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強敵なのに攻略が雑すぎる

ボスは咆哮した。


空間が震え、衝撃が走る。


普通なら足がすくむ。


だがハルキは違った。


(あー、このパターンね)


知っているような口ぶりだが、たぶん知らない。


クレアが叫ぶ。


「来るぞ!」


攻撃。


回避。


ダルムが受け止める。


「重いのう!」


「だからボスだ!!」


ハルキは周囲を見ていた。


(弱点……どこだ)


目が止まる。


「あ、あそこ」


「どこだ!」


「光ってるとこ」


「それ弱点じゃない可能性も——」


「投げるぞ」


石、再び。


直撃。


ボスがよろめく。


「……正解かよ」


「もう一回」


「やめろ雑すぎる!」


だが結果は出る。


ボスが崩れ始める。


ダルムが笑う。


「ハッハッハ!簡単じゃな!」


「簡単じゃない!!」


難易度が崩壊していく。


だがそれは、


“やり方が異常なだけで、間違っていない”。


ハルキは肩を回す。


「終わりだな」


クレアが呟く。


「終わり方がおかしいんだよ……」

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