表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒の錬金術師〜異世界に来たからには無双したい〜  作者: 秋元智也
第三章 強く、より強く
PR
65/79

4話 盗賊の捕縛 (2)

盗賊は生きたまま捕縛できればいいお金になる。

そこで当分する約束で、遙は話を持ちかけたのだ

った。


勿論、護衛依頼を受けた冒険者は盗賊に遭わない

ならそれが一番いいと言った。


「ですが、今回は騎士団の見回りもなく、この間

 の襲撃から日が経っているので、丁度タイミング

 的には危険なのです。ですから、相手を油断させ

 て、全員捕縛してしまおうと思うんです。僕には

 心強い魔道具もありますから」


そう言って魔道具の説明もした。

半信半疑だったが、実際に襲われれば戦うしかない。


戦闘において護衛対象が人間の場合と、それ以外に

荷物だった場合は一番厄介なのだ。


傷がつけば契約金が下がるし、奪われれば依頼料は

出ない。


人の場合は、生きていれば多少の怪我でも依頼料は

出してもらえるのだ。


今回の場合は人間と荷物を同時に護らなければなら

ないのだ。

それを荷馬車と人間は遙とメノウの二人で十分だと

言い出したのだった。


そのおかげか、身軽に戦えるのだった。


戦闘なら長く冒険者をやっている人の方が得意と

いえた。


代わりに魔道具を発動させた遙とメノウはそれぞ

れの荷馬車の前で魔道具に魔力を流した。

近づく者を凍らせる魔道具。

これは雷撃や炎と違って目に見えてわかりづらく、

もし失敗して凍ってしまっても溶かせばいいだけ

なので、捕縛にはうってつけだった。


半信半疑だった冒険者達も、盗賊が凍りつくのを

見ると頼もしいとばかりに目の前の戦闘に集中で

きたのだった。


結果として、盗賊の捕縛が完了したのだった。

商人も荷馬車も無事で傷一つない状態で、盗賊も

誰一人死なせずに捕まえる事が出来たのだった。


死亡した場合は首を提出すればいいが、生きている

場合は役人を呼んで事後処理を任せる場合が多いの

だという。


「すげーな、お前ら」

「その魔道具どこで買ったの?やっぱり高いの?」

「まじで新人とは思えないぞ?冒険者の先輩とし

 てうかうかしてられないな」


各々感想と称賛を述べてきた。

一番は、遙の魔道具が気になるようだった。


「これはある人から譲り受けたんです」

「へ〜、そんなすごいものをポンっと渡しちゃう

 なんてどんな人なのよ〜羨ましいわ」


冒険者パーティーの魔術士はこのパーティーの唯一

の女性だ。

むさ苦しい男社会で、力を示して同等の力を保持す

るのは本当に大変だろう。

それでも、見劣らないほどの魔法の威力に見ていて

尊敬できる。


「すごい魔法でした。風魔法をあんなに自在に使え

 るなんて本当にすごいです。前衛も圧倒的なスピ

 ードと牽制。パーティーの安定は前衛があってこ

 そなんですね。あと、遠距離であんなに正確に当

 てる技術は凄かったです。ものすごく練習したん

 ですか?尊敬します」

「は?ハルカ、お前なにをいっ………」


笑顔で捲し立てる遙にメノウは不思議そうに口を

開いたが、すぐに脇を思いっきり小突かれると黙

った。


ベタ褒めすると、さっきまで魔道具に興味を惹か

れていたメンバー達は、すっかり忘れて絆される

のだった。


今回使った魔道具は販売されているものではない

ので、目の前でつかてしまったが、これ以上教え

るつもりはないのだ。


誤魔化せたと思うよ話題を変えていく。


「生きて捕縛できたんですから、報奨金も多い

 ですよね!」

「あぁ、そうだな。しかも、こっちの被害がゼロ

 なうえで一匹残らず捕まえられたのがいいな」

「それにしても、よく一人隠れて居たのが分かっ

 たわね?私達は気づかなかたわ」

「そうだぞ、観察眼を鍛えるのはいい事だぞ」

「はい、たまたま見つけたんです」


本当は魔力の位置で見つけたのだが、それは言わ

ないつもりだ。


荷馬車で運びながら目的の地へと向かったのだ

った。

荷馬車の中身をおくと、今度は代わりの荷物を

積んで戻ってくる。


空いている場所に盗賊の氷漬けを乗せた。

街道に置いておくのも逃げられる可能性を考慮

してのことだった。

と言っても、盗賊は20名以上いたので賞金首にな

っていた5名だけを連れてきて居た。


あとは、そのまま置いてきた。


実際は置いてきたていをとったと言ってもいい。

こっそりとマジックバッグに入れて持ち帰ってきた。


一応その場に隠す振りだけした。


「後で騎士達にきてもらうので、それまで待ってて

 くださいね」


と言葉を残した。

実際はこっそり隠して持っている。


全員には賞金がかかっているわけではないが、それ

でも引き渡せば多少の金になるからだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ