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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、SS級の先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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185話 製造工場



あれから無限に蜘蛛型ロボットが現れる。



倒しても倒しても遠くからやってきて、レーザーとミサイルを放ち、アームが襲ってきたがそれを回避し、こつこつ倒していく。


慣れてきた頃には俺がボディをぶち壊していき、トシくんが遠距離からミサイルを打ち落とし、てっちゃんが中の魔核を素早く処理する。


連携がスムーズに行き始めると進行スピードも上がり、ロボットが来る方向へがんがん進むことが出来るようになった。



そして、何もないエリアの中にポツンと近未来感溢れるものが見え始める。



色はシルバー、ほんのり横長の楕円形で巨大な建物?の入り口からは絶えず蜘蛛型ロボットが排出され続けているではないか。



「なぁ、絶対あの中入らなきゃだよな!?めっちゃ面倒くさそうじゃね!?」


てっちゃんが愚痴る。



「あの硬さの敵が密集してるって考えるとねぇ、、、」


トシくんも少しだけ不安そうな顔をしたので俺は2人に提案した。



「じゃあ、俺が先に入って様子見てくるからその間ちょっとだけ時間稼ぎしておいてくれないか?」




「お!マサトパイセン、あざっす〜!時間稼ぎは任せてくだせぇ!」



「ありがたいけど本当にいいの?」



「全然いいよ、いつもソロでやってるから問題ない。じゃあ行ってくる」



俺はそう言い残して蜘蛛型ロボットが出てくる入口へ向かって走り出す。



すれ違うロボットのボディに拳撃で穴を開けながら入口にどんどん近づくと内部が見えた。うっすら灯りが付いていて、視界はあまり良くなさそうだ。



俺は隙を見て中に入ると大きなロボット生産工場の様な作りになっており、ベルトコンベアに未完成のロボット達が運ばれながら製造されている。



それを見渡している間にも次々と出来上がったロボット達がこちらへ向かってきては攻撃してくる。

室内だからなのかレーザーとミサイルは撃ってこないで刃物付きのアームで襲ってくる。



だが、製造スピードに限界があるのか、ロボットは一定の個体数を上回ることはなかったので難なく対応することができたのだった。



俺は建物内を走りながら動力源のような物がないか探し始める。



このベルトコンベアを辿っていくと魔核を製造しているであろう部屋へ辿り着くことができたのだが、その部屋には大きな円柱状の水槽が設置してあり、その水槽の中には魔核の原料であろう大きな魔石が安置されていた。



これぶっ壊せば終わりか?



俺がその水槽に一歩近づくとその魔石を中心とした地面に魔法陣が浮かび上がる。



一瞬、魔法陣は前が見えなくなるほどの光を放つ。

すぐにそれは収まり、水槽の中の魔石は新たなロボットに変化していた。



そのロボットは初めての人型だ。



ボスじゃん。これ。



見た目はアイア○マンをゴツくした様なシルバーの個体で、作りはシンプル。



ふと目を見ると暗かった目が急に光を放つ。



キュィィィン




何かが起動する。





その人型ロボットの腕が徐々に上へ移動して力を溜めるモーションに移行したかと思ったら、水槽を無理やり突き破ってくる。



ピッ、、、ピピッ



「テキ、ニンシキ中、、、確認シマシタ。殲滅シマス」



俺は即座に拳撃を使いながら、軸足を残し、逆足を一歩引いて攻撃態勢を整える。



いつでも来い。




と意気込んだ瞬間、

人型ロボットは勢いよく屈伸運動をすると俺の予想に反し、上方へ勢いよく飛び上がる。



硬そうな天井を紙にシャーペンをぶっ刺すくらい簡単に突き破って行ってしまった。




グチャグチャになった金属の天井を眺めながら考える。




ん?目の前にいる俺が敵ってことじゃないのか?






最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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