↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚士なのに前に居る  作者: マナ
2編 6章:首都アルヴェリア

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/95

85話:そう簡単に見つかるわけがないよね

 はい、ブルーリムの連中から非常に有益な情報を貰ったのでハウスワームを探していきましょう。アムリタたちを採取依頼に送り出し、残った面々でハウスワームを探していくよ。ちゅんはアムリタたちの護衛として同行してもらうから、残るのは私と、ミケと、緑子と、クロと、イノだね。アムリタたちも採取が終わったら合流してくれるみたい。無茶はしないようにね。

 ブルーリムの連中はどうしたのかって? 彼らは彼らで用事があるから別れたよ。ハウスワームが見つかったら見せてってエリオから言われたけどね。どうせそのうち会うでしょ。ブルーリムもバックラーも、活動拠点はアルヴェリアだからさ。


「イッテ、キマス」

「はい、行ってらっしゃい。みんな、ケガなく帰ってくるように。ちゅん、引率は頼んだよ」

「ぢゅん!」


 やる気満々で大変よろしい。アムリタたちを見送り、さっそく周辺を探すことにした。見渡す限り、グリーンワームと馬ばかりだ。白い芋虫なんてすぐに見つかりそうだけど、パッと見、見つからないね。


「なぁん」

「よし、私たちも手分けして探そう。私はあっちを探すから、みんなも散って、ハウスワームを探すよ」

「ぶもっ」

「ぶるるっ」

「緑子は申し訳ないけどここで待機ね」

「!?」

「ハウスワームを見つけたら、鳴き声で教えて。遅くとも夕方になったら緑子のところに集合!」

「なぁん」

「ふごっ」

「ふすっ」


 緑子が抗議のヘドバンをしているが、わかって欲しい。あなたのDEXを考えると集合場所になってもらった方が助かるのよ。みんなそれぞれに散っていく。たまにランページ・スティードが突っ込んできたが、もう脅威じゃないね。カウンターで一撃ですわ。手が痛いけどな! 早く手甲が完成しねぇかなぁ。


 そんな感じでうろうろと探し続けて数時間。空が茜色になり、ミケが「いつまで探しとんじゃ」と呼びに来た。いや、だって、全然見つからんからさ。存在してるのかもわからん。


 緑子のところに戻ると、すでにみんなが待っていた。アムリタたちも戻ってきている。収穫はゼロのようだ。


「まぁ、レア個体だから、そう簡単には見つからないってことだよね」

「なぁん」

「明日も引き続き捜索しようか。私には豪運があるから、いずれは見つかるでしょう」

「ぶもっ」


 世の中そう甘くはないってね。


「よーし、じゃあ戻る前に全員いるか点呼をとるよ。ミケ・ランジェロちゃん」

「なぁん」

「緑子ちゃん」

「!」

「ちゅんくん」

「ちゅん!」

「クロくん」

「ふしゅるるっ」

「イノさん」

「ふごっ」

「アムリタ」

「イマス」

「ソーマ」

「ハイ」

「ドロセラ」

「ッハイ」

「ネペンテス」

「ウィ」

「ナージャ」

「シュルル」

「シルク」

「ギィッ」

「白い緑子」

「!」


 よし、全員いるな。指差し確認もおっけー。さっさと宿に戻りますか。


「なぁん! なぁー!」

「ん? なに、ミケ」

「にゃっ」


 ミケが何かを訴えている。ミケが手を伸ばしている方を見ると、白い緑子がいた。……ん? 白い緑子? 私の緑子を見る。うん、毒持ってまっせっていう威圧感が素晴らしいですな。その緑子に寄り添うような形で白くて大きい芋虫が「自分も仲間ですが? 召喚獣ですが?」みたいな顔で混ざっていた。


「え、誰だお前!?」

「!?」

「うわっ、なに、緑子」


 緑子が糸を吐いて私と白い芋虫を糸でひとくくりにする。これって。


「ミドゥリ、ナカマ、シロ、イテール」

「ハウシィワァム」


 アムリタとソーマがたどたどしく通訳してくれた。こいつがハウスワーム。


「えっと、私の召喚獣になってくれる? 君に家になってほしいんだ」

「!!」

「おう、激しいヘドバン」


 許可をもらったので、ハウスワームと契約することにした。名前どうすっかなー。ステータスを見たら、男の子なんだよね。うーん、ホワイトハウスは、ヤバそうだよなぁ。


「よし、君の名前は白家(ハクヤ)だよ。これからよろしくね」

「!」

「!!」

「おおう、激しいヘドバン……。頭が取れないか不安になる」


 こうして、私はハウスワームを仲間にできた。……えっと、どうやって白家の中に入るんだろ。オズワルドさんならなんか知らんかな。

お読みいただき、ありがとうございます。

ブックマークや評価、感想など頂けると今後の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。