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だいたい理解した(していない)
迷宮最深部。
そこには巨大な装置があった。
周囲には倒れている調査隊。
明らかに異常事態である。
クレアが呟く。
「……これは、精神を奪う類の装置か」
ダルムも顔をしかめる。
「ロクでもない代物じゃな」
ハルキは近づいた。
(これ、構造どうなってんだ?魔力の流れが……あー、なるほど)
数秒。
「分かった」
「早いな」
「人の精神エネルギー吸ってる」
「最悪だな」
さらに数秒。
「止め方も分かった」
「もっと怖いこと言うな」
ハルキは装置に触れた。
その瞬間、
異形の魔物が現れる。
調査隊の精神が歪んで生まれた存在。
クレアが剣を構える。
「来るぞ!」
だがハルキは動かない。
(ここ外せば止まるな)
完全に別のことを考えている。
魔物が襲いかかる。
ダルムが防ぐ。
「小僧!集中せい!」
「してるしてる」
方向が違う。
ハルキは近くのアーティファクトを掴んだ。
「これでいいか」
投げる。
ドォォン!!
魔物消滅。
「雑すぎるだろ!!」
「勝ったからよくね?」
そして装置停止。
光が消える。
調査隊が目を覚ます。
全員救出。
クレアは呟いた。
「……なんで成功した」
ダルムは笑う。
「ハルキだからじゃな」
説明を放棄した瞬間だった。




