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石造り  作者: 桃花
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やることがないと思いつつ活動しやすい時間帯に勉強する。特別学習で薬草のを作っている。作るためには薬草の知識もないといけないからと言うことで薬草学も勉強しているらしい。一緒に薬草学の連中も新しい魔石について勉強しなければと言うことで効能や出来る過程を学んでいる。つまりは2クラス合同で行っている授業となっているのだ

一緒に参加しても良いのだが、薬草のことも専門的には知らないが採取の率が高いものは網羅しているので特に授業を受けていも暇であるし魔石に生成する技術的には劣るがやり方は私が産み出したものなので・・・といった感じである。先生が効率的に出来る方法を作り出してくれないかなーと思いながら採取してそのまま倉庫に放置していたものを取り出して選別・保存するための手入れをしていく。その間も借りとるときよりも少ないがある程度放出されている魔力を集めて魔石にするのとこれ以上魔力放出しないようにする作業を同時進行して行う。同時進行になれると4つほど同じような作業をおこなうことが出来るので効率的に仕事が出来るのは大変便利だがやり過ぎると頭がいたくなると言う副作用があるのでやり過ぎには注意が必要だ

頭の回転率が早く情報を処理するのが上手な人間はそうでもないが、そういう頭脳関係の仕事は苦手な私はちょっとといった感じである。ルーチンワーク的にやっているのは意識しなくても出来るので問題はないがそれでも5つ以上作ろうとすると途中で頭痛が出始めるのでこれ以上は無理なのだろう

手を動かしつつ同時に魔石を作っている私をクラスメートがあきれている視線を感じるがなにか?

先生が呼んでいると言われて広げていた薬草を薬草入れに仕舞いそれをさらに魔道具に収納してから他の学生と先生が寝泊まりしているギルド運営の宿舎に顔を出す。

「全員揃ったな。そろそろテストの時期だ。だか、基本授業を度外視して実習をしていたので基本授業のテストをしても学力的に厳しいものがあるのは目に見えて明らかだ。と言うわけで、今日から基本授業を再開する」そう言って会議室を借りてのテスト対策をすることとなった。基本授業の代わりに実習のあとに配られていたプリントを真面目にやっていた生徒も居ればそのまま寝てしまって手をつけていない生徒もいる。先生たちもそこら辺は理解しているようで2クラスの担任・副担・補佐の6人でわからない生徒を集めて丁寧に教えるグループと理解が早い生徒のグループに別れて勉強が始まった

実習は来年度までと言う長期間で設定を組んでいるらしいと言うことを私ははじめて知った。なぜ?と聞く私に休憩時間話をするようになった人が教えてくれたことに驚いた

「あれだよ。君が夏に使っていたやつが中央では結構なお値段になる品物で。それを作るための技術を得たくてという人が多いんだよ。特に先生たちが」とやや呆れた顔で教えてくれた

「へーあれがね。ここら辺の子供たちは作れる子は多いよ」知らなかったと言うと

「普通に結晶を採取するのは俺だってできるけど。あんな風にはできないぞ」と同じ雪国の人が教えてくれた

「以外と簡単だけどな」

「普通に雪の結晶を魔石化とかできないから」と作り方を教えてあげて猛暑に負けそうになっていた人が言う

「中央の夏は恐ろしいからね。それに魔石化っていっても完璧なものではないからね。雪の結晶のストックは多いほうがいいのはたしか」来年に向けて準備は必要だと頷いている私を見ながら中央の人間はあり得ないと言う顔をしているが

「雪国の人間は30度以上の外気温になれてないから溶けるしかないんだよ」そういいながら大量にストックするつもりの雪国出身者

そんな馬鹿げた会話をしながら早朝から夕方まで勉強を頑張ってなんとか末期テストに間に合った2クラス。実習中だからと言う目こぼしもあり留年する危機を全員で回避して冬休みに入ったのはすでに雪がうっすらつもり始めた頃だ

家に帰らない人間と新年だけは帰ると言う人間がいるが大体は宿舎に残ったのは魔石職人になると言って家族からつま弾きにされている良家の人間たちだろう。何がダメなのかさっぱりわからないが魔石職人=ダメ人間と言う認識が上流社会ではあるらしい。そんな上流社会が一番魔石の恩恵にあやかっているのにだ

色々言いたいことがあるが、そこら辺は変に喧嘩を売る必要性もないので特になにもしない。

「本当になにもしないんだな」とあきれているのは仲良くなった上流社会の出身のクラスメイト。

「なにもしないよ。否定も肯定も売買も」ニヤリと笑って雪道を散歩している私を見てニヤリと返してくる。

事の発端は上流社会の人間が何を思ってかギルドに来て魔石職人について色々といってくれたのである。ちなみに薬草学の人間にも喧嘩を売ってきたのできちんと買わせてもらった。

にっこり笑ってそこまで言うならと言うと青い顔をして逃げていったので特にてを出さなかった。それこそ家を潰してもそういう風に思っている輩がたくさんいるだろうからどこかひとつ見せしめにしても一時的に鳴りを潜めるだけだ。それならなにもしないほうがいいと言ったらその場にいた人間たちが

「あそこまで言われてなにもしないの?」と言われたので

「いえ。本当になにもしませんよ。やるとしたら魔石職人の協会にこんな風に言われたのでと通達するくらいで」と言うと何がなんだかわからないと言う顔をしている人間たちが多かったが、その場にいた幼馴染みと飛竜族がご愁傷さまといった感じで逃げっていった方向を見ていた

「職人全員がボイコットするとは思わなかったですけど」そう言って笑って別れてた。色々と暴言をはいた場所が悪かった声音つきですべての薬師と魔石職人が上流社会の総意と受け取ってなにもしなかったのである。

本当になにも死にそうになっている人間には一般的な対応をして死なない程度のものを渡しているみたいだがそれ以外はなにもしない。道徳的な意味で死にそうな人間は別と言う認識なんだと思う

散歩しながら雪の結晶を集める。雪の決勝と言っても風花つまりは雪のことではなく雪が持っている魔力を少しずつ固めたものである

雪の魔力は浄化と冷たさが特徴であるから保存とかに使用する人間もいるが大体は儀式で使われたりする

小指程度に魔力が固まり魔石化したなら自分魔力で作った魔石のなかに入れて核とする。魔力が馴染むのは半年先のことであるが、ちょうど夏のはじめぐらいには使用することができる計算となっている。純粋な雪の魔石と私の無属性が混ざると混じりがない雪の魔石ができる

ちなみに水と混ぜれば氷の魔石となるのでゲリラ豪雨で作った水の魔石にも核として入れておく。自然発生したゲリラ豪雨で作った水の魔石とは相性がいいらしく1ヶ月ほどで使い物になる魔石ができる

それを更に精製して質の高い魔石にしておけば暑い中央でも涼しく過ごせるのは立証済みである。ちなみに風に混ぜるとなぜか吹雪の魔石になるので冬に雪を降らせる事ができるのも実証済みである

余りの暑さにやってしまったのだが、雪国出身の人間には喜ばれ中央出身・南国出身の人間には呆れられた思い出がある

私のように雪の魔石を作っている人間と普通に雪遊びをしている人間がいる

散歩を終えれば普通に勉強してのんびり得物を手入れしながら魔石を精製している私

家でもやることがない姉たちは来年のために迷宮に攻めた時の反省と対策。それに訓練をして時間を潰していたり趣味のことをしている

暖かいストーブの近くで読書しながら魔石を精製するのは私の幸せである。時々発生するスノーマンを退治するバイトは体力が有り余っているアクティブな人たちがするのでのんびりするのに限る。凍傷にならない様に一応注意喚起はしているので問題ないだろうと思いつつ魔石クラスなのに討伐に出るアクティブなクラスメイト見ながら思う

スノーマンからとれる氷の宝石は高額商品である。まあ、作れなくないが面倒なのでスノーマンから採取したほうが早いのである。

「なぜにそこまでするかな」とスノーマン狩りに同行して思う。姉のパーティーと幼馴染みのパーティーが混合で大量のスノーマンを処理している。

ちなみに私が連行された理由は倒された時にスノーマンか出す雪崩防止のためである。スノーマンが倒された時に出る魔力を生成する陣を発展して精製・生成すれば雪崩がでないと学んだ姉と幼馴染みはよく私を連行してスノーマンがりに出掛ける

「終わった!!」とほくほく顔で氷の宝石をかき集めているパーティーメンバーたち。モコモコ姿で討伐をしていた場でのスノーマンから発せられる魔力を集めて魔石に生成する作業に専念した私。前者は肉体的疲労で後者は精神的疲労である。

「大丈夫?」と聞いてくるのは青い顔でたっているからだろう。聞いてくる方はからだから湯気が出ている様に見える。羨ましい

「寒い。大丈夫違う。家に帰ったら風呂に入るか途中で温泉を希望する」とカタカタ体を振るわせながら言うと

「了解」といっている。そろそろ大丈夫だろうと猛暑で作った魔石を使って少し暖かい風を自分の周りにふかせる。この熱風を生成して冬に使えないかと一応1ダース試しに作ってみたやつだ

「暖かい!!」そう言って私に引っ付いてっ来るのは姉だ

「マジで?」と幼馴染みもくっついて来て暖かさを確認している。これはと言う顔をして魔道具に氷の宝石をしまってからねだるような顔をしてきたので姉と幼馴染みのパーティーメンバー周辺にも軽く展開しておく

「夏は涼しく冬は暖かい。マジ一家に一台欲しいわ」冗談で呟く幼馴染みに

「あげないよ!!」と冗談で返している姉たちのじゃれあいを見ながら家に帰るためにバス停まで進行する。バスの待ち時間に温泉で汗を流すのは他人に対する配慮と風予防である

「暖かい。極楽極楽」体の芯から暖まる私を見て笑っているのは両パーティーのメンバーだ。フロアがりの一杯を飲んでバスにのってギルドへ。討伐報告と氷の宝石を売買して人数分に分けていく。私は宝石代は要らないから自分で生成した魔石を貰うことを事前に了承してもらっているので特にそこには参加しないでギルドないのお菓子屋に乾燥果物を売っておやつを購入する

乾燥果物や砂糖漬けの果物はどの時期でもいい値段で売れるから嬉しい。ある意味物々交換して得た饅頭を食べながら姉たちを待っている時間も結構楽しいのである

家でのんびり倒したスノーマンから生成した魔石を精製しながら正月番組を見ている。家族の邪魔にならない場所で魔石を精製しているのでクルクル精製されている魔石は大体私の頭の上で作られている

「それって商品になるの?」そう聞かれた。聞いてきたのは姉のところに遊びに来ていた幼馴染み

「なるよ。天然物とはちょっと質は落ちるかもだけど氷の宝石だからね」そう答えると少しだけ驚いている

「要するにスノーマンの魔力が凝り固まって氷の宝石になるのは立証されているんだから、討伐時に出る魔石を吸い上げて魔石にしたらそれは氷の宝石なんだよ。あとは整えて磨けばいいだけなんだな。天然物と違って効果は薄いけれども」そういえば

「人工ものってそうなんだ」といっている。まあ、天然物に近い様にすることもできるけれど寒いし

「できる限りは近付くことはできるけど、寒いのやだし」そういうと納得している

氷の宝石は氷の加護が得られるものであるので備蓄庫とかに使われる。氷の魔石は涼しくなるだけだから備蓄には向かないので食品業界では飛ぶように売れる。数が少なく出回る時期も限定されているから高く取引される

クルクル回る氷の宝石。出回れる品質になるとサイズが小さいので同じサイズのものと融合して更に精製する。

結局出来たのは5センチくらいのが2つであった

うむ。今年の授業料になるかしら?と思いつつギルドに持ち込もうとしたら普通に叱られた親に

「あんた。そういうものは売らずに取っておきなさい」となにかあった時の虎の子して保存するように言われたので素直に従う



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