83話:この世界の女の人って美人ばっか
一晩明けて、私たちは冒険者ギルドに来ていた。話し合いの後、アムリタたちの服を買ったので私のお金はすっからかんです。6人分の服を買ったもんね。換えも必要だったし、必要経費だ。しかたない。チームのお財布を出動させずにすんで良かったと考えよう。
「採取でなんか良い依頼はないかなぁ」
「にゃ?」
「討伐は今度ね。まずはアムリタたちの依頼だよ」
「にゃん」
ミケが討伐系の依頼に興味を持っているけど、一旦待ってね。薬草採取とか、簡単そうなのを彼女たちに割り振りたい。そうやって探していると、オズワルドさんに声をかけられた。
「ウラナさん、ただいまお時間よろしいですか?」
「オズワルドさん。はい、大丈夫ですよ」
何かあったかなと話を聞いてみると、なんと、奴隷商たちを捕まえた報奨金が国から届いているそうだ。騎士たちがマナキャットとウォー・ボアを連れた召喚士の冒険者を探していると聞いてピンと来たそうだ。召喚士は私しかいないっぽいし、マナキャットとウォー・ボアを連れてるなんて特定余裕ですね。
「奴隷商は冒険者ギルドでも捕縛推奨されています。なので、国からの報奨金と、少ないですがギルドからの報奨金をあわせて金貨5枚になります」
「わー、物入りなんでありがたいですね」
「本来なら、金貨2枚程度なのですが、やんごとなき身分の方から色を付けていただいたそうです。良かったですね」
やんごとなき身分の方? 誰だろう。聞こうか迷ったけど、オズワルドさんが笑顔で「これ以上は言えませんよ」オーラを出している。聞かない方が、いいのかもしれない。
「それにしても、淫魔に吸血鬼、ナーガにアラクネですか。初めて見ましたよ」
「採取依頼を任せようと考えてます。もしかしたら、オズワルドさんたちにお手数をおかけするかもしれません。すみませんが、よろしくお願いします」
「えぇ、冒険者をサポートするのが我々ギルド職員の役目です。きちんと働いていただけるなら、サポートしますよ」
依頼をこなしてくれるならなおのこと歓迎するとのこと。ありがたいね。
オズワルドさんから、初心者向けの採取依頼をいくつかピックアップしてもらった。薬草採取と、木の実採取だね。他にも買い取っている野草のリストを貰って、アムリタたちと確認していく。ナージャとシルクが薬草などを見分けるのが得意だそうだ。リストに載っている野草のイラストで、見たことあるものがいくつかあるみたい。それも見つければ採ってきてくれるそうだ。ありがとね。
「よう、ウラナ。人型魔物と契約したってマジなんだな」
「麗しい女性が増えたな。召喚士はちんちくりんだけど」
「やぁ、元気そうだね」
「フェンはちょっと表出ろや」
話しかけられたと思ったらブルーリムの面々だった。なんか久しぶりに感じるな。別れてからそんなに日にち経ってないのにさ。それにしても、だーれがちんちくりんじゃい。ナイスバデェの面々と比べるな。悲しくなるわ。
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