1話 救援隊到着は目の前にっ!
とある日の昼、午後一時頃。雲が晴れ、青空が広がっている。
太陽の光が塔を照らし、気温は上昇していた。風が穏やかに吹き、塔の周囲の花々が揺れている。
多くの仲間を失い月日が大きく流れて経過すると、ついに明日の朝方、本部から派遣された救援隊が塔に到着する日となった。
イグナーツや仲間たちは呆然としながらも、救援隊到着の事を考えて、生きる希望を取り戻す。
今現在は夜の襲撃を終えて、仮眠を取って起床したばかりだ。全員が起床している状態。
「明日……明日の朝には……救援隊が来る……。もう少しだ……。もう少しで……ここから出られる……」
イグナーツは寝室で、濃藍の羽織を纏いながら呟いた。
その声は震えており、切れ長の黒目がちな瞳が涙で潤む。
イグナーツと仲間たちは、汚れた下着や服を洗い、破損箇所のある防具を縫ったり補修することにした。
エリザベートは純白だったレースの下着を、力なく素手で揉み洗いしている。
艶を失い白金の髪が濡れた頬に張り付き、蒼い瞳が果てしない絶望に揺れていた。
豊かだった胸は無残に削げ、薄い皮膚の下には痛々しく肋骨が浮き出ている。
サイズが合わずに弛んだ白いブラジャーの奥では、疲弊により凝固した乳首が、生地を押し上げるように生々しく突起していた。
何週間も穿き古された下着は、度重なる襲撃の恐怖とストレスで不順になった生々しい経血の跡、そして何度も漏れ出した排泄物の黄色く濁った輪染みが幾重にも重なり、かつての気高さを汚すように赤黒く変色している。
鼻を突くアンモニア臭と血の匂いが立ち上る中、彼女は鋭く尖った腰骨を震わせ、水桶の中で執念深く布地を擦り合わせた。
しかし、純白のレースの繊維にこびりついた背徳的な体液の痕跡は、彼女の指先がどれほど赤く擦り切れようとも、二度と完全に落ちることはない。
「もう……綺麗にならない……」
か細い声で、エリザベートが呟いた。カタリナも薄桜色の総レース仕様の下着を、力なく手洗いしている。艶を失った薔薇金の髪が揺れ、大きなライラック色の瞳が深い疲労で虚ろに潤んでいた。
削げ落ちた豊満な胸は哀れに垂れ下がり、その乳房の先で乳首が、黄ばんだブラジャーの薄いレースを押し上げている。
何週間も酷使された下着には、こびりついた汗や経血の染みに加え、限界の恐怖で漏れ出した生々しい糞尿の赤黒い染みが無数に焼き付き、鼻を突く濃厚な獣臭を放っていた。
特にショーツの股布からお尻にかけては、失禁した尿の黄色い輪染みと、こびりついた糞便の茶黒い汚れが凄惨に広がり、彼女の気高き肉体の崩壊を淫らに物語る。
カタリナは水桶の中で、自身の排泄物の匂いに顔をしかめながら、骨ばった指先で下着を揉み洗い続けた。だが、繊維の奥まで染み込んだ背徳的な汚れと匂いは、完全には落ちることはない。
「……もう……元には戻らないですぅ……」
感情を欠いた声で、静かにカタリナが呟いた。
そして彼女らは白いシャツと深紅のロングコート、ミスリル糸と黒絹を組み合わせた魔術装束も洗う。
これらも汚れており、魔物の血や食べ物の染みが無数にあり、汗の匂いが染み付いている。
更には、念入りに防衛用のトラップの構築、武器の手入れもした。
「ガロット……セシリア……ユリウス……リュネット……ヴィオラ……ルーカス……」
大剣の刃を研ぎながらイグナーツは、死んでいった仲間たちの名前を呟く。
その声は悲しみに満ちている。切れ長の黒目がちな瞳が涙で潤む。
今日という日を迎えるには、あまりにも過酷で、彼ですら何度も生きる事を諦めかけた。
それは仲間の死であったり、毎夜の襲撃であったりと、理由は様々である。
それでも、まだ生きている仲間たちを無事に本国の土を踏ませる為に、イグナーツは部隊の隊長として己の心を奮い立たせて、今日まで魔物と戦い続けた。
今日という日を迎えるまで、彼を含め仲間たちは、自分たちの身嗜みを整える気力すらなく、ただ惰性で生きているような感じであり、髪や髭などムダ毛が伸び放題であり、衣服も魔物の血や食べ物の汚れが染み込んで汚らしいのである。
だが、朝に救援隊が到着して本国に帰れるという事実は、そんなイグナーツや仲間たちに最後の活力と希望を与えた。彼は鏡の前に立ち、ナイフを使い無精髭を剃る。
伸び放題だった髭が剃られ、顔が露わになった。切れ長の黒目がちな瞳が鏡に映る。
イグナーツは伸びた髪もナイフで刈った。乱れていた黒髪が短く整えられる。
「今日の夜も……絶対に生き残る……。絶対にだ……。明日の朝には……救援隊が来る……。もう少しだ……。もう少しで……ここから出られる……。仲間を……生きて帰らせる……」
鏡越しに彼は自分に対して呟いた。その声は決意に満ちている。
ヴェルナーも鏡の前に立ち、ナイフを使い無精髭を剃った。
伸び放題だった髭が剃られ、顔が露わになる。長めの金髪も短く整えられた。
「明日……明日には……帰れる……」
静かに彼が呟く。切れ長の蒼い瞳が鏡に映る。
エリザベートも鏡の前に立ち、伸びた白金の髪を整えた。
乱れていた髪が整えられ、美しい白金の髪が露わになる。
「明日……帰れる……帰れる……」
決意を震わせるように彼女が呟いた。蒼い瞳が鏡に映る。
カタリナも鏡の前に立ち、伸びた淡い薔薇金の髪を整えた。
乱れていた髪が整えられ、美しい淡い薔薇金の髪が露わになる。
「……明日には……帰れますぅ……」
微笑みながら彼女が呟いた。大きなライラック色の瞳が鏡に映る。死亡した仲間たちの死を糧にするべく、イグナーツや仲間たちは同じ轍を踏んではならないとして、念入りな準備を行う。最後の日を生き残るために。
「ガロット、セシリア、ユリウス、リュネット、ヴィオラ、ルーカス……お前たちの分も……俺たちは生きて帰る……。必ず……」
刃を研ぎ終えると、イグナーツは大剣を鞘に収めた。その声は決意に満ちている。
ヴェルナーは黄金の大剣の刃を研ぎ、短銃に弾を込めた。エリザベートは聖銀の槍を磨く。
カタリナは魔術刻印杖を握りしめた。全員が身嗜みを完璧に整えて、夜の襲撃に備える。
しかし、エリザベートだけは、魔物の返り血を浴びて汚れた深紅のロングコートを気にして、未だに必死に磨いていた。
白金の髪が揺れ、蒼い瞳が真剣に光る。
豊かな胸は痩せているが、依然として美しい曲線を描いていた。
白いレースの下着が透けて見える。
深紅のロングコートには、魔物の血が乾いてこびりついており、中々汚れが落ちない。
「くそ……落ちない……! 何度擦っても……!」
苛立ちながら彼女が呟いた。エリザベートは布に水を含ませ、何度もロングコートを擦り続ける。
だが、汚れは完全には落ちない。
「もういい……! これで我慢する……!」
諦めたように彼女は呟いた。一方、食事当番のカタリナは、残された食材をふんだんに使い、皆の好きな食べ物を作り、贅沢に振る舞う。
彼女は、薄桜色の総レース仕様の下着姿のまま、厨房で料理をしていた。
淡い薔薇金の髪が揺れ、大きなライラック色の瞳が真剣に光る。
豊満な胸は痩せているが、乳房が揺れた。カタリナは缶詰のミートスープ、硬質パン、干し肉、塩漬け野菜、チーズ、果物の缶詰などを使い、豪華な食事を作る。
そして、食料庫から発見された酒も出した。
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