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優しい母は安心する
実家の邸に帰ると早速お母様に相談した。
フレン様はどう思っているのかと。
ミラ様に言われたからエスコートして下さるのか、それとも、私がファリアス公爵の娘だからで、仲の良いクロム兄様の妹だからエスコートして下さるのか。
「フレン様は昔からリュエナに優しかったし気にすることないわよ。」
居間のソファーに並んで座ったお母様は、大丈夫よ、とでもいうような笑顔で言った。
「リュエナは綺麗に着飾って、ダンスももう少し練習しましょうね。フレン様に恥をかかさないようにと頑張ったらいいと思うわよ。」
「はい、頑張るわ。」
お母様の優しい笑顔は何だか安心する。
やっぱりお話して良かった。
これが、お父様に大事にされている証かしら。
お母様と二人お茶を口にしているとお父様が帰ってきた。
「ルーナ、リュエナが帰っていると聞いたが…何だ二人一緒か?」
「おかえりなさいませ、カイル様。」
お父様は何の話しだ、と聞いてきたがお母様は女同士の話です。と秘密にしてくれた。
何だか、お母様の顔を見ると安心したから明日には王都の別邸に帰ることにした。
お父様は、何故すぐに帰るんだ。と言っていたが今はお父様どころではない。
明日にはフレン様に会いたい。
エスコートをしてくれるお礼にいきたいし、何だか会いたい気持ちだった。




