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戦利品でまたやらかす
ボス撃破後。
部屋の奥には宝箱。
「来たな」
「来たなじゃない」
クレアは警戒する。
「罠がある可能性が高い」
「あるな」
「分かるのか」
「なんとなく」
「その“なんとなく”万能すぎるだろ」
ハルキは宝箱に近づく。
(ここ、引っかかるな)
指で軽く押す。
カチッ
横の壁から槍。
「ほらな」
「ほらなじゃない!!」
中を開ける。
光るアイテム。
「これ強そう」
「触るな!」
遅い。
触った。
発動。
ドォン!!
煙。
沈黙。
「……何した」
「分からん」
「分からんで済ますな!!」
だが次の瞬間。
「……あれ?」
ハルキの体に変化。
魔力が増幅している。
「強くなってる?」
「なるな!!」
ダルムが笑う。
「ええのう!」
クレアは頭を抱えた。
「もう嫌だこの流れ……」
だがハルキは満足そうだった。
「なんかいい感じ」




