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■2026年7月10日
ハイエルフは不老不死の完璧な存在。だが普通のエルフは不老不死なだけで、「不病」ではない。
■2026年7月10日
この地方で食い扶持に困り、人を「捨てる」際は、「あいつは魔女だから」と呼ぶようにしている。そうすれば心が痛まないから。
■2026年7月11日
なに、魔王と戦ったら影響を受けて、聖剣が闇落ちしてしまっただと?
大丈夫だ。元の邪剣に戻っただけだから。
■2026年7月11日
神は途中で創世をやめてしまった。ゆえにこの世は不完全。とっくに耐用年数を越えている。
■2026年7月12日
種族ヒューマンは適応力と旺盛な繁殖力が特徴。そうしてエルフやドワーフを駆逐し、今や惑星の表面は無数のヒューマンがみっちみちに立ち尽くしている。
■2026年7月12日
ドラゴンの素材は強大なマナの塊。軍事化を進める我が国は一匹残らずドラゴンを狩り尽くした。その日から世界に新たなマナが生まれなくなった。
■2026年7月13日
俺は好きに時間を戻すことができる能力を持つ。ただし戻ったぶんも、寿命は消費されている。
■2026年7月13日
迷宮の最奥には邪悪が存在する。迷宮とは邪悪を閉じ込めるための封印なのだ。
それを今、冒険者が地上までの通路を開けてしまった。
■2026年7月14日
命と引き換えに魔力に変換する聖剣。
我が国民全員で魔王の喉に届くか。
■2026年7月14日
デバフ魔法「筋力低下」!
……心筋の。
■2026年7月15日
囁き……祈り……詠唱……念じろ! おおっと、灰になった。
彼はわざと蘇生を失敗させ、この世から存在を抹消させる専門家。
■2026年7月15日
全ての冒険者は、はじまりの町から旅立つ。なので魔王軍はネズミ一匹出られないよう、町を包囲した。恐らく壁の中では無数の冒険者が旅にも出られず、飢えている。
■2026年7月16日
この小さな袋がアイテムボックス。いくらでも物を収納できるんだ。ただ欠点があって、袋の大きさはかわらないから、中で物が圧縮されてしまう。
ちなみに生物でも入れられるぞ。
■2026年7月16日
旅立ちを促すため、勇者の生まれた村を焼くのが俺の役目。今度でもう三十箇所になる。
■2026年7月17日
ステータスにある「最大レベル」とはね、どうせコイツは生涯でこのくらいしか努力しないだろう、という勤勉さのことさ。
と奴は俺のステータスに大爆笑した。
■2026年7月17日
究極破壊魔法。範囲数キロの物質を消滅させる。
術者を中心に。
■2026年7月18日
「魔王め、どうして世界を滅ぼそうとするんだ!?」
「レベル表記にステータスウィンドウ。こんなものがある世界は本当のファンタジーじゃない。滅べば良いのだ」
■2026年7月18日
我らは「正しきファンタジー省」である! 古典名作に基づいた伝統的ファンタジーではない、悪しきなろう小説など全て焚書とする!
■2026年7月19日
僕も流行りのファンタジー小説を読んで、小説家への憧れが生まれてきた。それで真似っこでも書いてみたのだが、変な人がクレームをつけてくる。
「そんなものは本物のファンタジーではない!」
■2026年7月19日
私は世に蔓延るファンタジー小説どもへ、苦言を呈しているだけなのだ。なのに、有象無象どもは私へ文句を付けてくる。ああっ、やはり私だけが真の本格ファンタジーを書けるのだ。私こそ真に選ばれた(略)




