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ディーン殺害案件

最強と噂されていたパーティから追放された4人。

追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。

そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。

職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!

体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!

グニョンと身体が変化するのを感じ、私は時空の隙間に吸い込まれた。

そして気がつくと、小綺麗な部屋の巨大で複雑な模様が描かれた円の中心に私たちは立っていた。

変わらず、私は龍だし他の4人も幻獣の姿のままだ。

そして装飾品のセンスも材質も一級品のこの部屋で異様なのは、

あちこちに血の入った小瓶が置いてあって、その前に水晶が置いてあることだった。

そして1番異様なのは、眼を爛々と光らせた長身の美男子が呪文を唱え続けていることだった。

ゴニョゴニョと私たちには分からない言葉を二言三言唱えると、

ふうと息をついて持っていた本を閉じた。

「我はゾロイ国 国王子息の二男、フェイキア。

アッラーの御名において我の命令に従え!」

「これは古臭い伝統の呪文なんだ」とこっそりアモンが耳打ちして来た。

ちなみにアモンは頭が梟、下半身が人間、の姿をしている。

「我が兄、ディーンの暗殺を貴様らに命じる」

誇り高き奏音がムッと(狼の顔を)しかめた。

「貴様らとはなんだ、貴様らとは」とアモンもブツブツ呟いている。

「はいはい、ご主人様の仰せの通りに」と茶化した。

「うむ。ディーンの居場所はここに記してある」

と言ってフェイキアは恐る恐る一枚の羊皮紙を渡して来た。

「しかし、何だって自分の兄なんかの暗殺を命じるんで?」と遙が質問した。

「私は二男ゆえ、このままだと兄が国王になってしまう。

そっ、それだけはどうしても許せんのだ!だから殺す」

最後はめちゃくちゃ興奮してたな。

まどは呆れたように人面鳥の顔を360度ぐるりと回し、遙は蛇の尾をピシリと床に打ち付けた。

そして渋々といった様子で全員が消えた。


「まずはディーンって輩の情報収集だな」と暗殺のプロ、アモンが指示を出してくれた。

全員が四方八方に散り、情報を集めた。

ただ、そんなに時間は無い。

なにせ後23時間で殺さなくてはいけないからだ。

やれやれ、それにしても今深夜2時だよ?健康に悪いと全員がぼやいてるし。


情報収集は割とすぐに終わった。

聞いたディーンの評判が全てすこぶる良かったからだ。

ディーンが常連だという町のパン屋は、「礼儀正しく面白い」と大絶賛。

郵便屋は「いつも欠かさず挨拶してくれる」花屋は「花の手入れを手伝ってくれる」

聞けば聞くほど殺しにくい人物だな…ディーン。

あの明らかに阿呆そうなフェイキアよりもディーンの方が国王になったら良いじゃん。

「どうにか殺さずに済む方法無いの?」と私はアモンに質問した。

「いや、通常なら方法はある。だけどあのフェイキア野郎が変な呪いをかけやがった。

ディーンを殺さないと身体に3秒間激痛が走る」

な、なんて嫌がらせだ!

それからディーンをどうすれば殺さずに済むかウンウン唸って考えたが、何も考えつかない。

ま、しょうがないか。私たちはいつでも正義の味方じゃ無いから。

激痛とかマジで嫌だから。

そして夜が明け、私たちはディーンを殺したとフェイキアに報告した。

フェイキアが手を振ると私たちは再び時空の隙間へと消えた。












デイ:殺人犯だ!

秘書:神は人間を殺しても捕まりません

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