ある日。
街は人が多かった。まだ増えていく気がする。
「夜、服取り行くまで何するー?」
「映画見るか。」
「ちょうどいいね。」
「映画何見るー?てか、何がある?」
「調べてみるわ。」
スマホで映画館の上映内容を検索した。
「今、おもしろそーなのないね」
「このお伽話見た事ないけどなんかずっとやってるぽいよ。見たことある??」
「ない。お伽話って深いよな。」
「見に行く?」
「いいね。見にいこー!何時から?」
調べて映画までの間に焼肉屋に新しいテイクアウトのドリンクが出来たので行ったりポップコーンを買ったりチュロスを買ったりした。
映画の券を買って後ろの席で隣が空いている席をとった。
座席を見やすくする為に椅子の下に引くマットを取りジュースを置きポップコーンを置いて昔からあるCMと映画泥棒をみてまだあるんだと懐かしくなった。
様々な泥棒が最近いるなーと思ったが監視カメラも泥棒だなとか思った。なかなか始まらない。軽く話し始めてたら始まった。
見終わった。BARに向かう前に居酒屋で映画の内容の話や見た事の話を話し合った。たまにはこーゆーのもいいなと思った。人によって映画の捉え方は違うからあんまり教えるのもなーとか思ったりした。
BARについた。
「おいっすー。」
「ワッサー!」
手を叩いた。
「服取りに来たっすー」
手を叩いた。
「おう、これね!」
カウンターの下に隠してあった袋を持ち上げた。
「そーこれこれこれこれ」
袋を受け取りながら言った。
「軽く一杯飲んでいこうかな。」
「何飲むー?」
「さっき居酒屋で生飲んだから焼酎で!2つ!」
2のポーズをして言った。
「ほいよ」
「てかよー、あのにいちゃん大丈夫か?」
目をやりながら言った。
「あの公園にいる人か。あれはダメだよ。最近よくいる。乗っ取られてるみたいな流行りに乗られた廃人みたいなもんだよ。薬物もしてなさそーなのにな。」
ドリンクを作りながら言った。
「あー、流行りなー。本だろ。にいちゃん達もかわいそうだよな。」
タバコに火をつけながら言った。
小説家なんてさ一流企業を売りにしてるけど何百人といる中でついていけなくて辞めた頭の悪い落ちこぼれの落ち目が書いた作品だぜ。それを鵜呑みにするなんてバカな奴らだよ。
その本ばっか読んでる。バカの本を読んでるバカがちゃんとした知識も得てないし作者の偏見と自己満をそのまま得た人だろ。と思った。本当にバカはどうかしてる。
「あーいきなり言うね笑可哀想ってゆーか人間なんてさ、人生の目的なんてなくとも友達なんて居なくとも生きて行けるんだよ。それが実際にいちゃんだけじゃなくて多数いるんだよ。ただ仕事と金と家がありゃーな。」
2つ目のドリンクを作りながら言った。
「そーそ。仕事と金と家を維持する為に生きる為にただ精一杯で何のために生きているのか考えている余裕さえない人々も沢山いるからさ。」
タバコの灰を落としながら言った。
「豪華な暮らしを味わってたら貧乏な暮らしはきつい的な話か。」
うんうん。と頷きながら言った。
「まーそんな感じ。そーだな。お前がにいちゃんみたいな人全員に仕事紹介してよ。お前知り合いいるじゃん。お前なら色んなことわかってあげれるし付いていっても良い人間だろ。ちゃんと金やって良い仕事つかして上げれば良いんじゃね?」
ドリンクを置きながら言った。
「そんな力なんてねーよ。笑 力あるのはPOLICEかテレビか政治家かラジオくらいじゃねーの。」
グラスを一口飲んで置いた。
「話戻すけどよ、人間は厄介な人間でよ。目的が無いと急にガックリすんだよ。生きていく張り合いが無くなっちまうんだよ。あのにいちゃんみたいによ。頼りなくフラフラして自ずとよ、生きる事が結局目的になっちまうんだよな。」
グラスを一口飲んで言った。
「どーでもよくなんだな。」
言い終わった後にバーテンがタバコに火をつけた。
「それを他人がどーのこーの言うことでも首突っ込むことでもねーんだよ。」
酒を飲み置いて言った。
「そーそ。俺らみたいな人間がよ。人間社会に溶け込んでる時は綱渡りみたいなもんでさ下手に首突っ込まれて少し踏み外したら全てがパァになっちまうんだよ。あーあ。って」
グラスを持ちながらいった。
「そーそ。それを他人が口を開けて待っているんだよ。派遣会社とかさ、その辺がさ。」
灰皿に置いてあった火のついたタバコを手に取りながら言った。
「漁夫の利!」
すかさず突っ込んだ。
「人は見てないよーで見ててよぉ。気にしてるよーで気にして無いんだよ。ポカンと口開けてんだよな。」
突っ込みをスルーして話し始めた。
「うんうん。だから、走るんだよ。走ってても、口をぽかんと開けている奴がよ。あれ?来ねぇな。何で分かるんだろ。ってなるんだよ。」
突っ込みをスルーしたのを面白くなりながら会話を進めた。
「で、また首突っ込んできたり手を伸ばしてきて後ろ髪引かれたりよー。また厄介でよ」
淡々と話をしていた。
「気持ち悪いな。あのにいちゃん達も大変だよ。」
気を取り直してウゲェって感じで話に入ってきた。
「あのにいちゃん達も大丈夫だよ。」
タバコを吸いながら言ってきた。
「引っ張る奴と会わないよーに関わらずに石橋を叩いて渡るんだよな。安全な道をよ。転んでも怪我しない道を気をつけながら一歩ずつな。」
手でジェスチャーしながら言った。
「だから、誰かの道に落ちているゴミをよ。人のために拾ってゴミ箱に捨ててあげてよ。転ばないようにする人がいねぇんだよ。転んでラッキーみたいな感じなんだよな。」
ウゲェみたいな感じで言った。
「そーだな。 美味しかったしもう一杯。なんか美味しい奴ください。」
「俺も1つ。ジャパニーズウィスキーのロックで」
メニューを見ながら言った。
一杯だけ飲むつもりがまだ続きそうだと感じながらまだ飲みたいし話したいと思った。
にいちゃんはもーいなくなって、公園はリーマンとファッションの子だけになっていた。




