その191 「元旦の朝」
なかなか進まない(´・ω・`)
朝の海。静かに冬の光がさしている。
まだ早い時間、家の中も静かだった。
キッチンからコーヒーの匂い。
悠馬はコーヒーを入れている。
マグカップをふたつ。
窓からは朝日に輝く海が見える。
足音が聞こえる。
エレノアがまだ眠そうに、まぶしそうに見上げてくる。
「おはよう、悠馬」
悠馬が答える。
「おはようございます」
少し間を開けて、エレノアが聞く。
「みんなは?」
悠馬は薄く微笑んで答える。
「まだ寝ています」
エレノアはクスっと笑う。
「まぁ、でしょうね」
外にでるとテラスに通る冷たい空気。
二人並んで、遠く、海を見る。
波音が微かに響き静かな朝の海。
エレノアが思い出しながら言う。
「昨日はすごかったわね」
悠馬。
「毎年ああなんでしょうか」
エレノアは楽しそうに笑う。
「多分、そうかと思うわ」
少し間。
海を遠くに見つめていると、
空には白いカモメが飛んでいる。
悠馬が言う。
「エラ…」
エレノアが振り向く。
「なに?悠馬」
悠馬は、少し考えるて言う。
「今年も」
言葉を探し、それから言う。
「よろしくお願いします」
エレノアは少し笑う。
「こちらこそ」
その時急に後ろのドアが開いた。
マックスがパジャマ姿で立っていた。
髪もぐしゃぐしゃ。
「叔父さん…寒い!」
ルイスが後ろに立っている。
「だから言っただろ?」
マックスは言う。
「海、見たかったんだ」
ルイスは言う。
「今見ただろ?」
「おう!満足!」
と、マックス。
二人はテラスに出る。
海を見ながらマックスが言う。
「今次のクリスマスも絶対来いよ」
ルイスは少し考えて、
それから言う。
「来れると思う」
マックス。
「ほんとか?」
ルイス。
「多分…?」
その様子を、
悠馬とエレノアが見る。
少し笑って、エレノアが言う。
「あの子達、仲いいわね」
悠馬。
「ええ、そうですね」
少し間。
悠馬は海を見て、それから言う。
「将来、騒がしくなりそうですね」
エレノアが楽しそうに笑う。
「もう十分騒がしいけどね」
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家の中から声がする。
凛だ。
「コーヒーある?」
カイルもいる。
「腹減った!」
「パン!パン頂戴!!」
と、リリー。
タイラー。
「静かにしろよ!」
イーサンが笑う。
「無理だろ」
ノアが大声で言う。
「朝からうるさいぞ!」
「ノアの声が一番大きいわよ!」
蘭も心なしか楽しそうだ
エドワードが続く。
「元旦だ、しょうがない」
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静かな海。騒がしい家。
新しい年は、こうして始まった。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。
結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。
相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。
更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので
よかったらまた覗いてください。
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