表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ライト戦記】宇宙の彼方から革命を越えて_連載版  作者: Tongariboy
2. 革命軍本部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/17

 2-3. 五郎臣会議

———アルファ達が本部へ戻る最中のこと。

アスファルト帝都の中心にある皇帝の城。

その中枢の円卓で帝国の執政を司る五郎臣(ごろうじん)らが議論を行っていた。


「物量で押せないのか」

「時間がかかる。革命軍は侮れん相手だ」

「確かに。先の奇襲戦は敵ながら実に見事であった」

「しかし、我が軍の指揮官の見通しが甘かったようにも見える」

「あれは定石に従った故。詰めるべきは帝国軍略の甘さよ」

「研究院は何をしているのだ」

「それよりも八公だ。一騎当千の奴らがいながら未だに遅れをとっているのはやはり」

「手を抜いていると?」

「かもしれん」

「もしくは侮れんとした柳が想定を遥かに上回るのかもしれんな」

「そのどちらも原因ではないか」

「なんにせよ、犬どもめ。まだ(しつけ)が足りんようだな」

「騎士長ライ・ク・アーか。彼女はどうしている」

「アイラを捕えてからは静かなものだ。誰かに当たり散らすわけでもなく城に籠もっているらしい」

「宮司とは旧知の仲だったと聞く。ふっ、哀れなことよ」

「よく言う。あなたの発案ではありませんでしたかな」

「そうであったかな」

「さて躾となると、他の騎士長を見せしめにするか」

「八公のトーア・ル・オーとズィー・ル・オーは仲のいい兄弟であったな。欠けては悲しむだろう」

「待たれよ。それは当てつけにしかなるまい」

「同感だ。士気を下げ戦力の減衰を招くのみ。革命軍との決戦は近いのだ。無闇に動くべきではない」

「ふむ」

「そういえば仕込んだ者から妙な報告を受けたのだが、聞いたか?」

「さてな。何があったのだ」

「アイラが生きているというのだ」

「はっはっはっ、用意した影であろう。あれが生きているはずはない」

「それを疑ってはおらんが、取って代わる者がいるのやもしれん」

「宮司の後継か?」

「わからん。しかし革命軍の本隊にこの地の者とは似つかん少年がいるそうだ」

「少年? 何者か調べはついていないのか」

「ああ。少年から直接情報を引き出そうとしているようだが、まだ報告は来ていない」

「なるほど。だが、必要ならその首を落とすまで」

「そうだな」

「不穏分子は即刻排除だ」

「ふっ、ふははっ。我らの、そう、我らの帝国のためにな」



 暗がりの中、野心と思惑が交差する———






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ