↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚士なのに前に居る  作者: マナ
2編 6章:首都アルヴェリア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/95

91話:待ちに待った新装備

 ハウスワームの1件から数日。装備の受け取り日が来ました。もうね、朝からルンルンですよ。ヴィンセントさんから「気配がうるさい」と言われるくらいには浮き足立ってます。


 ……気配がうるさいってなに?


「ほら、装備一式だ。受け取りな」

「なぁん」

「おーよしよし、ミケはかわいいな。これをオマケに付けてやろうな」


 ミケのぶりっこで貢がれる装飾品。美人局でもやってんのか。ミケはオスなんですけどね。「自分、ちょー可愛いですけど?」みたいな顔でぶりっこしてくるからタチが悪い。そう思いませんか。


「あぁーん」

「いだだだっ! 爪! 刺さってる!」


 太ももを爪とぎにされました。私の太ももはもうボロボロよ。


「フゴッ」

「なぁー」

「!」

「ああ、それぞれが自由すぎる……。私の目玉はふたつしかないのよ」


 ミケもイノも緑子も、見て見てと私に体を押し付けてくる。うん、ペットパラダイスで羨ましいって? 私のHPバーをよく見てほしい。減ってる。主にイノが体を擦り寄せるたびにゴリゴリ減ってるの。ほら、1割も減って、店主たちが「マジか……」って顔してる。マジです。


「おーっす、おっちゃん。武器のメンテナンスを……何してんだ? ウラナ」

「見て分からんのか」

「分からねぇから聞いてんのよ」


 ロウが勢いよく扉を開いて入ってきた。フェンやエリオも続いて入ってくる。いつものメンツですな。


「召喚獣たちに新しい装備の私を見て見てされてる」

「体力がゴリゴリ減ってない?」

「減ってる」

「いや止めろよ」


 非力な私には止めるすべがないのだ。助けたまえ。

 ロウとフェンが3匹を引き剥がしてくれた。なんで私が手で押したときは頭突きする勢いで擦り寄ってきたのに、ロウやフェンが引き剥がすと大人しく下がるねん。解せぬ。


「死ぬかと思った」

「召喚主なんだから、召喚獣の手綱ぐらい握りなよ」

「ッス」


 手綱を握りたいとは思ってます。握ったと思ったら握れてなかったんです。

 力が欲しいよね。


「新装備か? ワイルドボアのファーがおしゃれだな」

「……イノって元はワイルドボアじゃなかったか?」

「人の心がないの?」

「イノからもらった素材だっつーの。もらった以上は使わないとでしょうが」


 フェンは褒めてくれたのにお前らときたら。


「短剣じゃなくなったんだ。なんで手甲?」

「殴るのか?」

「受け流しの時に手が痛くなるから、それを防ぐ用」

「ダメージ軽減用か。ウラナの戦い方なら理にかなってるね」


 手のひらには注文通り、分厚い皮が使われている。金属の板も入っているので、短剣くらいなら受け流せるでしょう。金属の板と言っても、薄いから、タークスさんみたいなでっかい剣はたぶん無理だけどね。


「なんかとがってる部品ないか?」

「これで殴り掛かるふりして切る」

「こわ……」


 手の甲にはとがっている部品がついている。隙あらばこれで死角からアサシンエッジを狙えるわけですね。まぁ、手甲とは別に短剣も持ち歩くけどさ。なるべくなら1つで済ませたいわけですよ。こう、急所をえぐるように狙っていきたいですな。

お読みいただき、ありがとうございます。

ブックマークや評価、感想など頂けると今後の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。