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うっかりで国家揺らすな
王都。
その規模は今までの街とは比べ物にならなかった。
「でっか!!」
ハルキの第一声である。
「田舎者丸出しだな」
「うるせぇ!」
城、城壁、商店、すべてが巨大。
ハルキの視線は止まらない。
(あの店何売ってんだ?あの塔なんだ?てかあの人服すげぇな)
完全に観光モード。
だがすぐに王宮へ呼ばれる。
謁見の間。
国王が口を開く。
「よくぞ王都を救った」
実際は原因でもある。
褒美として提示されたのは——
爵位。
「いらん」
即答。
場が凍る。
クレアが小声で叫ぶ。
「受け取れ!!」
「めんどくさそう」
「それを言うな!!」
ダルムは爆笑していた。
結局、辞退。
前代未聞である。
その後、庭園へ。
「この花キレイだな」
ハルキ、触る。
クレア:
「待——」
遅い。
毒。
ハルキ、即ダウン。
「うわああああああ!!」
騒然。
「なんで触るんだ!!」
「知らねぇよ!!」
だが次の瞬間。
「……あ、これ解毒できる」
「は?」
過集中記憶。
処理。
復活。
周囲:
「なんなんだこいつ」
正解である。
こうして王都でも、
“やらかして解決する男”として
しっかり認識されたのだった。




