↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚士なのに前に居る  作者: マナ
2編 6章:首都アルヴェリア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/95

87話:案外綺麗です

 眩しい感じが収まって、目を開いたら、綺麗なログハウスと庭がありました。


「……どういうこと?」

「なぁん」


 体内っていうから、こう、もうちょっとグロテスクな感じも予想してたんですよ。でも、どこを見てもThe体内って感じはなくて、むしろThe箱庭って感じ。クロやイノがかけ回れるほどの広さはないけど、横になって休んだり、なんなら家庭菜園程度はできそうな広さの庭がある。


「あ、見た目は肉肉しくなくても、ちゃんと暖かいんだね」

「ほぁー」


 箱庭の端を触ってみた。見た目は白い壁なんだけど、ふにっとしている。ほんのり暖かい。地面はちゃんと地面なので、土があるんだろう。どんだけ深いかはわからないけどね。


「ミケ、白家で爪とぎしちゃダメだよ」

「アァン? うるるるるっ!」

「あだだだだっ! いや、私に爪とぎしろってことじゃないから」

「ォアー?」


 あなたは私の爪とぎでしょと言わんばかりの鳴き声である。人間はお猫様の爪とぎではありません。


「ほら、ログハウスの中を見に行こう。結構こぢんまりしてるから、みんなが入れるかしっかりと確認しなきゃ」

「にゃあん」


 ミケを抱っこしてログハウスの扉を開けた。照明が元々あるタイプなのか、中はとても明るい。いや、天窓があって光も入ってきてるのか。というか、外の明かりはどこから来てるんですかね。謎が多すぎる。


「ひろっ! ここは広間かな」

「ぅあー!」

「扉が、いち、にー……あれ? 扉が5つある。ここは部屋カウントされてないのかな」


 二階建てで、吹き抜けになってる広間だ。1階の左右に扉があり、2階にも左右と正面に扉がある。2階の正面の扉には、『主の部屋』とプレートが下げられていた。え、私の部屋ってこと?


「正面の観音開きの戸はなんだろう。……うわっ!? ひろっ!? え、これは部屋じゃないの?」

「なぁーん!?」

「……あ、棚が並んでる。これが収納空間ってことかな。え、めっちゃ広い!」


 ウォークインクローゼット並みに広い収納スペースだ。色々しまえて便利そう。


「1階の左右の部屋はキッチン付きの部屋と、普通の広い部屋なんだね。キッチン付きの部屋は、食堂にしてもいいかも。広めの部屋は2人くらい入れそうだね」

「にゃー」

「それにしても明るい。温かみのあるログハウスって感じでいいね。2階の部屋も見に行こう!」

「にゃっ!」


 階段をあがって2階へ。主の部屋は最後に見るとして、左右の部屋からチェックしよう。キッチン付きの部屋の上に位置してる部屋は、ちょっと狭めの部屋になっていた。それでも1人が住む分にはなんの問題もなさそう。逆のお部屋は広めで、3人以上でも余裕で住めそうだった。何畳とか私が分かればいいんだけどね。全然わからん。畳をくれ。置いて物理的に計算するからさ。


 ミケがいそいそと主の部屋の前に行く。ここ、私の部屋にしろって白家が言ってるってことだよね。ミケ達も同室になると思うから、激狭じゃないといいんだけど。


「ぅあーーー!! ほぁー!!」

「……いや、広すぎワロタ」


 ミケがテンション高く部屋の中を走り回る。「ひろーー!! すげー!!」って言ってるふうに聞こえるな。私も部屋の中に入って周りを見回す。


「……広間より広くね?」

「フンフンフンフン! なぁー!」

「ああ、ミケがテンションMAXに、鼻息が荒いな」


 部屋の至る所で匂いを嗅ぎ、壁や床に体を擦り付けてマーキングしている。いや、この部屋を私が使うのは一旦保留にしよう。広すぎるわ。


「タークスさん達と部屋決めしてからね」

「アァン!?」

「ヤンキーかな?」


 マーキングしているミケを抱き上げ、部屋を後にする。召喚獣達もどうするか決めないとなぁ。この庭なら、クロもイノも過ごしやすいと思うんだよね。家具とか、色々決めないとなぁ。


 ところで、これってどうやって外に出ればいいんですかね?

お読みいただき、ありがとうございます。

ブックマークや評価、感想など頂けると今後の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。