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魔物に包囲された塔で半年間の籠城を命じられた狩人部隊、仲間たちは少しずつ壊れていき、救援隊が来た時には俺しか残っていなかった  作者: りつりん
第一章

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4話 甘美なる美少女たちの下着

「やばい……!」


 ルーカスが叫んだ。

 だが、その瞬間、カタリナが魔術刻印杖を高く掲げる。


「そんなの、させないよ?」


 彼女の声は甘く柔らかいが、その目は冷徹に光っていた。

 カタリナは杖頭の欠けた水晶から魔力の霧を放出し、防御魔術を発動させる。


 淡い薔薇金の髪が風に舞い、大きなライラック色の瞳が輝く。

 豊満な胸が大きく揺れ、ミスリル糸と黒絹を組み合わせた魔術装束が風に煽られる。

 荷台の上空に、透明な魔法障壁が展開された。


 酸の雨は障壁に阻まれ、緑色の液体が障壁の表面を滑り落ちる。

 荷台の全員が無事であり、誰一人として腐食液に触れることはなかった。


「助かった……!」


 エリザベートが安堵の息を吐く。

 白金の髪が風に揺れ、蒼い瞳が優しくカタリナを見つめる。


「どういたしまして」


 彼女は微笑んだまま、杖を構え続けた。

 だが、その額には汗が滲み、呼吸が荒くなっている。


 魔力の消耗は激しく、長くは持たない。

 しかし馬車は無事に泥濘から抜け出す事に成功し、一定の速度を維持しながら森の奥へと突き進んだ。


 四頭の馬は泡を吹き、蹄が地面を蹴るたび血が滲む。

 だが、止まるわけにはいかない。

 後方からは依然として夜獣たちの咆哮が響き、追撃の手は緩まない。


「前方に橋だ! 渡り切るぞ!」


 イグナーツが叫んだ。

 切れ長の黒目がちな瞳が前方を鋭く睨み、濃藍の羽織が風に激しく揺れる。

 右耳の真鍮の耳飾りが揺れ、左手の黒紐の腕輪が軋む。


 彼は手綱を強く握り、馬に鞭を入れた。

 前方に、朽ちかけた一本橋が見えた。


 橋は幅三メートル弱、長さは約二十メートル。

 木材で組まれた簡素な吊り橋だが、長年の風雨に晒され、至るところが腐食している。


 橋板は所々欠け、手すりの縄は千切れ、橋全体が不気味に軋んでいた。

 その下には深い谷が口を開けており、底は見えない。


「あんな橋、渡れるのか!?」


 不安そうにルーカスが叫んだ。

 焦げ茶の短髪が汗と血で張り付き、琥珀色の瞳が橋を睨む。


 鉄打ちの重コートが揺れ、金属のプレートアーマーが軋んだ。

 彼の巨体は荷台の中でも一際目立ち、その重量が橋に負担をかけることは明白。


「渡るしかない! 全員、掴まれ!」


 イグナーツが号令を出した瞬間、馬車が橋に突入した。

 車輪が橋板を踏みしめ、橋全体が激しく揺れる。


 木材が軋む音が響き、橋板が次々と砕けてゆく。

 四頭の馬は悲鳴を上げながらも必死に駆け、蹄が橋板を蹴るたび木片が谷底へと落ちる。


 荷台では全員が手すりに掴まり、必死に耐えていた。

 エリザベートは聖銀の槍を荷台の床に突き刺し、身体を支えている。


 白金の髪が風に激しく舞い、蒼い瞳が前方を睨む。

 深紅のロングコートが揺れ、豊かな胸が呼吸と共に大きく上下する。


 コルセット型の革鎧が食い込み、ドレスのように分かれたスカート状の裾が捲れ上がり、白いレースの下着が一瞬露わになった。

 太腿の白い肌が月明かりに照らされ、艶めく。


 カタリナは魔術刻印杖を握りしめ、荷台の端に掴まっている。

 淡い薔薇金の髪が風に乱れ、大きなライラック色の瞳が不安そうに揺れた。


 豊満な胸が激しく揺れ、ミスリル糸と黒絹を組み合わせた魔術装束が風に煽られる。

 プリーツ状のスカートが捲れ上がり、太腿の柔らかな肉が覗く。


 彼女は必死に杖を握り、魔力を温存しようとしているが、その額には汗が滲んでいる。

 ヴィオラは左腕を押さえたまま、右手でクロスボウを握り締めていた。

 深い漆黒に紫を滲ませた長髪が三つ編みで揺れ、紅い瞳が痛みに歪む。


 左腕の腐食液による火傷は深く、血が滲んでいる。

 深紅と墨黒の軽装甲が乱れ、豊満な胸が激しく上下した。


 強化革製の拘束ベルトが食い込み、その下から白い肌が覗く。

 リュネットは双刀を鞘に収め、荷台の手すりに掴まっている。


 漆黒に近い深藍色の髪がストレートに揺れ、細めの淡い銀青の瞳が冷たく前方を見据えた。

 ダークグレーと漆黒の高機動戦闘衣が身体に密着し、細腰からの曲線が美しく、腰回りのラインが色香を漂わせる。


 彼女の表情は無表情だが、その奥には緊張が滲んでいた。

 セシリアは杖剣を握りしめ、荷台の中央に立っている。


 淡いミルクティーブラウンのゆるふわウェーブが揺れ、ツインお団子から毛先がふわりとほどけた。

まんまるな目に、ほんのりピンクがかった頬。


 タレ目気味の金色の瞳がゆったりとした光を湛え、口元には柔らかな微笑が浮かぶ。

 生成色のロングコートワンピースが風に煽られ、豊満な胸が大きく揺れる。


 彼女は微笑んだままだが、緊張の色を滲ませていた。

 ガロットは黒蛇の鎖剣を腰に収め、荷台の端に掴まっている。


 漆黒の髪がオールバックに撫で付けられ、金茶色の瞳が薄く笑う。

 傷だらけの頬に浮かぶ薄い笑みは、どこか余裕を感じさせるが、その目は鋭く後方を睨んでいる。


 深墨色のロングコートが揺れ、背中から腰にかけて複数のホルスターが揺れた。

 ヴェルナーは黄金の大剣を握りしめ、荷台の前方に立っている。


 長めの金髪が後ろで一束に結ばれ、切れ長の蒼い瞳が冷たく前方を見据えた。

 白と金を基調とした布鎧に銀縁のロングマントを羽織り、胸元には黄金の十字架を模したペンダントが揺れている。


 彼の均整の取れた騎士型の体型は、この極限状況でも揺るがない。

 ユリウスは頭を抱えたまま、荷台の床に膝をついている。


 銀灰色の髪がポニーテールで乱れ、前髪が右目を隠していた。

 白磁のような肌に整った中性的な顔立ちが苦痛に歪み、伏せがちな蒼灰色の瞳が激しく揺れる。


 彼は両手で頭を抱え、レイピアを床に落としていた。

 黒を基調としたロングジャケットが乱れ、胸元の革紐の編み込みが解けている。


 馬車が橋の中央を通過した瞬間、橋全体が激しく軋んだ。

 木材が砕け、橋板が次々と崩れ落ちる。

 谷底へと木片が落下し、遥か下で砕ける音が響く。


「やばい……!」


 ルーカスが叫んだ。

 だが、馬車は止まらない。四頭の馬は必死に駆け、最後の力を振り絞って橋を渡り切る。

 そして、馬車が橋を渡り切った瞬間、橋は完全に崩壊した。


 木材が砕け、吊り橋全体が谷底へと落下していく。

 轟音が響き、森全体が震える。

 橋は跡形もなく消え去り、後戻りは完全に不可能となった。


「渡り切った……!」


 エリザベートが安堵の息を吐く。

 だが、その瞬間、馬車の右後輪が激しく軋んだ。


 鉄製の車輪が完全に破損し、車軸が砕ける。

 馬車全体が右に傾き、激しく揺れた。

 荷台の全員が体勢を崩し、必死に掴まる。


「車輪が壊れた!」


 イグナーツが叫んだ。

 速度が急激に落ち、馬車は不安定に揺れながら進む。


 右後輪は完全に機能を失い、車軸が地面を擦りながら火花を散らす。

 そして後方を振り返ると、橋の崩壊と共に一部の夜獣たちが、谷底へと落下していくのが見えた。


 二足歩行型の夜狼も、四足歩行の血餓狼も、橋の崩壊に巻き込まれ、谷底へと消えていく。

 その悲鳴が森に響き、徐々に遠ざかる。


「よし……数が減った……!」


 ルーカスが喜びの声を上げた。

 だが、依然として数百以上の夜獣たちが追撃を続けている。


 橋を渡れなかった獣たちは、谷を迂回して迫り来るのだ。

 その数は依然として圧倒的であり、追撃の手は緩まない。

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