表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐伯悠馬の結婚事情(仮)  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

273/293

その188 「クリスマスの夜」

もう少しで終わるかなぁ

夜、暖炉が暖かく燃えている

灯りは柔らく灯っている。


食事は終わっている。

子供たちはまだどこかで騒いでいた。

遠くで笑い声。


リリーの声。


「マックス!そこ!そこよ!」


マックス。


「違うって!間違ってるぞ!!」


タイラー。


「絶対違わない!」


イーサンが笑っている。


完全に止まらない。


ーーーーーーーーーーーーーー


暖炉の前で大人たちは楽しそうに見ている。


お茶、コーヒー、ワイングラス。


蘭が言う。


「なかなか静かにならないわね」


カイルが笑う。


「しょうがないさ、クリスマスだしな」


ノアが言う。


「いや、元気すぎだろ?」


エドワードは静かにグラスを置く。


それから悠馬を見る。


「悠馬」


悠馬。


「はい」


エドワード。


「式は決まったのか?」


悠馬は少し考える。


「まだ決めていません」


ノアが言う。


「遅いなぁ」


凛。


「ほんとにね」


悠馬は少し困った顔。


「そうでしょうか」


拓海が言う。


「春でいいんじゃね?」


少し沈黙。


ノア。


「春だな」


カイル。


「春だ」


凛も頷く。


「春ね」


悠馬が言う。


「決まりですか?」


ノアが笑う。


「決まったな」


エレノアが吹き出す。


「早いですね」


悠馬は少し考える。


それから言う。


「…春ですか」


エドワードが頷く。


「春だ、いや、6月頃がいいか」


エレノアは悠馬を見る。


「いいんじゃない?」


悠馬は少し黙る。


それから頷く。


「分かりました」


ノアが言う。


「決定だな!」


凛が言う。


「決定ね」


カイルも笑う。


「決定だね」


悠馬はため息。


「…決定ですね」


エレノアは静かに笑っている。


暖炉の火。外は夜。

遠くでまた声がする。


「ルイス!まって!」


「マックス!やめて!!」


「それ俺の!」


悠馬はそちらを見る。


それから言う。


「来年」


少し考える。


「静かな家になるでしょうか」


ノアが即答する。


「ならないな」



「無理ね」


凛。


「ならないわね」




カイル。


「ならないな」


エレノアは笑う。


「残念ね」


悠馬も少し笑った。


暖炉の火が揺れる。


クリスマスの夜。


ハミルトン家では、


結婚式がとても静かに、

そして雑に決まった。



ここまで読んでくださってありがとうございます!


『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。

結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。

相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。


更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので

よかったらまた覗いてください。


感想・フォロー等とても励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ