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魔物の好み

最強と噂されていたパーティから追放された4人。

追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。

そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。

職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!

体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!

人には食物の好みもあれば、魔物の好みもあるわけで。

私は特にそういうこだわりがあるわけではなく、雷狼さえいればと思っているのだが…

他の4人は好みが激しい。

まず、まどはスライム系が好みだ。まどがどこに出かけるにもスパイ・スライムを一体伴うのは

もはや周知の事実であり、まどと誰かが喧嘩した時にいつも仲裁するのは

スパイ・スライムであることから「友の切れ目は子で繋ぐ」を変えて

「友の切れ目はスライムで繋ぐ」という格言が出来上がっている。

そして、遙は不思議な魔物が好みだ。

普通考えれば「雑魚」と割り切るような魔物を「面白い!」と断言し、

その活用法を見つける。

例えば能力が「軽度の頭痛を起こさせる」だけの雑魚い魔物、「ヘディック・リザード」

というトカゲ型の魔物がいる。

本来なら全くと言っていいほど使えず、せいぜい嫌な奴の寝室に放り込むぐらいしか

活用法がなかったのだが、遙はヘディック・リザードを大量に集めることで

重症の頭痛を引き起こさせることに成功した。

ここまで考えても好みの激しさがわかるというものだが、極め付けが奏音だ。

奏音は獣型の魔物が好きだ。

狐、鹿、狼、虎…変身するときは好んで虎の姿をとる。

ちなみに虎に変身すると無駄にスペースを取るので、最近は渋々ながら虎猫になっている。

自主的に「狩猟パーティを撲滅する会」を立ち上げ、(メンバー募集中)

最近では狩猟パーティで獣を殺しまくっている奴らを金属バットでメッタメタに殴るという事件を

起こしている。

だから…時々論争が起こる。

「だーかーら!スライムが1番なんだってば!変幻自在だし」

「やっぱ不思議系でしょうよ!面白みがある」

「いやいや、攻撃性も俊敏性も獣型が1番だぜ!」

こういう延々と続く論争に終止符を打つのは、大抵スパイ・スライムだ。

「まあまあ、結論は取り敢えず置いておいてご飯でも食べたら?」

ギャーギャーと騒ぐ論争を諌めてくれるのは、大変ありがたい。

スパイ・スライム様様である。




デイ:俺は特にそういう意見は無い

秘書:私も


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