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■2026年6月30日

感覚遮断落とし穴にハマってしまった。感覚が麻痺したまま、もう私の半身はぐちゃぐちゃにされてしまった。きっと人間の形を保っていない。


だが危機感まで麻痺しているので、今は恐ろしくも何ともない。



■2026年6月30日

俺を捨てたパーティーの奴らが全滅したらしい。きっと今頃、野の獣のエサだ。ざまあみろ。


すると、あいつらが毎晩俺の夢の中に出て、恨み言をいってくる。おかげで俺は毎日熟睡だ。



■2026年7月1日

これは読むと気の狂う本だ。それがまさか遠い未来で、大宗教の聖典となるとはな。


古代人は未来の光景に絶望した。



■2026年7月1日

s○xしないと出られない部屋に閉じ込められた。けどここには私以外に、モンスターしかいない。



■2026年7月2日

攻撃魔法の反射障壁魔法。これを二つ作り、鉢合わせてみる実験が行われた。


結果は実験地点から都市ひとつぶんの物質消滅。この実験記録は絶対秘匿とする。



■2026年7月2日

このダンジョンは動作不良を起こしているらしい。ドロップアイテムが出放題。おかげで今日も満員御礼だ。


アイテムを生み出すための魔力が枯れ果て、崩落するまで後少し。



■2026年7月3日

あの国も日の昇る勢いと言われたが、今じゃ斜陽でもう駄目だな。太陽が地上に落ちて、国ごと焼き尽くしてる。



■2026年7月3日

こいつは切られた者が、切られたと気づかないほどの名剣だ。見てみろ。あいつなんて、左右が別々になって行動してる。



■2026年7月4日

あの樹の下で告白した恋人は幸せになれる。その噂は色恋にかまけて、家から見捨てられた娘にだけ伝えられるのさ。噂を信じて行ってみたら、あそこはならず者、人買いの巣窟。アンタは近寄るんじゃないよ。



■2026年7月4日

日に日に強力な魔法が開発されている。今度の魔法など一度使えば、国中のマナを食い尽くして、新たな命の産まれぬ荒野と化してしまうだろう。


けど僕は好奇心を止められなかった。



■2026年7月5日

迷いの森は常に動き続ける。入って出られた者は一人もいない。

「ということを、なぜお前が知ってるんだ?」

問うと、そいつは煙となって消えた。



■2026年7月5日

俺はモンスターテイマー! 今度の冒険で強力なモンスターをテイムできたぜ。このカプセルの中にいるぜ。えっ、見せてくれ? 冗談きついな。そんなことしたら町が火の海になるだろ。



■2026年7月6日

公爵令嬢よ、貴様とは婚約破棄の上で国外追放だ!


貴様、国の民に何の病気をばら撒いた!?



■2026年7月6日

金をなくして娑婆にいられなくなったら、ダンジョンに住むと良いぞ。雨露はしのげる。最初は厳しいが、腕次第で生活は楽になる。食い物もモンスターでも食ってりゃいい。ただ長く居続けると、だんだん人の形を失ってしまうがな。



■2026年7月7日

町はずれには誰も近寄らない、人食いの獣が跋扈する荒野が広がる。そこへ神に逆らう者を追放してきた。


近頃、その荒野に町が生まれた。生き残りが作ったらしい。我々は復讐を恐れる。だが荒野も恐ろしくて誰も近づけない。



■2026年7月7日

我が国は貧しく、弱者を養うような余力はない。唯一の資源はダンジョンの落とすドロップアイテムのみ。なので弱者からダンジョンへ放り込み、モンスターのエサにしている。



■2026年7月8日

この城には人に化けたモンスターの正体を明かすという、真実の鏡があった。今は粉々に砕かれている。



■2026年7月8日

モンスターはダンジョンから無尽蔵にポップする。遂にポップの止め方が判明した。これで世界は平和になるぞ!


なぜか人間も生まれなくなった。



■2026年7月9日

法王となるには最後に試練がある。世界の終末を予言した書。これを読んでなお、正気を保ってないといけない。



■2026年7月9日

迷いの森に入った者は永遠に中を彷徨い、出ることはできない。


たとえ屍となり、その身が朽ち果てて幽鬼になったとしても、森を彷徨う。

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