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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.6
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97/108

Episode.82 突入

城に入って…どうやら、早速歓迎されているらしいな。


リュー「あれは前と同じく影人形。でも前回より量が多い、暁美とネート、フィルの強化魔法を加えたとしても…余りは出るね」


暁美「ぶー」


ネート「出番ー」


ラトナ「つーか…夕陽、ルル、お前らは蓮花を助けに向かえ。鬼蓮と旭は当然行くだろ」


ブレイズ「俺達はこいつら片付けたらすぐに行く」


アーネ「ここは私達に任せてください」


ブレイ「カレン、レット。二人も行って」


ルル「OK!」


レット「任せた」


カレン「ああ」


夕陽「…ありがとう、皆」


鬼蓮「礼を言うのは後だ。いくぞ旭」


旭「はーい」


ブラッド「僕も行く!…僕自身と、決着をつけないと」

------------------------

廊下を進み、影人形を蹴散らしながら螺旋階段を駆け上がっている。

…気のせいだろうか。レットの服装が変わっている気がするんだが…。


カレン「なぁレット、服装が日向と炎斗みたいな黒いロングコートになってるんだが」


レット「ああ。体力面的にかなりキツいから死神変化で体力の底上げをした」


…気のせいじゃなかったようだ。


夕陽「…カレン。だったな、…蓮花とは、いつ知り合ったんだ」


カレン「…」


鬼蓮「この火蓮は…まだ、蓮花が麻奈美だった頃…色々あって、出会ったんだ」


レット「…」


カレン「大切な人を傷つけ、再び閉ざした心を開いてくれたのは…蓮花さんだ。その時の蓮花さんは、『睦月蓮花』と名乗っていて、本名は別れ際で知った。

 …私はな、麻奈美さんだった頃の、最期にも対面している。その時に約束した。『また会えるといいね』と。だから、…私は、蓮花さんに会いに来た。蓮花さんが私とどうやって会ったのか思い出してくれたから…」


…どこか蓮花と似ていると思っていたが、そういうことなのかもな…。『別世界の自分自身』、または…ただ境遇が似ているだけなのか…。

階段を上がりきり、ブラッドがある部屋の前で止まる。


ブラッド「…ここから、『僕』の気配がする。微かだけれど蓮花の気配も」


鬼蓮「…」


夕陽「…さっき話した通り、アイツを倒す」


カレン「蓮花さんを助け出し、彼も…な」

------------------------

「よぉ。愚かな人間ども」


広い空間。蓮花は椅子の上に座っていて、その前に槍を構えたヴァンフェーニが立っている。


夕陽「蓮花!」


蓮花「………」


虚ろな眼をして、どこか遠くを見ている。…放心状態と言ったほうが近いか。


ヴァンフェーニ「逃げられると面倒だからよ、術でコイツの心を閉ざしてやったんだよ。

 ハハハッ。なんだよ、人間のガキ。俺が憎いか?」


夕陽「ああ…正直言って、ここまで他人を憎んだのは…貴様が初めてだ」


天井の窓から見える満月。…そこまで遅い時間なのか。

月光に照らされて、嘲笑う奴の姿。


ヴァンフェーニ「来いよ。人間ども」

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