幕間 「六月の机/試験」
なんか時系列がグダグダになってきてる気がする、、、すみません_| ̄|○
朝は静かだった。
六月の空気は乾いている。
校舎の廊下には声が少ない。
”アビトゥーアの日”
ロッテは席に座る。
ペン。
受験番号。
問題用紙。
周りは緊張している。
ため息。
紙の音。
ロッテは深く息を吸う。
落ち着いている。
数字は裏切らない。
問題用紙が配られる。
試験開始。
ロッテはページをめくる。
金融。
経済。
論述。
計算。
視線が走る。
難しくはない。
むしろ。
整理されている。
ロッテはペンを走らせる。
式。図。説明。
時間は静かに流れる。
途中でふと手が止まる。
窓の外。
空。
ロンドンを思い出す。
母の街。
そして。
”あの男”
ロッテは小さく息を吐く。
思考を戻す。
問題はまだある。
ページをめくる。
最後の論述。
ロッテは少し考える。
それから書く。
速く。
正確に。
時間が終わる。
ペンを置く。
周囲はまだ書いている。
ロッテは椅子にもたれる。
終わった。
教室を出る。
廊下は騒がしい。
笑う声。
不安な声。
ロッテは外に出る。
校門の前。
黒い車。
レオンが立っている。
ロッテは少し眉を上げる。
「来てたの」
「当然だ」
レオンは笑う。
「どうだった」
「普通」
レオンは頷く。
「それは合格だ」
ロッテは肩をすくめる。
車に乗る。
少し沈黙。
街が流れる。
レオンが言う。
「ロンドンだったな」
「ええ」
「迷いは?」
「ない」
即答。
レオンは少し笑う。
「観察か」
ロッテは父を見る。
「何を」
レオンは窓の外を見る。
「人間」
ロッテは小さく笑う。
「ウサギ?」
レオンは声を出して笑う。
「まだ言うか」
ロッテは真顔。
「処す」
レオンは笑いながら言う。
「なら」
少し間。
「よく見てこい」
ロッテは頷く。
ロンドン。
母。
そして。
”ウサギ”
ロッテは静かに思う。
結論はまだ出ていない。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
『佐伯悠馬の結婚事情(仮)』始まりました。
結婚する気がない男の結婚事情(仮)です。
相変わらず周囲がうるさく、悠馬の胃が忙しいです。
更新はのんびりですが、完結まで書いていく予定なので
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