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最強教師は最低のクズ野郎~神殺しの王。教師となり美少女を育成する〜  作者: さく・らうめ
カルドニアのアベンジャー編
204/520

調査開始?

あれから散々揉めた結果、スティーグを二人部屋に固定し、他の少女達をローテーションで入れ替えることで話がついた。

 スティーグはややうんざりしながら宿を出ると、これからどうするかを考えていた。

 それを察してアティシアが声をかけてきた。


「これからどうしますか? お兄様?」

「そう、だな。これだけ大きな都市なんだから、どこかに観光案内所でもあればいいんだが…」


  スティーグの言葉に納得いったという様子でシルフィーが頷いた。


「なるほど、流石です先生。観光案内所に行けば、地図も手に入りますし、情報が得られるかもしれませんね」

「ああ、そういう事なんですね、流石です」


 シルフィーにクレアが同調し、スティーグを褒め称えた。

 だが、当の本人は呆れたように二人を見返す。


「はぁ? 何をいっているんだお前らは?」

『え?』


  わかってないというようにスティーグは首を振る。


「初めて来た知らない土地で、まずやる事っていったら一つだろう! 食べ歩きだ。この街の名物を食べ尽くすぞ!!」

『ええーー!!』


 二人はどうリアクションを取っていいか分からずに、困った顔を作った。

 そんな二人をシャルロッテはフフンとドヤ顔で笑う。


「わかっていませんわね二人共。情報が自然に集まる場所は飲食店。先生はそれを分かった上で言っているのですわ!!」

『なるほど!!』


 流石は先生と、三人はスティーグを称えあったが、無論、スティーグはそんな事これっぽっちも考えていない。

 この食いしん坊は単に未知なる料理を食べてみたいだけなのだ。

 その時、スティーグの袖をクイクイと引っ張る奴がいた。言うまでもなくセリスである。


「あっち。焼き鳥の屋台が出てる」


 スティーグもそちらに目をやると、確かに焼き鳥の屋台が出ていた。

 鼻を効かせるとタレを鶏肉に絡ませて焼かれてるいい匂いがしてきた。


「でかしたセリス。行くぞお前ら、先ずはあそこから始めるぞ」

「おっしゃー」


上級生三人がしきりに勘違いでスティーグに感心している中、下級生二人組は完全にスティーグ同調、観光モードに入っていた。

 こうしてスティーグ一行は食べ歩きを開始したのだった。



*************


 熱々の焼き鳥を頬張った後。

 先ずは首尾よく観光案内所を見つけ、地図を手に入れた。

 更に評判の飲食店をいくつか教えてもらい、スティーグ達は食べ歩きを始めたのだった。

 スティーグと下級生二人は本当に食べるばかりであったが、他の少女達は食べながらも、店員や客から情報収集を怠りはしなかった。

 そんな時、アティシアが周りを見渡しながら眉を顰める。


「どうも、複数の視線を感じるのですが」

『そうですね』


 これに対し、全ての少女達が頷いた。

 先程から多くの視線を感じる。

 それも敵意のこもった鋭い視線だ。


「・・・不味いですね。もしや、我々の正体がバレてしまったのでは?」

「そう、かな? それにしてはなんか感じが違うような気がするけど」


 シルフィーが焦りを感じると、ミラが首をかしげた。

 敵意は感じる。

 だが、感じる視線は妬まし気にこちらを睨みつけるもので、警戒や恐怖と言った緊張感は伝わってこなかった。

 少女達は首をしきりに傾げてこの不思議な視線にどう対処すればいいか考えあぐねていた。

 だが、少女達はわかっていなかった。

 自分達がどれだけの美少女かという事を。

 タイプは違うが、一人一人が街を歩けば、多くの男性が振り返る魅力的な顔立ちをしているのだ。

 それがこれだけまとまって歩けば嫌でも目を惹く。

 まあ、これが少女達だけであれば問題はなかった。

 好機な視線を向けられるだけで済んだのだ。

 問題はそこに一人、男が混じっているという事。

 だらしなく姿勢を崩しながら歩いている、どう見ても冴えない男だというのに、そんなヤツが美少女達の中央を陣取って、踏ん反りながらのし歩いているのだ。

 それもよく見れば、美少女達は男の横に並びたそうにお互いを牽制しつつ、誰が両の腕を組むかを取り合っている様に見える。

 これが男達の敵意を煽らないわけがない。

 更にタチが悪いことに、スティーグだけはこの視線の意味を正しく理解していた。

 その上で笑いながら、その視線を受け流しつつ平然と歩いている。

 それがまた男達の嫉妬を一層高めているのだった。

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