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4.チェルシー

あともう少しで幸せになれるはずだったのに!

なんでこんなことになっているの!


エレノアをジュリアン殿下と一緒に断罪するまでは、うまくいってたのに。

レオナードがエレノアを刺し殺してしまった。

あれがいけなかったの?

もう、余計なことをして!

だから脳筋は嫌いよ。


こんなごつい体は嫌だわ。

可憐で、儚げなのが私の売りだったのに。

レオナードのムキムキの体なんて、まっぴらごめんよ。

どうしたら元の体に戻れるのかしら?

それとも一生このまま?

想像するとぞっとした。


ここの家は脳筋だらけよ。

朝早くから鍛錬に引っ張り出される。


「今日はちょっと熱っぽくて......。」


と言っても容赦なく剣の稽古をさせられる。


「そんな軟弱な体では、立派な騎士になれんぞー。」


とか言ってるけど、なるつもりはありませんから!


殿下に相談しようかとも思ったけど、あの人、あんまり頭がよくないから、

どうしようもないだろうし。


神殿の神官に相談する?

信じてくれないような気がする。

万が一信じても『悪魔付き』とか言われて、監禁されちゃうかも。


どうしたらいいの?

神殿にいる『私』に相談してみようかな?

私なら自分に優しいかもしれないし。

今は、ともかくこの地獄の鍛錬から逃げる方法を考えなくては。

階段落ちをして足でも捻挫する?

もう、本当にどうしたらいいのよ!

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