5.DAY10 十月八日(水) 速報
【速報】京大研究チーム、全国医療データに「説明困難な変動」
生体指標にごく微細な異常、原因は調査中 10月8日11:48配信
京都大学医学部の白石俊明教授(疫学)は8日午後、全国の医療機関から集積されたデータに統計的に説明が難しい微小な変動が確認されたと発表した。
変動が確認されたのは、細胞の状態を示す複数の生体指標で、なかでもテロメア短縮率や細胞分裂頻度に、通常値をわずかに上回る傾向がみられるという。
白石教授によると、当初は測定誤差や一時的な環境要因が疑われたが、同様のデータが地域差なく複数の医療機関で確認されていることから、詳細な解析を進めている。
会見で教授は次のように述べた。
「現時点で、健康被害を示すデータは確認されていません」
「ただし、全国的に非常によく似た変動が観測されており、統計的にはやや特異です」
「自然な個体差として説明するには、ばらつきが少なすぎる印象があります。慎重に検討する必要があります」
また記者から「老化促進などの可能性」と問われると、
「そのような解釈を現段階で行うのは適切ではありません」
としたうえで、
「あくまで数値上、ごく軽微な偏りが見られている段階です。原因は不明であり、断定できません」
と強調した。
■未知の感染症などの可能性は?
白石教授は、感染症や局所的環境要因による影響についても検討しているとしながら、
「現時点では、既存のモデルにそのまま当てはめるのは難しい」
と述べた。
そのうえで、厚生労働省に対し全国規模での追加調査を要請している。
■テロメア短縮率とは?
テロメアは染色体末端に存在する保護構造で、細胞分裂のたびに少しずつ短くなる。
その減少速度(テロメア短縮率)は、生物学的な細胞活動の変化を示す参考指標のひとつとされる。
ただし個人差が大きく、単純で健康状態や寿命を示すものではない。
■厚労省「追加検証を進める」
厚生労働省は8日午後、
「現時点で健康への直接的影響を示す証拠は確認されていない」
としたうえで、関係機関と連携し追加検証を進める方針を示した。




