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召喚士なのに前に居る  作者: マナ
3章:ポテラ村

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40/63

40話:威圧よけをもらった

「ウラナ、これあげる」


 そう言ってエリオから手渡されたのは「威圧よけ」。MIDが低い私は威圧などの精神干渉系スキルを避けられない。キャシー姉さんのマインドカバー頼りになる予定だ。それだと連戦になった時にキャシー姉さんのMPが枯渇するし、負担が増える。その解決策としてエリオが錬金薬を作ってくれたというわけだ。


「いくら?」

「いいよ。大した物じゃないしね。アイスミントティーを教えてくれたお礼だと思ってよ」

「いや、あれはヴィンセントさんように作ってもらったやつだし」

「ロウやフェンも馬車酔いするから、いいの」


 馬車酔いするから、首都からポテラ村まで走ったらしい。DEX強化薬とスタミナ増加薬で馬車で来るよりも早く村につき、少し休憩した後にゴブリン討伐に勤しんだそうだ。体力バカかよ。ありがたく威圧よけは頂いた。


「戦闘前に飲むんだよ。効果時間は30分。1日に飲んでいいのは6本まで」

「服薬間隔は開けなくていいの?」

「効果時間が切れたら飲むって感じで大丈夫。1度に飲むのは1本だけ」

「複数飲むとまずい感じ?」

「混乱のバッドステータスがつくよ」


 威圧よけの説明書きがあるというので貰っておいた。1度にバカスカ飲むつもりはないけど、念の為にね。


「MIDが初期値って正気の沙汰じゃない」

「私は正気だが」

「頭イカれてるんじゃないの」

「仲間に毒入れるエリオに言われたくない」


 売り言葉に買い言葉。エリオがダーツを投げてきたので全部避けてやった。そのまま追いかけっこしてたら、ヴィンセントさんに叱られました。うるさかったようです。すみませんでした。


「ふぁー!」

「やっぱウラナの猫って僕をバカにしてるよね」

「可愛い猫ちゃんがそんな可愛くないことするわけねぇだろ。エリオじゃないんだからさ」

「ウラナ」

「はい、ごめんなさいでした」


 ミケを庇ったらヴィンセントさんに首根っこ掴まれてキャシーさんの所へ強制送還された。キャシー姉さんは私の運ばれる様子がツボだったのか、すげー笑ってた。美女の笑いをとってやったぜ。


「相手を煽るな」

「はい」

「お前の逃げ足は確かだが、スキルには移動制限をかけられるものもある。逃げ足を過信するな」

「足の速さと器用さ以外に誇れるものがないんですが」

「極振りしたせいだ。今から他のステータスに数値を振るか?」


 いや、いまさら他のステータスに数値を振るのは負けた気がするのでやめておきます。そういえば、ゴブリンと何度か戦ったし、レベル上がってないかな。見てみよ。


-----

名前:ウラナ

性別:女

種族:アンデッド

ジョブ:召喚士

スキル:召喚、契約、見切り、受け流し、豪運、暗殺


LV.21

STR:1

DEX:111

VIT:1(+1)

INT:1

MND:1


ボーナスポイント:15

-----


 3レベル上がってる。ゴブリン達のレベルはそんなに高くなかったんだろう。私でも倒せたしね。村に来るまでに数は倒したから、このくらいって感じ。ボーナスポイントは全てDEXにぶち込むぞ。


-----

名前:ウラナ

性別:女

種族:アンデッド

ジョブ:召喚士

スキル:召喚、契約、見切り、受け流し、豪運、暗殺


LV.21

STR:1

DEX:126

VIT:1(+1)

INT:1

MND:1

-----


 これで良し。順調にDEXが上がってるね。しかし、移動制限のスキルがあるのか。私の脅威になりえる。他には、必中系のスキルや魔法があったら危ないね。即死もありえる。なにか対策しないとなぁ。


「必中系のスキルや魔法があるなら、絶対回避できるスキルや魔法があってもいいと思うんですよ」

「あるにはあるが、習得条件は不明なものばかりだぞ。ジョブ固有のものもある」

「召喚士でなにか無いかなぁ」


 ステータスの召喚士のところをタッチしてみた。表示されてるスキルや魔法を確認するけど、これといってピンとくるものはない。表示が『???』のものもあるし、今後に期待ってところかな。


「そもそも、召喚士は召喚獣を戦わせればいいんだ。前に出る必要はない」

「わかってるんですけどね。タークスさんとヴィンセントさんがいつの間にか後ろにいるから」

「お前が早すぎるだけだ。タークスはともかく、俺は遅くない」

「俺だって重戦士の中では身軽なほうだぞ!」


 私が極振りしているせいで、ヴィンセントさんの速さを追い抜いてしまっているだけである。ヴィンセントさんが遅いというわけではない。なので、首根っこ捕まえてぶら下げるのやめてください。私は子猫ではない。

お読みいただき、ありがとうございます。

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