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■2026年6月10日
パーティーでダンジョン探索中。俺はモンスターの襲撃を警戒して前衛に出た。そこへ斥候の忠告。
「罠があるぞ、気をつけろよ」
「それはどこだ?」
と振り向いたら、パーティーは誰もいなくなっていた。
■2026年6月10日
「あの騎士は『正義』の属性だからな、気をつけろよ」
「それって自分の思い込みが絶対だと信じ込んで絶対に譲らないという?」
「近頃は自尊心を満たすため、誰か『悪人』を殴れないかと、町をウロウロしてるからな」
■2026年6月11日
ダンジョン奥で見つけた最強の魔剣。けど本当の宝とは、パーティーの絆。そして町の人々との平和な生活だったんだな。
と魔剣の力で全てを滅ぼしてから気づいた。
■2026年6月11日
「お前はパーティーから追放する!」
「だからお前だけでも逃げてくれ。奴の手が届く前に」
■2026年6月12日
モンスターとはダンジョンで倒れた人間の肉を元に作られている。だから微かに自我が残っていた。ああ、人間に戻りたい。そこでダンジョンマスターに言われる。
「そんなに戻りたいなら、人間の肉を食って補充するといいよ」
■2026年6月12日
聖剣を解放すると、一度だけ爆発的な力を得られるとは聞いていた。そして遂に魔王との戦い。俺は聖剣を解放する。
まさか魔王だけではない。自分と仲間たち、辺り一面を焦土と化すとは聞いてなかった。
■2026年6月13日
筋力強化の魔法にも危険はあるぞ。踏み込みすぎて転ぶこともあるし。こないだの奴は強化し過ぎて、全身の骨が筋肉に負けて粉々になってたな。
■2026年6月13日
ここらは瘴気が強いからな。埋葬せず、野ざらしになった死体はアンデッドになりやすい。おかげで誰が殺したのか分かりにくくなって、俺たちの仕事がしやすいぜ。
■2026年6月14日
「聖属性魔法は光を操る。邪悪な者にしか効きません」
と光を収束させる。
「熱い熱い熱い!」
今日も異端審問室という名の拷問室に悲鳴が響く。
■2026年6月14日
この世の悪しき闇を全て払いたい。そうなれば夜などなくなり、常に昼。太陽が永遠に照らし続ける世界となるのだ。素晴らしい。
■2026年6月15日
我が世界はもう何千年と、地球で言えば中世のまま。全く進歩しようとしないのです。そこであなたには、この異世界に転生し進歩を促してくれないでしょうか。といっても気楽に考えてくれて構いませんよ。
今度失敗したら、もう滅ぼしますから。
■2026年6月15日
成人の儀を迎えると、子供たちはジョブ鑑定を受けなければならない。
「魔女です」
「ネクロマンサーです」
「よし、社会に混乱をもたらす職業の子供は処分しろ」
「大魔道士です」
「勇者です」
「戦争に使えるから、捕まえろ」
■2026年6月16日
「よし、では奴らは魔族だったということにしよう!」
「これで万事解決ですな」
■2026年6月16日
どうやら俺のドッペルゲンガーが現れていたらしい。留守をしている間に、俺が人に会っていたらしいのだ。しかし、いつまでもドッペルゲンガーの噂をされる。
「ドッペルゲンガーの方が親切だったな」
「本人いらなくね?」
■2026年6月17日
このダンジョンには自爆装置が仕掛けられているらしい。丁寧にも「ここが自爆装置のボタン」と貼り紙がされている。
問題はボタンが至る所にあることだ。間違って誰かが押したら命がない。
■2026年6月17日
娘の気が触れた。私には前世の記憶がある。チキュー人だったのだ、などと言うのだ。悲しいが仕方ない。今は幽閉している。
■2026年6月18日
「死が二人を別つまで。だけど僕らの愛は永遠だよ」
彼が私の薬指に指輪を通す。
体中に肉塊が膨張し、もう薬指だけが私で人間だった頃の面影を残す箇所。お願い、もう殺して。
■2026年6月18日
教皇は告げる。
「神からの天啓がありました。勇者よ、今こそ魔王を討つのです」
しかしこの天啓、神は神でも邪神からのものだったんだが。構わないのかな?
■2026年6月19日
私はヒロイン。ちょっぴりドジだけど、この素敵な笑顔で皆を魅了しちゃうZO!
「お願い死んで」
「はい喜んで」
「隣国を滅ぼしましょう」
「はい喜んで」
■2026年6月19日
あそこは自由都市。誰でも入れて、関所もない。ただし出てきた者も誰一人いない。




