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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、SS級の先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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195話 みんな大好きロマン

※ジョンソンとリチャードは英語、トシくんと安倍さんはたまに日本語です




「オイラは今ダンジョンの80階層の街にいるんだけど、君たちは何階層にいるんだい?」



「僕たちは今75階層を探索中です」


トシくんは流暢な英語で英雄に返答する。



「そうなんだ!じゃあほとんど同じだね。最近攻略の進み具合はどうだい?オイラはソロで攻略しているから少し大変でね、物理攻撃特化型のモンスターや魔法が効きづらいモンスターだと苦戦するようになってきたんだ、、、」


英雄の表情はこの部屋に来た時とは変わって、真剣な表情に変わっていた。



「僕たちも似た状況です。敵が強くなってきているのを実感してますね。ミスター・ジョンソンはパーティを組むつもりはないんですか?」



「オイラかい?オイラはスキルの特性上味方にも被害が出るかもしれないんだ。だから、ソロが1番楽なのさ。やっぱりみんな70階層を超えたあたりから苦戦するようになってきてるね」



「他のトップ層の誰かと話したことあるんですか?」



「ああ、それはロシアのアンドレイと言う男だよ!リチャードがどうしても付いて来て欲しいっていう世界何とかダンジョン評議会って言ったかな?そこに来ていた中に彼がいたんだ。クールなイケてるナイスガイだったよ」



「彼は今何階層にいるんですか?」



「ああ、それは彼に会った時に直接聞くといい!オイラが教えるのは国際的に良くないってリチャードが言ってたからさ」



「そうですよね、すみません」



「いやいや、問題ないよ!それでさ、オイラもう一つ聞きたかった事があるんだけど、この世界にダンジョンが出来たの初めてじゃないって知ってるかい?」



トシくんは俺に目配せをする。それを見た俺は安倍さんにまた目配せをした。



安倍さんがリチャードさんに耳打ちをすると、リチャードさんはそれを聞いて軽く頷く。



「佐藤さん、話して問題ないです」


安倍さんから許可がでるとトシくんは英雄に視線を動かし、目を合わせる。



「ミスター・ジョンソン、僕たちもその情報はすでに掴んでいます。あなたが今潜っているダンジョンの情報と同じ人物かはわかりませんが知っています」



「わお!それは話が早い!オイラの知ってる情報と交換っこするのはどうだい?」



「そこまで詳しくわかっているわけではないですが、それでもよければ、、、」



「もちろんさ!じゃあまずはオイラが話そう!

オイラのところはね、なんと!イッツァって人が1000年も前にダンジョンに入っていたかもしれないんだ!


君はマヤ文明って知ってるかい?ロマン溢れる文明でね、その時代の王がチチェン・イッツァって言うんだよ!こんな偶然あると思うかい!?」



「もちろんマヤ文明は知ってます。その方、イッツァと会ったんですか?」



「いやいや、会ってないよ!会ったことあるって人から聞いただけだよ!でも、それでもロマンが溢れてるよね!」



「その人とはどんな話をして、そのイッツァが地球人だとわかったんですか?他の世界にもイッツァって名前の人がいるかもしれないですよね?」



「ああ、それはね、いろんな街で領主に聞き回ったんだ!

『地球を知ってるか?』とか『1000年前に変なヤツが来なかったか?』とかね!


最初はただの勘だったんだ。50階層以降で出会った他の第三エリアの種族から聞いた話で、その世界でも最近、ダンジョンが出現したらしいんだけど、1000年前にもそう言う事があったみたいなんだ。


でね、その世界で伝説に残っている有名な聖女の名前が『アルテミア』らしく、ダンジョンのどの街にもある教会で信仰している神と同じ名前だったんだ。


それを聞いて、もしかしたら地球にも昔ダンジョンができた事があるんじゃないかって、何となく想像したらワクワクしちゃってさ!それで行く先々の領主に聞いて回ったって訳さ!


そしたら偶然、ある領主が『1000年前にここに来たマヤのイッツァは相当変わったヤバいヤツだったぞ!』って言ってたんだ。


オイラもビックリしちゃったよ、まさかマヤ文明がこんなところで出てくるなんてね」



「凄い、、、よくその少ない情報からそこまで辿り着きましたね。僕たちはもっと簡単に情報を得てしまったので何だか話すのが申し訳ないですね」



「それはノープロブレムだよ!さぁ!君たちの話も聞かせてよ!」



「では、次は僕らのその情報をお話しいたします」



トシくんは一旦呼吸を整えてから英雄に向き直る。




「僕たちも1000年前に同じダンジョンを探索していたと思われる『ハルアキ』という日本人の情報を得る事ができました。

そのハルアキの事でわかっていることは元々ダンジョンが出来る前から魔法使いだったという事や、顔の系統が日本人、僕らと同じという事くらいです。あと、その方はとてつもなく強かったとしか聞いてません」



「わお!!完全に日本人の名前だね!イッツァと違ってわかりやすい!他の世界にいるとは思えない名前だから、この地球にも1000年前にダンジョンがあったことは確定じゃないかな?」



「僕たちもそうだと思います。ですが、ミスター・ジョンソンが教えてくれたイッツァとは違い、ハルアキはどこの誰か全くわからないですが、、、」




「あ、佐藤さんちょっといいですか?」


英雄とトシくんの会話に安倍さんが突然入ってくる。



【ダンジョンの情報整理】

・147話でライルの世界ではダンジョンが出来る周期があるという発言(1000年前、それより前にあったかは話に出てないため不明という設定)


・179話で領主のアルトンとの会話で魔神侵攻をクリアした世界を知らないという発言(アルトンの元にライル達のような世界が崩壊していない世界の人がたまたま来ていない。又、ラノベ特有の日本人の顔や名前でアルトンがたまたま『ハルアキ』を覚えていた。名前も特徴的なため)


・ダンジョンは複数存在していて、領主城で真実を買わないでダンジョンを進む人もいる。


・そもそも領主が全員を把握しているわけではないので、知っているかはわからない。


・領主も自分でダンジョンを進むことは出来るが、到達階層は実力に比例するので、深層のことを知っているわけではない。


・深層の情報が流れてくることはある。これは深層へ行った人が低層に戻ってくることで流れてくる。


細かい設定など甘い部分もあるかもしれませんがよろしくお願いします!


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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そうか、安倍晴明か。
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