Episode.81 助っ人達
桃千「…今の、ところどころにヒントがあった気がするね」
ラトナ「それよりなんださっきのは」
…。滝、森、イレベル。
その付近であることには間違いないらしい。
夕陽「ブラッド、城まで道は分かるか?」
ブラッド「……ごめん、僕自身外に出たことなかったから分からないんだ」
バトラ「私が皆様を城まで…っ」
メード「動いちゃ駄目」
…どうすれば、いいんだ…。
ここまで有力な情報を得ているのに、肝心な所までたどり着けないなんて…。
月火…
夕陽「………………………『蓮花』…」
お前が死ぬのは…いや、そんなことさせない…させたくない…
「──その願い。我らが叶えよう」
…?
夕陽「…お前は……」
夜咲「…先輩達?」
「先輩?…なるほど、私達は遠き未来で貴方と出会うのか。だが、今の私は貴方のことを知らない。今はまだ、赤の他人だから」
コツコツとブーツの底を鳴らしながら、小さな少女が歩いてくる。
他にも数人…。
『ん?…へー、世界ってのは面白いもんだな』
「ああ、そうだな」
「慣れてくるとホント、違和感はねぇな」
「俺も同じ意見だよ」
夕陽「…お前らは…」
「なんだ。まだ知られていない世界があったのか…世界というのは、まだまだ広いな…。
──我らは『ダイアモンド・ファイア』。私は二代目団長を務める、文月カレンだ。
君達フレアガーディアンズの今現在抱えている問題なら既に把握済みだ」
文月カレン。…小学生ぐらいに見えるし、どこか固い雰囲気を漂わせている。だが…
…蓮花に、似ている…?
カレン「急で悪いが早速案内しよう。城の場所なら、うちのナビゲート班が掴んでくれたからな」
夕陽「…文月。お前は、一体…」
カレン「カレンで良い。私はな、蓮花さんとの約束を果たす為…もう一度、会う為に。私はここにいる」
夕陽「…」
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ダイアモンド・ファイアと名乗った彼らの案内のおかげで、蓮花がいたらしき場所まで来れた。
アイツがいつもつけているサンバイザーと髪留め代わりにしているリボンが落ちていた。
…後で返そう。そう思いバックにしまう。
カレン「レット。お前は出てきても平気なのか」
レット「ああ。…別に俺は体力がないだけで、運動ができない訳じゃない」
暁美「あ、数ヶ月前の兄ちゃんだ」
夕陽「おい」
『兄ちゃん兄ちゃん、無理すんなつーか…あんま暴れんなよー?』
レット「ああ。…残念だが、そうもいかないようだ」
『んー。まぁしゃーねーな。うっし、頑張れー、死神部隊Sランク総隊長ー』
レット「ああ」
「ちょちょちょ…あ、あんた死神部隊?死神部隊って言った?」
「総隊長ってなんだよ?…ていうかSランク?」
ヒナとカイによく似た少年少女がレットといった少年に食いつく。
レット「日向、炎斗。詳しい話は戻ってからだ。今言えるのは、さっきロートが言った死神部隊総隊長というのは、部隊内のチームごとにリーダーがいて、それをまとめるのが男子部隊隊長と女子部隊隊長。更に上が総隊長と副総隊長。お前達の代から約数十年後にできた役割だ」
日向「…一つ聞いてもいい?副総隊長ってのは…」
レット「ロートだ」
日向「でしょうね!展開的に読めたわよ!」
夕陽「…」
鬼蓮「夕陽。分かってるな」
夕陽「…ああ」
ルル「皆、準備はいい?」
俺達フレアガーディアンズはルルの声に頷き、一斉に武器を構える。
カレン「…皆。戦闘準備だ。紅蓮、頼む」
紅蓮と呼ばれた猫は、赤い剣の姿になりカレンの手に。
カレン「…貴方といると、大切な人を思い出す」
ルル「カレンちゃんの大切な人?」
カレン「…はい」
夕陽「…」
レット「…」
…蓮花。絶対に、助けに行く。




