が好きにできるようになっているが資材は自分で確保しなければいけないし外の時間と中の時間が同じと言う品物である。力が強いダンジョンから出るのは外と中の時間が違うものもあるそうだがそういうものは流通するのは希なものである

「お前の幻想球は畑オンリーだもんな。花畑・家庭菜園・果樹園だっけか?」聞いてくるので頷いておく

「食べるのに困りたくなないから。花畑と果樹園は趣味だしね。毎日ちょっとずつ手入れしているから普通の畑と遜色ない食べ物が手にはいるし私以外の人間がいないから環境も良いしね」

「勉強とかで忙しそうに見えるんだけどな。どこにそんな時間を捻り出しているのやら」呆れているが、長年使っている幻想球は外と中の時間の差が最大30分出ると言うことを。なかで1時間の作業をしても外では30分しかたってないと言うお得な情報を・・・・

「ねえ。普通バージョンでも時間差がつくとか知らないの?」聞くと驚いているので説明すると自分達の幻想球の設定を調べている

「本当だ。これで色々できるな」にやっとしている大人達が気持ち悪かったので少し距離を置いておく。

「そう言えば夏休みは帰るんだろ?」聞かれたので

「そうですね。アクア狩りもしたいし。こっちは暑いからいたくないって言うのが本音だけれども」そう答えると暑さにやられ始めている耕介さんのパーティーメンバー納得しているようだ。暑くなってきて我慢できない日には去年用意した雪の結晶を窓側において涼んでいるのだが、夏休み間での間に氷の宝石擬きも使うことになるのだと思うとちょっと心が折れそうなる

「アクア狩りは金になるからな。生活費と返済に当てようと思っているお前の考えも間違えじゃない」そういいながらお酒を楽しんでいる

「何をしているのですか?」声をかけてきたのは学年担当の先生だ。冒険者専科の臨時教師たちと魔石専科の問題児が一緒にいるのをみて怪訝な顔をしている。申し送りはきちんとされているのだろうか?と思ってしまう瞬間だ

「こいつの親に世話をお願いされているんですよ。ですから時々一緒に食事をしながら話をしているだけですよ」そう答えているのがリーダーさん

「俺のはとこに当たるんですよコイツ」そう説明する耕介さん。私と耕介さんの顔を交互にみているが、はとこだから顔が似ていることなんてないだろう。遺伝子を調べるか家系図を調べないと分からないと思うんですけど・・・・

「親御さんの依頼でですか。余り深酒をしないように」納得したみたいだが、それで間違ったてたらどうするのですか?と聞きたくなる

「ああ。大丈夫だ。職員専用回線を使って裏を取ったみたいだから」

「そう言う回線あるんだね。まあ、良家の子供も預かっているからないと困るよね」納得している私をみて変な顔をしている

「だってそうでしょ?良いとこの子供を預かっているんだからちゃんと裏を取らないとヤバイことだってあるだろうし。マンモス校だから瞬時に判断なんてできないと思うんだよね。むしろできる人間の方がすごいと思うよ。家の内情とか色々理解した上で学校で教職員していればストレスだってたまるだろうし。外部生徒との軋轢とか修正する係りの先生とか大変だよね」そう言う私に

「お前が言うな」と突っ込みを入れてくる

「私は譲れないものを主張しているだけで問題なんて起こしてないもん。そもそも人のものを欲しいからといって強奪とか人として終わっている。何を勉強してきたのやら」呟いてからサイダーを飲み干した

のんびり昼休みを過ごしてたら香師を受講している生徒から何で!!といわれと聞かれたが、何が何でなんだろうと思う

「そう言われても分からないと思うよ」そう私の変わりにいってくれたクラスメイトに黙礼を送る

「あ。そうよねごめん」一瞬反省したようで色々と話してくれたが要するに花からの魔力が分からないから香り玉ができないと言うことらしい。

「そう言うことは」先生に聞くように言うと

「聞いても分からないから聞いているの。わかるんでしょそこら辺も」と言われたのでうなずく。どう説明すれば良いのかしら?と周りを見回して良いものを見つけた

「あそこに置いてある私の涼セットから出る魔力を感知できる?」そう聞いてみると少し首をかしげながら波長を感知しようとしている

「少し月属性がある水属性?」答えた。雪の結晶は元々水の属性である。そこに私の属性を混ぜ合わせているからそれで合っている

「そう。それが分かれば花の魔力もわかりやすいと思う。花がつぼみから徐々に濃く為ってくるから感知の練習にはちょうど良いと思うけど」そう言って説明すると

「頑張って見る」晴れやかな顔をして席に戻っていた。

「普通にやり方がわかるって言うことは出来るんだ」そう言ってくるクラスメイトの一人に言われたので

「趣味の範疇で同じようなものを作って使用しているからね」

「そう言う風な感じで薬草の奴も作るきっかけ何だろうけど・・・」なにか思うことが有るようだが私には理解できない葛藤なのだろうと放置しておく

「夏休みはどうするんだ?」ダンジョンで仲良くなったクラスメイトに聞かれたので

「夏に負けそうなので実家に戻るけど?」何でそんなことを聞くの?と訪ねると

「いや。夏休みにダンジョンに籠るからどうだろうと思ってな」そう言えばダンジョン攻略しているの知らない人が多いんだよね。そこまでの仲じゃないし良いか

「どこに籠るの?大体のところなら2・3日で踏破できるでしょ?」逆に訪ねると驚かれた

「はあ?何でそんなこと言うんだ。2・3日じゃ踏破できないだろう。小さい所だって」うん?なんかずれている感がある。その後、言葉を重ねて話してみれば納得できてしまうがそこまで重装備でいかなくても良いのでは?と思ってしまったの

「うんと。まず私の基本装備は」と装備の説明をしてあげる。実家でダンジョンに挑んだことがある人間は、私の説明に突っ込みを入れたりしてわいわいと昼休み盛り上がった。

「へー。そう言う魔道具もあるんだ」と腕輪をみて感心しているクラスメイトたち

「うちの兄弟とか親族はみんな基本同じ機能がついているんだよ。そのあと自分ように改造していくんだけど」

「良いな。誕生日プレゼントが魔道具何て」そういっているクラスメイトが大半だ

「嬉しいけどね。あとは自分で責任をもってやりなさいよって言われるんだよ。ダンジョンに潜ることは自分の命は自分でどうにかしないといけないからね。そのためにどれが必要かそうじゃないか自分で体験して色々考えるんだよ。親とか兄弟に聞いたりするのもありだけどね。ダンジョンにこもれば小遣いだってなくなるし」そう言う私にはあ?となる人と納得する人

「だって考えても見なよ。小遣いじゃ到底装備を整えられないでしょ?それに単純計算だと自分達の稼ぎよりも稼いでくるんだよ。子供が」と言えばそうだよねと納得している









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