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大作戦

そんなことが話されている間最前線では


ルーカスが上官である少将に一度帰国する


許可をもらいに軍本部に来ていた。


「少将閣下。今回の一時休戦の際に一度


 帰国してもよろしいでしょうか。」


「少し家の者から呼び出しされておりまして。」


普通ならこんな理由で前線にいる優秀な司令官


を返すわけにはいかないだろう。


休戦中とはいえ警戒を解くわけにはいかない。


しかしフリエム家は特別な家のためこういったことでも簡単に許可が取れるのだ。


軍の中でもやはりフリエム家は大きな存在だった。


「ご当主殿の呼び出しか」


「はい」


「それなら休戦状態に入ったら許可しよう。」


「しかし、今あまり状況がよくない。」


「今回の作戦がうまくいかなければ休戦になるのが


延びる可能性が出てくる。」


そう少将が言い切ったすぐにルーカスは答えた。


「わかっております。今回の作戦必ず成功させみせます」

ルーカスは覚悟を決めた顔をしていた。


そうして少しこれからの話をしたのち少将の部屋を後にした。


部屋を出たすぐにはアレンが立っておりルーカスを


見つけたら姿勢を正し敬礼を見せた。


「ルーカス中佐。すでに作戦に取り掛かる準備が


 完了しております。」


普段の気の抜けた雰囲気とは違い張り詰めた様子だった。


なぜなら今回行う作戦は極めて重要で危険な作戦だった。


これからにも繋がる作戦に気を抜いてはいけない。


「わかった。すぐに隊に戻ってお前も準備しろ。」


一つ頷いたアレンは足早に去っていった。


それを見た後ルーカスは自分も準備をすべくと


持ち場へと向かうのだった。


その際はすでに縁談相手のことは頭からなくしていた。


その後予定通り作戦が行われた。


ルーカスは作戦の総指揮を務めた。


最初こそ相手の読みもあり入念に準備された戦いに苦戦したが


ルーカスは持ち前の戦術を生かし優位に戦いを進めていった。


アレンなどの他の兵士も一時休戦になる


と聞かされており早くこの戦いを終わらせようと


必死に戦っていた。


数週間の激戦の末ルーカスが指揮をした作戦は


大成功をおさめ戦いに勝利することができた。


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