マンドラゴラ採取
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
「マンドラゴラ、採取しようか」朝、まどに唐突に告げられた。
「いやマンドラゴラってあれでしょ?絞首台の下に生えてくるって噂の人型植物。
そもそもこの世界で絞首刑は禁止だし、マンドラゴラって引き抜くと発狂死するって」
「分かってる分かってる。ただね、そのリスクを差し引いてもマンドラゴラには凄い効能が
あるんだよ?長寿の薬とかにもなって、飲めば寿命が30年ぐらい伸びる」
おお、マジか!凄いよマンドラゴラ。
「場所も把握してて、絞首刑が禁止される前の時代に作られた絞首台の下にある。」
そして視界が一回転し、私たちは硬い大地の上に立っていた。
「うわあ、絞首刑ってのは苦しかったんだろうね」と絞首台をじっくり眺めていた遙が呟いた。
錆びてボロボロになった鉄製の台。
可動性の足場。朽ちて落ちかけた輪のロープ。
カア、カアとカラスが不吉に鳴き、陽が辺りを血色に染めて地平線へ沈んでいく。
これはお世辞にも楽しい状況とは言えないだろう。
しかもこれから採取しようとしているのはマンドラゴラだ。
取り敢えず伝統的な手法でやろう!ということになった。
伝統的な手法とは、まずマンドラゴラの周りを囲むように深く穴を掘ります。
ちょっとでも引っ張ればマンドラゴラが抜けるぐらいに深く掘ります。
マンドラゴラの胴に紐を結び、端を犬の首に結びます。
犬を動かします。すると、犬は死にますがマンドラゴラは採取できます。
残酷すぎるでしょ!「マンドラゴラ<犬」って方程式が成り立っちゃってるよ!
さすがに残酷すぎるので、ロボット犬を使うことにした。
ロボット犬がグイと首を動かすと、マンドラゴラが宙に舞った。
そして、マンドラゴラの眠った顔から世にも恐ろしい絶叫が発せられた。
いや、正確には発せられたかどうかわからない。
私たち耳栓してたからね。
とにかく、マンドラゴラは手に入った。
予想外だったのは、マンドラゴラが泣いて命乞いをしてくることだった。
「えぐっ、えぐ、えーん!ごめんなさい許して、殺さないで」と。
大概のマンドラゴラは採取された後、粉末にされたり切られたりする。
それが繰り返されるうち種族として「命乞い」が定着してしまった
…ということらしい。
幾ら何でも粉末にするのは可哀想なので、マンドラゴラはダンジョンの庭に放してやった。
すると思いの外馴染み、今も植物の魔物と元気に走り回っている。
デイ:マンドラゴラは、人間の間では超高額で取引されてるぜ
秘書:レアだからですね




