番外編(パティさんのお店は、)
今日は、ギリンガム伯爵夫人のパトリシア様が邸に来る。
パトリシア様とは友人になり、私はパティさんと呼ばせてもらっている。
クロムももう六歳でリュエナはもう四歳になった。
子供たちはもう寝てしまい、私達は夕食の後パティさんと二人で私の部屋にいた。
パティさんは6年位前からランジェリーショップを経営し、結構人気で成功していた。
特に貴族に人気らしく、売り上げは上々だ。
次の2号店は王都に出す予定で、その土地と建物をカイル様が貸すことに決まっていた。
以前パティさんと知り合った時に、凄い下着を頂いたが、あれは試作品だったらしい。
そして、今日も私に下着を持ってきてくれた。
「もう少し落ち着いた色がいいのですが。あまり派手なのはちょっと…」
「これくらい普通よ。ファリアス公爵はきっとお喜びになるわよ。」
パティさんは、ほほっ、と口に手を当て笑っていた。
結局、普通の淡い色の下着を数枚購入した。
「こちらは、サービスで差し上げるわ。」
そういいながら、両サイドが紐になっているパンツを私が購入した下着に紛れ込ませていた。
パティさん。
要りませんよ。
カイル様は、ああ見えて意外とすけべなんです。
また、隠しておこう!
「パティさん、夜にありがとうございます。」
「こちらこそありがとうございます。おかげで王都の一等地に店が出せるわ。投資もしてくれたし、感謝するわ。」
「カイル様は見込みがないところには投資はしませんから、パティさんの手腕ですよ。」
お互い挨拶をして、お開きにしようとすると、カイル様は待ちきれないのか、やってきた。
「ルーナ、まだ終わらないのか?」
「もう終わりましたけど、入ってきたらダメですよ!」
カイル様、あんな派手な下着を見てはいけませんよ!
カイル様を下着を並べている部屋に入られないように廊下に押し出していると、パティさんがカイル様にも、店や投資のお礼を言った。
てきぱきと残った下着を片付け、パティさんはでは、失礼します。と部屋を後にした。
「随分時間がかかったな。」
「女性の買い物は時間がかかるのですよ。」
カイル様は、わかったわかった。と頭をかきながら言った。
「もう寝るぞ。早く来い。」
「はい。」
カイル様が、額からゆっくり唇にキスをし、私はカイル様の胸板に手を添えていた。
私は急いで寝支度をして、カイル様の待っている寝室へと行った。
そして、いつも通り二人で朝を迎えていた。




