一緒になれることが幸せ
ここではっきりさせます。 レズのチン負けはあり得ない。みんな本当のレズなら絶対に堕ちません。皆さんはどっちだと思いますか?自分の今まで見てきたアニメや漫画のキャラが、バイなのかレズなのか?私はレズのチン負けが嫌いになりました。やはり世界は純愛で出来ている。異性も同性も全てのてぇてぇに幸あれ!
四人は順番に風呂に入った。
愛莉が湯船に足を踏み入れた瞬間、目を丸くして声を上げる。
「うわー、お風呂広ーい!」
笑顔で湯に浸かりながら、周囲を見回している。
祥子も隣で湯を浴びながら、感心したように言った。
「普通の家庭に、シャワーが四つもあるところなんてないですよ。
凄すぎますね」
みよりが湯船の縁に手をかけながら説明する。
「前、健太君が言ってたよ。
昔は大人数で親戚たちが泊まりにきたから、旅館並みに広い風呂と、シャワーの数も多くしたんだって」
愛莉がそれを聞いて、ふと何かを思いついたように口を開いた。
「へぇー。
じゃあ二人の子供が沢山できても、平気って訳か?」
その言葉に、ゆかりとみよりが揃って反応する。
「何言ってるの、愛莉ちゃん」
「愛莉さん……」
愛莉は悪びれる様子もなく、続けた。
「だって、せっかく三人で愛し合ってるんだから、二人とも健太さんの子供産むんでしょ?
いいなぁー。
私たちは子供欲しくても、精子提供してくれる男性探すとかなのに、
好きな人に二人とも抱かれるって、最高だと思う」
湯気の中で、四人の間に少し気まずい空気が流れた。
祥子が苦笑いを浮かべて、愛莉の肩を軽く叩いた。
「もぉー、愛莉。下品だよ。
ごめんね、二人とも。
愛莉、まだ少し根に持ってるみたい」
愛莉は頬を膨らませて反論する。
「だってずるいんだもん。
私たちは絶対にできないことをやってるから〜!
私も祥子も、一切男性には興味ないの。
前にね、調べたの。
レズビアンには色々種類があって、
私みたいに全く男性に対して性的感情や恋愛感情を抱かない人と、
興味があったりする人とかも居るみたいなんだ」
ゆかりが湯船の縁に顎を乗せて、少し考え込むような表情になった。
「それは正解ではあるけど……
状況によっては、その考えだって覆ってしまうと思う。
例えば、私とみよりがある日、別の男の人にひどい目に遭わされたら、
その日から健太すらも怖がることだってありえる。
逆に、愛莉さんと祥子さんを命の危機から救ったり、怖い思いをしたときに助け出してくれた人が男だったら、
二人はその人を意識して、好きになると思う。
人間なんて、そんなものよ」
みよりも湯船に深く浸かりながら、真剣な目で口を開いた。
「私も、ゆかりと同じ考えだよ。
最初は本当に、男の人なんて絶対に無理だって思ってた。
健太君と出会う前まではね。
レズだって自分で決めてたし、男に抱かれるなんて想像すらしたくなかった。
でも、実際に優しくされて、命を救われて、毎日一緒に暮らしてたら……
気づいたら、ちゃんと好きになってたんだよ。
環境とか、その人との関わり方で、気持ちって変わるんだと思う。
全部が全部、最初から決まってるわけじゃないって、今は本気で思うようになった。
だから、愛莉ちゃんが言ってることもわかる。
でもね……私たちみたいになる人も、ちゃんといるんだよ」
みよりは少し声を強めて言い、湯の中で膝を抱えたまま、静かに微笑んだ。しかし祥子は、その言葉を聞いて静かに首を横に振った。
「ゆかりさん みよりさん それは違います。
私も愛莉も、男の人に助けられようが、乱暴されようが、
嫌悪こそすれ、愛とか性的な感情には絶対にいきません。
感謝はするかもしれません。
でも、それが恋愛や性的な方向に繋がることは、私たちにはあり得ません。おそらくお二人共バイセクシャル寄りだったんだと思います。でもだからこそ健太さんと一緒になれた。そのかけがえのない事実だけで十分じゃないですか?」
きっぱりとした口調だった。
湯気の中で、四人の間に少しだけ静かな時間が流れた。
湯気の立つ風呂の中で、少し沈黙が流れたあと、ゆかりが静かに口を開いた。
「ねえ……これからは、呼び捨てで呼び合ってもいいかしら?
私たち、もっと仲良くなりたいの。
親友になってほしいって思ってる」
みよりも隣で頷きながら続けた。
「うん。良い理解者でいてほしいし、私たちも二人のことを大切にしたい」
愛莉は少し驚いたように目を見開いたあと、湯船の中で膝を抱えた。
(隠さずに、好きな人と一緒にいられる。
しかも、関係を壊さずに、新しい形まで受け入れてる……)
胸の奥が、少し熱くなった。
(私たちは、好きな人と一緒にいるだけでも精一杯なのに。
二人は、そこからさらに先まで行ってる。
子供という未来まで見据えて、ちゃんと形にしようとしてる)
愛莉は小さく息を吐いた。
「……呼び捨て、か。
なんか、急に距離が縮まる感じがするね」
祥子も静かに微笑みながら、湯の中で視線を落とした。
(私たちには絶対にできないことを、この二人は成し遂げてる。
好きな人との絆を守りながら、居場所を自分たちで作って、
男性を交えても、互いを捨てていない……)
(精子提供で子供を持つことはできても、「好きな人に抱かれて」なんて、私たちには無理だ。
それを、自然に受け入れているところが、一番眩しい)
祥子は静かに言った。
「私たちには絶対に真似できないことを、二人は成し遂げてる。
理想みたいなものを、ちゃんと形にしてる。
尊敬するよ」
愛莉も小さく頷いた。
「うん。ずるいって思ってた気持ちも、今は少し違う。
すごいなって、素直に思う」
ゆかりが柔らかく笑った。
「ありがとう。
じゃあ、これからよろしくね。愛莉、祥子」
みよりも続けて。
「よろしく、二人とも」
愛莉と祥子も、少し照れながら笑顔を返した。
「……よろしく、ゆかり、みより」
湯気の中で、四人の間に穏やかな空気が広がっていった。
少し沈黙が流れたあと、祥子が静かに口を開いた。
「結局さぁ、私たちレズビアンはどう転んでも異端なんだよ。
昔、悩んだの。
このまま女の子が好きなことを隠して、男の人と付き合うか。
それとも、全てを受け入れて、普通を捨てるか。
私は完全に普通を捨てた。
それで愛莉と出会った。
でもね、二人を見てると……
心の奥底に眠っていた、『普通』を求める気持ちが、顔を出してくるの。
今はいい。
でも、十年、二十年、三十年……
私と愛莉が八十歳とかになった時、お互いを看取ることもできないかもしれない。
愛莉が嫉妬するのも、わかるよ。
だって、私たちのできないこと、全部できるんだもん。
でも、私たちはそれでいい。
それでも最後には、『笑って、愛してる、最高の人生だった』って言いたい」
祥子の声は穏やかだったが、どこか遠くを見つめるような響きがあった。
愛莉は湯船の中で、少しだけ視線を伏せた。
(……祥子、そんなこと考えてたんだ)
胸の奥が、じんわりと熱くなる。
嫉妬していた自分のことを、ちゃんとわかってくれている。
それなのに、最後には「私たちはそれでいい」と言い切ってくれる。
愛莉は小さく息を吸い、隣にいる祥子の方を見た。
「……バカ。
そんな先のことまで考えなくていいじゃん。
八十歳とか、まだ先でしょ。
その時はその時で、どうにかするって。
私、ちゃんと祥子の隣にいるから」
少し強がるように言いながらも、声は優しかった。
「それに……最高の人生だったって、言えるように、今を大事にしようよ。
私は、祥子と一緒にいる今が、もう十分すごいと思ってるから」
そう言って、愛莉は湯の中で祥子の手に軽く触れた。
湯気の中で、四人の間に静かな時間が流れた。
現実のレズはドロドロで醜いです。それでも皆最善を尽くして愛を追い求めています。ホモの人に対してもそうですが、嫌悪や差別の目で見ないでください。ストーカー気質だったり乱暴したりするのは、その人個人の問題であり、同性愛は関係ありません。心あらば愛に背一杯の祝福を!




