表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒の錬金術師〜異世界に来たからには無双したい〜  作者: 秋元智也
第一章 異世界にきてしまった
11/15

11話 鉱石の特性

途中何度も休憩しながら、登った先には絶景と言える

景色が続いていた。


眼下の景色もいいが、洞窟内の煌びやかに輝く鉱石が

異世界であるのを忘れさせてくれた。


「これが菊光石………まるで宝石みたいですね」

「そうじゃのう。菊の花の様に筋が入っているのが

 特徴なのじゃが、これを持って帰るにはなかなか

 に苦労するんじゃよ」

「叩いて割ったらダメなのですか?」

「そうか。ハルカは初めてじゃったからの。しっか

 り見ておるんじゃぞ」


そう言うと、師匠は結界を起動した。

そして、思いっきり鉱石に向かってツルハシを下ろ

したのだった。


カキーンッと音がして中央にヒビが入った。

そして周りから崩れていく。


ヒビはそのまま壁全体に広がっていく。

まるで地盤そのものが崩れてこようとしているよう

に見えた。


「ちょっ……これは一体……」

「このまま待っておればいい」


師匠はすぐにさっき張った結界まで戻ってくるとた

だ、じっと待つのだった。


すると徐々に崩れ始めた壁が押し寄せて見える。


遙は身がすくんだおもいがした。

まさに、岩が崩れ落ちてくるのだ。


それを見越して張った結界は、師匠が作った魔道具

だった。


1日以上保っていられる様になっており設置に結構

大掛かりな機材がいる。


「もうちょっとコンパクトに出来れば、便利そう

 なのに……」

「なんじゃ?不服か?」

「いえ、この結界は丈夫なのはいいのですが、持

 ち運びに不便ですよね?僕らの様にマジックバ

 ックがある人は珍しいのでしょう?」

「そうじゃな、では、ハルカにはそのうち、もっ

 と性能が良くて小型のものを作ってもらおうかの」


師匠は笑いながら言ったのだった。

その間にも洞窟は崩れて、瓦礫で入り口が塞がれて

しまった。


「ここからどうするんですか?」

「それは、見てみれば分かるじゃろう?」


この結界は形を変える事が出来る様だった。

今はドーム状になっているが、それを切り替えると

上部のみを守る形になった。


「この鉱石はの、一回ヒビが入ると一気に崩れてし

 まうんじゃ。そして、暫くするとその形で固まる。

 じゃから、今砕けているのを急いで拾うんじゃよ」

「はいっ!」


そう言うと、慌てる様に結界内から手を伸ばし拾え

る分を拾っていく。

荷物はマジックバックに入れるので、重さは全く感

じない。


そのあとは、結界の形を変形させると外に出られた

のだった。


「でも、この洞窟はもう使えないのですね」

「そうでもないんじゃよ、こうやって外から小突く

 分には大丈夫なんじゃ」


そう言って、塞がった洞窟を外からツルハシで叩く。

すると、小さなカケラがポロリと落ちてきた。


「まさか……ここ一面が……」

「気づいたかの?あまり強く叩くと、山崩れになり

 かねんからのぅ。気をつけるんじゃよ」

「怖いですね。」

「薬草でも危険はつきものじゃよ。どこから魔獣が

 出てくるか分からんからのう」


そういいながら、帰りは薬草が自生している場所を

通って帰ってきたのだった。


途中疲れてしまった遥を師匠はおぶってくれた。

なんとも不甲斐ない事だった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ