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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、SS級の先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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184話 71階層の敵



次の週、俺たちは71階層から探索を再開することにした。



70階層までの雲のエリアが終わり、階層の雰囲気は何だか終末世界の様な雰囲気のエリアに変化し、地面は黒っぽく、岩石だらけで植物などは全く見当たらない。空は夕暮れから夜になる直前くらいの明るさで光はあるが割と暗めだ。



そんなエリアを3人で警戒しながら歩いていると、かなり遠くの方からガシャガシャと僅かに音が響いてくる。


音の方に目を向けると光を反射する金属製っぽい質感の何かが複数見えた。



「何か来るぞ。警戒しよう」



「おっけ!てか、あれ何だ!?」



「僕はもう見えたよ!確実にロボットだね。でも、形は大きめの蜘蛛っぽい感じのやつ!今のところ動きは遅いからまだ到達しなさそうだよ」



トシくんがロボットを捉えた。


ここに来てダンジョン初めての近未来エリアが登場したのだ。



「防御力どうだろな、俺のナイフ通るか!?まぁ、無理なら囮するわ!ちょっと試してくるぜっ!」


そう言い、てっちゃんが走り出す。



「了解。トシくん援護お願い」



「了解だよ!僕も硬さ気になるから先制攻撃いくね!」


そう言い、数本の矢を上空に向かって射る。その矢は大きな弧を描き飛んでいくのだが、ロボットがそれに反応してボディ上部から何かを射出した。



バシュ!バシュ!



トシくんの撃った矢は上空で迎撃され、無効化されてしまった。



「マジかーーっ!僕、今回役に立たないかもぉぉ!」



後ろからトシくんの大声が響く。



「てっちゃんが攻撃してる時にまた援護頼むっ!」



「おっけーー!やってみるよー!」



そのやりとりをしている間にてっちゃんはすでにロボットに攻撃を加えている。


カンッカンッ

カンッ ズバッ


ナイフとロボットのボディとの衝突音が響き渡る。



「脚とボディ通らねぇや!はみ出てるコードしか切れねぇからそこ狙いでいくわっ!トドメはマサトに任せる」



「おう、任せろ」



複数いるロボットを後ろに逸らさない様に1番前のやつを殴ろうとした時、ボディの左右側面から何かが出てきた。



ガコンッ。

先端に刃物が付いたアームが飛び出てくる。


そして、次の瞬間、ボディの正面に魔法陣が浮かび上がるとそこに青白い光が収束していく。



「てっちゃん!何か魔法来るぞ!」


俺は後ろに大きく飛び退いた。



「了解ッ!」




光は収束を終え、次の瞬間、それは光線となり、直線的に、そして継続的に前は押し出され続ける。




やば。レーザーじゃん。




俺は咄嗟に横へ飛び、てっちゃんも俊足で逃げる。



そして、レーザーを撃ったロボットの後方にいた複数のロボットたちも一斉にレーザーを撃ち始める。



レーザーは物凄いスピードで俺たちの後方へとすり抜けていく。



トシくん、、、



後ろをパッと振り向くと膝をつき、腹部を抱えているトシくんが目に入る。




「ぐっ、、、」



「トシッ!!大丈夫かっ!?」


てっちゃんがトシくんの元へ駆け寄る。



「大丈夫だよ、ちょっと油断しちゃった。まさかここまで到達するなんて思わなかったよ、、、でも、ほらもう治ってきてるから!てっちゃん前線行っていいよ!」



「お、おう!無理すんなよ!」




トシくんは大丈夫みたいだな。



俺は前に向き直り、拳撃を使いながらロボットの方へ走り出す。今回は何が来るか予想できるのでレーザーとアーム、ロケットに注意だ。


迫り来るレーザーを次から次へと躱し、アームが届く距離まで来ると刃物ごと鷲掴みにし、防ぐ。


掴んだ勢いで前方へ飛び、空いたボディに拳撃を捩じ込む。



ベゴンッ



ボディはひしゃげ、俺の拳は中まで到達するがロボットの動きは止まらない。


背後から迫り来るアームを再び片手で掴み動きを止めながら、もう片方の拳をボディの内部に突き刺さす。



適当な部品を鷲掴みにし、強引にブチブチと引き抜くと内部に魔核的なものがチラッと見える。



部品を振り払い、すかさず拳から拳撃を放つとあっさり魔核を破壊することに成功した。


するとロボットはいつもの様に霧となって消えていく。




「てっちゃん!トシくん!中の魔核壊せば倒せるぞ」



「了解だ!マサト、ボディ壊してってくれ!中身なら俺でも壊せると思う!」



「僕も援護するよ!」



終末世界での近未来バトルが始まったのだった。






最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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