10話 拙者は魔物百体斬りの男、コジロウと申す!
「天蓋の沈黙を破れ。神代より響く怒号をもって、万象を刹那の瞬きに葬り去らん。――創世の雷霆!」
魔術刻印杖を高く掲げ、カタリナは詠唱を始める。
魔法陣が展開され、雷撃が放たれた。
雷撃は夜狼たちを貫き、炭化させながら塔から落とす。
淡い薔薇金の髪が揺れ、大きなライラック色の瞳が輝く。
ガロットは短銃を構え、夜狼たちに向けて発砲した。
銃声が連続して響き、弾丸が夜狼たちの頭部を貫く。
夜狼たちは悲鳴を上げ、塔から落下する。
漆黒の髪がオールバックに撫け付けられ、金茶色の瞳が輝く。
ヴェルナーは右手に包帯を巻きながらも、左手で短銃を構え、夜狼たちに向けて発砲した。
銃声が響き、弾丸が夜狼の額を貫く。
閃光とともに"浄化の焔"が弾け、夜狼が炎に包まれる。
長めの金髪が後ろで一束に結ばれ、切れ長の蒼い瞳が冷たく光った。
ルーカスは短銃を構え、血餓狼たちに向けて発砲する。
銃声が響き、弾丸が血餓狼の胸を貫く。
血餓狼は悲鳴を上げ、塔から落下した。
焦げ茶の短髪が汗に濡れ、琥珀色の瞳が闘志に燃える。
ユリウスは二連式銃を構え、夜狼たちに向けて発砲した。
銃声が連続して響き、弾丸が夜狼たちの急所を正確に貫く。
夜狼たちは悲鳴を上げ、塔から落下した。
銀灰色の髪がポニーテールで揺れ、前髪が右目を隠している。
ヴィオラは機構式クロスボウを構え、夜狼たちに向けて発砲した。
矢が放たれ、夜狼の胸を貫く。
毒矢が命中すると、夜狼は痙攣を始め、塔から落下した。
深い漆黒に紫を滲ませた長髪が三つ編みで揺れ、紅い瞳が鋭く光る。
リュネットは短銃を構え、夜狼たちに向けて発砲した。
銃声が連続して響き、魔力の波紋が夜狼たちを貫く。
夜狼たちは動きを止め、塔から落下した。
漆黒に近い深藍色の髪が揺れ、細めの淡い銀青の瞳が冷たく光る。
「這い寄る紅蓮よ、理を焼き、その身を灰燼へと変えよ。逃げ場なき終焉をその眼に刻め。――煉獄の審判!」
杖剣を構え、セシリアは詠唱を始めた。
炎が放たれ、夜狼たちを包み込む。
夜狼たちは悲鳴を上げながら炭化していく。
淡いミルクティーブラウンのゆるふわウェーブが揺れ、ツインお団子から毛先がふわりとほどける。
一斉攻撃により、魔物たちは次々に殺され、塔の外壁から落ちていく。
だが、その瞬間――再び人語を話す一体の魔物が現れた。
その魔物は器用に狩人たちの攻撃を回避し、塔を駆け登る。
弾丸を避け、魔法を避け、矢を避け――その動きは他の夜狼たちとは明らかに異なり、知性と技術を感じさせた。
そして、その魔物は塔を登りきり、イグナーツたちの前に姿を見せる。
その魔物は二足歩行型の夜狼――だが、その体は異常な程に切り傷だらけだ。
古傷が全身に無数に刻まれ、まるで無数の戦いを生き延びてきたかのような姿である。
黒灰色の体毛が逆立ち、赤く爛れた瞳が知性の光を宿していた。
だが、最も驚くべきは――その魔物は武装を施していた。
その両手には、一本の東洋の長刀が握られている。
刀は約一メートル五十センチほどの長さで、刃は月光を反射して眩く輝く。
柄には東方の文字が刻まれており、鍔は円形で装飾が施されている。
まるで武士が持つような刀。
イグナーツは突如として、武装を施して人語を話す魔物が前に姿を見せた事で、再び動揺と混乱状態に陥った。
「な……なんだ……? 武装した魔物……?」
切れ長の黒目がちな彼の瞳が驚愕に揺れる。
濃藍の羽織が風に揺れ、右耳の真鍮の耳飾りが揺れた。
その魔物を見ていると、その魔物は口を開き、流暢な東洋語で叫ぶ。
「貴様! 名うての魔物とお見受けする! 拙者は魔物百体斬りの男、コジロウと申す……! いざ尋常に……! せいやぁあああ……!」
その魔物――コジロウと名乗る夜狼は声を荒げながら、手に持っていた長刀をイグナーツの首に目掛けて振り下ろした。
刀が月光を反射し、眩く輝く。刃先がイグナーツの首へと迫る。
一瞬、彼は魔物から発せられた流暢な東洋語を聞いて、呆気に取られた。
「な……なに……? 東洋語……? コジロウ……?」
ただ迫り来る刀を、イグナーツは眺めている。
だが、彼の隣から仲間の一人――リュネットが颯爽と現れた。
「くそ、なんだよ……! その自己紹介は……! こんな時にやってられっか! 死ね!」
リュネットは双刀の霧刃を振るい、魔物の長刀を受け止めて流す。
漆黒に近い深藍色の髪が揺れ、細めの淡い銀青の瞳が冷たく光る。
刀と刀が激突し、火花が散った。
そのまま彼女は短銃を抜き、魔物の心臓に向けて発砲する。
銃声が響き、弾丸が魔物の心臓を撃ち抜いた。
魔物――コジロウと名乗った夜狼は、心臓を撃たれて血を流す。
「ぐはっ……! 飛び道具とは……卑怯者め……」
コジロウは狩人が使う武器と、リュネットに対して恨みを呟きながら、塔から落下した。
その身体は地面に激突し、完全に死亡。
「一体なんだったんだ……。アイツ相当、元気な奴を食っていやがったぞ……。っつうかコジロウって誰だよ……東洋人か……?」
人語を話す魔物に対して、ヴィオラは愚痴を漏らしながら、機構式クロスボウに弾を込め始めた。
彼女の声には、明確な困惑の感情が滲んでいる。
深い漆黒に紫を滲ませた長髪が三つ編みで揺れ、紅い瞳が困惑に揺れた。
「俺達を殺そうとしている魔物たちは……なまじ知能の低い魔物たちではないのかも知れない……。喰らった人間の記憶や知識を取り込んでいる可能性がある……警戒しろ……」
深呼吸をしイグナーツは、仲間たちに向けて話す。
彼の声は重たく、仲間たちに緊張が走る。
切れ長の黒目がちな瞳が鋭く光り、濃藍の羽織が風に揺れた。
そしてイグナーツと仲間たちは、人語を話す魔物というイレギュラーに対応しながらも、必死の防衛戦を繰り広げている。
銃声が連続して響き、魔法が派手に飛び交う。
夜狼たちは次々と倒れ、塔から落ちていく。
だが、魔物たちの量も動きも留まることを知らず、次々に塔の外壁を登り、狩人たちを殺しに来る。
「グルルルル……ガァアアアアアッ!」
魔物たちの咆哮が響き、塔全体を震わせた。
イグナーツや仲間たちにも、流石に疲労の色が出始めている。
彼は短銃を構えながら、息を荒げていた。
切れ長の黒目がちな瞳が疲労に揺れ、濃藍の羽織が汗に濡れている。
右耳の真鍮の耳飾りが揺れ、左手の黒紐の腕輪が軋む。
「くそ……まだ来るのか……」
イグナーツが呟いた。
「まだ……終わらない……」
聖銀の槍を構えながら、エリザベートは息を荒げている。
白金の髪が汗に濡れ、蒼い瞳が疲労に揺れた。
豊かな胸が激しく上下し、白いレースの下着が汗で肌に張り付いている。
「……疲れましたぁ……」
魔術刻印杖を握りしめながら、カタリナは息を荒げていた。
淡い薔薇金の髪が汗に濡れ、大きなライラック色の瞳が疲労に揺れる。
豊満な胸が激しく上下し、薄桜色の総レース仕様の下着が汗で肌に張り付いていた。
反応速度に鈍りが生じ始める。
その瞬間――リュネットが魔物を塔に登らせてしまう。
彼女は双刀を構えていたが、疲労により反応が遅れた。
漆黒に近い深藍色の髪が汗に濡れ、細めの淡い銀青の瞳が疲労に揺れる。
下着が汗で肌に張り付き、腰の白い肌が露わだ。
夜狼が塔を登りきり、最上階へと飛び上がる。
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