表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐伯悠馬の結婚事情(仮)  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

278/293

その192 「帰国前日」

ルイスとマックスは好きな組み合わせです

午後の海。渡る風。

少し冷たい。


砂浜に続く足跡。


マックスがつまらなさそうに石を蹴る。


「帰るの、明日か」


ルイスはさみしそうに答える。


「うん…明日だよ」


「早いよ」


と、マックス。


ルイスが言う。


「そうだね…」


波が寄せて、そして引く。


マックスが言う。


「次は夏だな!」


ルイスは頷く。


「多分?」


マックス。


「多分じゃない」


ルイス。


「また、来るんだろ?今度はこっちに」


マックスは笑いながら答える。


「ああ!きっとな!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


砂浜を少し歩くと、波音が遠く静かに響く。


マックスが言う。


「夏に作った秘密基地さ」


ルイス。


「森の?」


マックス。


「そう。みんなで作ったやつ」


ルイス。


「もちろん守ってるよ」


マックス。


「ほんとか?」


ルイス。


「うん。管理人がね!」


マックスがケラケラと笑う。


「ずるいなそれ」


ルイス。


「一番安全だろ?」


少し間をあけて、マックスは言う。


「ちゃんと残しとけよ?」


「何を」


と、ルイス。


マックス。


「秘密基地」


ルイスが言う。


「残すよ、ちゃんと」


マックス。


「勝手に改造するなよ」


「多分?」


ルイスは答える。


マックスが突っ込む。


「そこは絶対だろ?」


ルイスは少し笑う。


「努力するよ」


後ろから足音が聞こえ、振り向く。


イーサンだった。


「いた!」


タイラー。


「探したぞお前ら」


リリーも続く。


「寒い!寒いよここ!」


マックスがからかう。


「子供だな」


リリー。


「うるさい!」


イーサンが言う。


「そろそろ戻るぞ」


マックス。


「分かった」


ルイスも頷く。


家までゆっくり歩く。時間を惜しむように。


少しだけ遠くなる海。


振り返って、。マックスが言う。


「夏、な!」


ルイス。


「うん。わかってるよ」


マックス。


「絶対だぞ?」


ルイス。


「うん。絶対だね」


家。灯り。家族。


声。冬の海。


子供たちの約束は、


波の音の中に


静かに残った。



ここまで読んでくださってありがとうございます!


『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。

結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。

相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。


更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので

よかったらまた覗いてください。


感想・フォロー等とても励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ