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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、SS級の先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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193話 任務



3月26日、某テレビ局。



「なぁ、記者会見ってこんな雰囲気なんだな。なんか少し緊張感あんじゃん」



「だな、米国の英雄が初来日ってインパクトあるし、仮にも人間兵器みたいなスキル持ってるから一般の記者たちは緊張するだろうな」




俺たちは記者会見が行われる会場の後ろの方で安倍さんと竹山さんと一緒に待機している。



ミスター・ジョンソンが登場すると先程の緊張感が嘘のように大きな拍手が巻き起こる。憧れている人が来るから緊張感漂ってたのかもしれない。



その後、各社の記者達は滞りなく質問をしていき、終始笑いや拍手が起こっていた。彼はとても日本好きらしく、漫画やアニメの話なども頻繁に出てきたので俺たちとも話が合いそうだ。



そして、会見は終わり、個室へ移動すると細かい独占インタビューが始まる。


これも俺たちはただただ部屋の隅で見守るだけで特にやる事はない。これ仕事感まったくないな。



その次はなんとバラエティー番組の収録があるのだとか。しかも、特番らしく、たくさんの芸能人やダンジョン系インフルエンサーが出演するらしい。


もちろん俺たちは仕事として、そのスタジオにミスター・ジョンソンが入る時だけ一緒に同行させてもらえることとなった。




「なぁなぁ、トシ、マサト!今日、長谷川さんとかダンプリもいるらしいぜ!」



「そうなんだね!なんか顔見知りがいるとホッとするね!」



「俺たちがいることに気づいたら驚くだろうな」




ミスター・ジョンソンは通訳を通して番組の打ち合わせ中だ。今回の演出はスタジオにいる英雄ファン数人へのドッキリ企画らしい。


後ろの壁をぶち破って登場するという古典的なもの。



これがバラエティーでは、いつの時代も人気のドッキリとして楽しまれている。俺も結構好きだ。



そして、そのファンはダンプリの子2人と女優と俳優1人ずつらしく、今現在セッティング中らしい。



もうすぐミスター・ジョンソンのスタンバイなので俺たちも移動することに。





テレビ局にある大きなスタジオへやってくると英雄は静かに壁の前へスタンバイ。その壁の向こう側では収録をしているっぽい声が聞こえてくる。



そのドッキリの裏側を俺達は少しドキドキしながら見ているのだが、てっちゃんがなんかウズウズしている。





そして、英雄の横にいるアシスタントディレクターが指で5、4、3と合図をしている。



GOがでると英雄は魔法で浮遊しながら勢いよく壁を突き抜けていく。

そして、二酸化炭素のスモークがたかれ、青、赤、白の眩い光がランダムに点滅する。



演出がアメリカンだ。




仕掛けられた芸能人たちはあまりの演出に転げたり、よろめいたりして腰を抜かす。涙を流す子までいて、ドッキリ大成功って感じで無事に終了した。


結局、少しだけキラキラ芸能人たちを拝見することはできたが話したりとかの余裕はなく、すぐに待機部屋へ帰還した。



そして、この日はこの収録が最後の仕事となり、英雄は六本木にある最高級ホテルへ移動するので、俺たちもそのホテルへ護衛として移動する。


しかも、今回はこのホテルに泊まれるのだ。最高。


リッ○○ールトンって誰でも知ってるヤバいホテルじゃん。仕事で泊まれるなんて思っても見なかった。



一応、この仕事は近くにいないと緊急時、対応できないからと言う理由があるので至極真っ当なものである。




「マジでヤバいな!後で写真と動画撮っちまおうかなぁ!いいのかな!?」



「まぁ後日投稿すれば大丈夫だと思うよ!別に英雄を撮るわけじゃないからね。でも、てっちゃん本当に変な事だけはしないでね!流石に怒られるよ!」



「国際問題にならないようにな」



「え、国際問題とかになる案件か?これ」



「まぁ英雄を盗撮しようとしてる奴に間違われたら何か雰囲気はヤバそうだよな」


「うん、そうだね」




「くッ!わかった、部屋の中だけにしておくわ!」




そんなことを話していると安倍さんが話しかけてきた。



「千夏さん、山田さん、佐藤さん、本日はお疲れ様でした。本日の任務はここまでなので解散です。各自部屋を取ってあるので案内してもらってください。ですが、緊急の際は部屋まで呼びに行くので、一応、心の準備だけはしておいてくださいね」



「はい、お疲れ様でした」「かしこまりました!」

「了解っす!」



俺たちは初めての高級ホテルにワクワクしながら部屋へ一歩足を踏み入れた。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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