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佐伯悠馬の結婚事情(仮)  作者: 雪森蓮


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287/293

その200 「庭園」

あとちょっと!!!

ハミルトン邸の庭。


春の優しい光。

風が歌い花が揺れる。


庭は整えられている。

完璧に。


そして人が多い。

微かな声、穏やかな音楽。

あちこちから聞こえる笑い声。


一気に戻る。


ノアはグラス持ちながらつぶやく。


「増えてるよね…」


悠馬。


「増えています」


ノア。


「俺のせいじゃないからね…」


後ろから蘭が言う。


「間違いなくあなたのせいよ」


ノア。


「半分だよ…」


「全部よ!」


と、蘭。


テーブルにはたくさんの料理。


ルイスが招待客の連れてきた子供たちと

静かに食べている。

少しだけ楽しそうで、

少しだけ寂しそう。


「マックス達も来れればよかったな」


ぽつんという。


「すぐに夏が来るわよ?」


いつの間にか隣にロッテが来て言う。


そして庭を見る。


人々が動き、楽しそうに笑う。


それから、悠馬を見る。

隣にはエレノア。


自然に立っている。


ロッテは小さく言う。


「まぁ、悪くない…わね」


ジェシカがそばに来た。


「どう?あの二人」


ロッテ。


「及第点ね」


ジェシカは笑う。


「厳しいわね」


中央にはエドワード。


招待客と話す。

静かで確実。


場を支配している。


拓海はおおらかに笑う。


「完全に社交だな」


菜摘も言う


「そうね」


その横で、

エレノアが少し疲れている。

悠馬はそれに気づく。


「大丈夫ですか」


エレノア。


「ええ、でも」


少し間。


「少しだけ」


悠馬がそっと手を伸ばす。


「中へ」


エレノアがかるく首を振る。


「まだ、大丈夫です」


ノアが割り込む。


「主役だぞ」


エレノアが笑う。


「そうね」


音楽が少し大きくなる。


芝生の上を渡る風。

笑い声。


ルイスは立っている。

そして、庭を見る。


人、そして家族。

それから、悠馬を見る。


少し考え、そして小さく言う。


「叔父上」


悠馬。


「はい」


ルイス。


「おめでとうございます」


悠馬は少し驚く。

それから言う。


「ありがとうございます」


ルイスは頷く。


そして、庭に戻る。


夕方の光、

少し落ちてくる。


影が長く伸びる。


ノアはグラスを置いて言う。


「終わるな」


悠馬。


「終わりますね」


ノア。


「寂しい?」


悠馬は少し考、それから言う。


「……生活は続きます」


ノアが少し笑う。


「そうだな」


ハミルトン邸の春。


結婚式は終わり、

家はそのまま、いつもの賑やかさに戻っていった。

ここまで読んでくださってありがとうございます!


『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。

結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。

相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。


更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので

よかったらまた覗いてください。


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