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石造り  作者: 桃花
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ご都合主義だなと思いながらもそれならそれでも良いかなと地元でとある素材を採取している。素材自体は珍しいものではないが加工すると便利な道具に為るため冬季ダンジョンで活動出来ない代わりにダンジョンに潜る人たちの収入源となっている

普通に自分達が使う分は自分達で素材を確保してる為に緊急依頼として要請がかかることはないのだが、今回は同じような問題を抱える地域に新たな産業をという政府の方針が有ったために素材不足にならないためにとサンプルとして良質な物が大量に必要になったと説明がされた

別に私で無くてもいいよね?と依頼書を持ってきた顔見知りのギルド職員に聞くと

「今時期この素材を扱ってるの君しかいないから」言われた。売り買いしているのは私だけだが自分用に確保している人が要るだろうと突っ込むと

「冬季の収入源を手放さないだろう普通。それに良質なものを一定量採取出来るの君だけだし」そう言われたらどうにもならない。頑張ったのだが、学校の方にも国から圧力がかかったようで採取するために費やした日時は特別に授業を受けたようにしてくれるという話になっていた

ザクザクと鎌をふり素材を採取しながらも刈り取った時に出る特殊な魔力を集めて固める作業を同時進行で行う。ルーチンワーク化している太陽とか自然の魔力を魔石に生成するのも同時に行っているために作業の邪魔にならない場所で尚且体に近い場所ではくるくる魔石ができている状態だ

かなり後方ではクラスメートが先生やギルド職員の指導のもと薬草を採取するときに出る魔力を魔石とする作業の練習をしているし同じような場所で薬剤専科のクラスの人が自生する薬草の見分けかたをギルド職員の指導のもと行っている

実家の周辺の山々は薬草や素材を保護しながら採取しているため普通の野山より採取の勉強にはうってつけではある。取りすぎずとならすぎず。根ごと取らない等のルールを整備したので安定した採取が出来るようになったが普通の場所ではこうはいかないと思いますけど。と心のなかで突っ込みを入れておく

早朝から昼間で素材を採取したあとは普通にギルドで素材を売り払う。緊急案件でしかも良質な素材を大量に卸す私の存在はギルドの金庫番的にはどうなんだろうと思うがそれについては国から支援があるから大丈夫だと以前どこかで聞いたので遠慮なく卸している

「今日も大量ですね。そろそろ確保したい定数に達します」そう窓口のお姉さんに言われたので頷いておく。定数になったら教えてほしいとお願いしていたのだ。取り過ぎても値落ちするし私は不器用な方なので特産物を作るのは苦手である。核となる物は別枠らしいので売買はあとからすることにした。一番高値で売れるときが売り時だろ?

そもそも卸している素材と他の素材を混ぜて形成しても特産物にはならない。素材から出る魔力を核としないと意味がないのだがそこら辺はちゃんと説明しているのだろうか?と切れ者と言われているギルド長に疑問を感じる。普通に採取した素材には保有している魔力があるがそれを核として利用するのか?それならば良質と指定したのも理解できるが、魔石として形成されている核の方が遣りやすいのだが。そこら辺は上の判断だから良いのかと考えないようにする

家にでのんびりしながら魔石を精製しながら勉強をする。授業を受けているとされているが、表向きでありちゃんと基本学習をしていなければ学校を退学させられてしまうのでやらねばならないことである

ギルドから戻る時に教員から配布されたプリントを教科書を見ながら答えていく。よく分からないところは教員に教えて貰いにいくがまずは自分で解く努力をすることが大切であると言われたことがあるので頑張ってみる

どう頑張ってもわからない問題や間違っていてやり直しても正解にたどり着けないのを教えて貰うためにギルドで用意している先生のいる部屋に行く

部屋といっても職員室的な使われ方をしている場所なので他の生徒やギルド勝因もいる

目的の先生に質問をして解き方を教わる。それが身に付くためにと問題を増やされるのだが自分のためなので頑張ることとする。家で問題と向き合っていると学校から姉が帰ってきた。

最近はすぐにダンジョンに行かずに仲間と一緒に勉強会をしてから向かっている。宿題を忘れないためにと言う話だが、勉強してからダンジョンにと言う習慣がついてから授業が楽しいといっているので良い習慣なのだろう

勉強を終えたら散歩に行く

朝から山にいっているから海の方にいっているが海の方でも特殊依頼が出そうな雰囲気である。何だかんだと良いながら冬休みが始まるまで依頼が途切れる事は無さそうな雰囲気だがどうしてだ?と思いながら海面を飛行する飛竜を見る

ああ。そんな時期かと明日採取する素材を増やすことにした

飛竜が飛んでいると言うことはそろそろ巣籠もりの時期である。巣籠もりの時期になると素材確保が難しくなる地点があるのだがそれを解消するのがとある素材である

その素材があれば巣籠もりも安心して出来るとあって飛竜が欲するが人間パージョンの飛竜が探してもなかなか見つけられないと言う難点があるものだ

「と言うことなので」と他の素材を売りに行ったときにカウンターの人に素材を鑑定してほしいと依頼した

飛竜との交渉はギルドは介さないのがルールであるが鑑定等はギルドがしてくれる。顧客を持っているの数と品質を揃えたいので鑑定をお願いする

鑑定書つきだと安心すると言うのが人間臭いと思うがそれが信用に繋がるのなら必要経費として我慢するのが素材を扱う人間の矜持だろう

飛竜用の素材はすべて良質だと鑑定書を書いてもらってそれらを一緒に仕舞う。飛竜が交渉にいつでも来ても良いように多目に用意しようと思い採取しはじめて一週間

顧客が家を訪ねて来た。いつも買い取ってくれる夫婦が今年はじめてのお客様。鑑定書と素材を見せて2セットお買い上げしていくと同時に最近話題の魔石として薬草を採取した時に精製した魔石について話をしてきた。まだ公表されていないはずなのにそう疑問に思っていると

「仕事柄上層部と交渉するんだがな。サンプルとして出されたんだが、お前の跡が見れたからな」そういってきた。つうか普通に交渉に出すなよと言うかそんな上の人間だったのかよ。おっさんと違う意味で驚いた

「お前ならやりそうな感じだから特に驚かなかったがな」そう言って奥さまと帰っていった

いやはやと思いつつ商品を整える。期間限定で開くお店なので時間が勝負だ。進学していないかもよと去年言っていたから開いていると聞いて駆けつける人が多いがもしかして素材のために私を戻したとか言わないよね?と顧客が少し引いた時に考える

基本的に顧客の仕事を聞くことはないが、話の端々ですべての顧客が高官だと認識している。巣作りに関しての飛竜のこだわりを認識している私としてはやりかねないと思う

顧客が来ない時は勉強したり採取した素材を店舗に補充したりして過ごす。すべての商品が売れたのだが、顧客の一組がまだ来ていなかった。その人たちが好きそうな素材を採取して避けておいたので急に来ても問題ない

緊急依頼はすでに終わっていたので学校に帰っても良いのだがギルドから帰って良いよと言う伝達がないのでのんびりしている。クラスメートたちは薬草の方の魔石生成の技術を取得するための実習中である。発端である私は実習に参加しなくても良いとのことなので好きな事をする。飛竜が多く巣作りに来る。荒くれ者が増えるがそれをどうにかするのも飛竜と地元の人間が合同で作っている警備隊がある。そこに飛竜でも人間でも使える薬草を卸す事をしている。素材だけでは困ると思われるが警備隊には薬師も在住するから問題ない。

警備隊に出入りして飛竜の上層部と懇意な私が気にくわないと攻撃を仕掛けるやんちゃさんもいるが大体返り討ちにしている。

その日も不意打ちに攻撃してきたやんちゃさんを返り討ちにしようとしたら

「それは止めておけ」そう言ってやんちゃさんを止めながら私の攻撃を止めるおっさん。私に引っ付いている小さなお嬢さん

「来るのが遅いですよ。ロリコン」そうやんちゃさんを伸している顧客に話しかける。見た目お嬢さんだが実は・・・・と言う夫婦である

「ロリコンはやめてくれ」そういいながら近づいて来る奥さんは薬師であるから私と仲がよいから引っ付かれても問題ない

「見た目な話しだけどね。で、どのくらい欲しいの?」と交渉の場を警備隊で行う。攻撃してきたやんちゃさんを警備隊に引き渡したからだ

「いつも通り」そういわれていつも通りの数を渡す。おっさんは飛竜なのにダンジョンを攻めるのを趣味としているので欲しい素材と物々交換している。海のダンジョンでとれる誕生石を毎年対価として貰っている。誕生石コレクションがまた増えたとウキウキしながら対価として貰ったコレクションを仕舞う

「加工しないのか?」そう聞かれた

「原石が好きなのです。それにこれくらいのものを加工するのは大変なんですよ」そう答えるとそういうものかと言いつつ

「お前の顧客の一人にそういうのが得意なやつ居るだろうが。そいつに対価でつくってもらえば良いだろう?」とのことだが

「装飾品て自分のものだと誇示するものなのよ。なにが悲しゅうて自分で作らなくてはいけないのよ」呆れながら断ると残念だと良いながら出ていった

さて、仕事も終わったから何をしようかしら?と思いつつ家に帰る




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