表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/31

案内人、方向音痴を連れてくる

地下への入口を探す段階で、問題が発生した。


「道が分からん」


「当たり前だ」クレアが言う。


そこでダルムが胸を張る。


「案内人を雇ったぞ!」


現れたのは自信満々の男。


「任せてください!地理には詳しい!」


——一時間後。


「ここさっきも通ったよな?」


「いえ、初見です!」


三人は同時に同じ看板を見た。三度目である。


ハルキは壁を触った。


(湿度が違う。風の流れも)


「こっち」


「根拠は?」


「なんとなく」


「それで当たるのが腹立つ!」クレアが叫ぶ。


実際、当たる。曲がり角を一つ、二つ。空気が冷える。


案内人が慌てる。


「ち、地図では——」


「地図が間違ってる」ハルキは即断する。


やがて隠し扉が見つかる。


「……本当にあった」


「だろ」


「威張るな」


案内人は崩れ落ちた。


「私の存在意義が……」


ダルムが肩を叩く。


「気にするな、たまにある」


「ないです!!」


地下へ続く階段が口を開けた。


ハルキはためらわない。


「行こう」


説明はない。だが進む。


理由はシンプルだ。


(面白そうだから)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ