召喚要請
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
麻薬取引の騒動で神々から金を搾り取った翌日、私たちの食卓に忽然と一枚の羊皮紙が姿を現した。
召喚要請
【身体の神】【治癒の神】【杖の神】【剣術の神】は今宵12時に召喚される。
召喚人物は『ゾロイ王国、国王子息の二男』
1日だけ上記の人物に従うこと。
「ほほう、召喚要請か。4人もちっとは名の知れる神になったってことだな」
顎を擦りながらアモンが言った。
「召喚要請ってなんだ?」と奏音が聞いた。
「召喚要請ってのはな、悪魔や神々が人間界から召喚される時届く紙だ。
4人は、『ゾロイ王国、国王子息の二男』って奴の命令に1日だけ従わなければならないんだ。
ま、めんどくさい仕事だが、これも神の業務だ」
と至極分かりやすくアモンが解説してくれた。
「アモンは召喚要請が来たことあるのか?」
「そりゃあ、俺はソロモン王にもあったことのある偉大な悪魔だからな。
何千年間もひっきりなしに召喚要請が届いて…俺は予言の知識もいろいろ持ってるしな」
「自慢話はよろしい!」とまどがアモンの自慢話をピシャリと遮った。
「ってわけで、ベテラン悪魔の俺が4人のサポートに回ってやる!」
自慢話は置いておいても、それは願ったり叶ったりの申し出だった。
「お願いします、アモン様。どうか召喚初心者の、この私どもに知識をお授けください」
と遙が茶化した。
満更でもない顔のアモンは、「よろしい」と宣言した。
「とは言っても大して教えることはない。召喚者の指示に1日従えば良いだけだよ。
コツがあるとすれば、なるべく恐ろしい姿に化けることだなぁ。」
「恐ろしい姿?」「そうそう。例えば龍とか、人間に畏怖を抱かせるような姿だよ」
「なるほど〜」と私の口からも声が漏れた。
という訳で変身!
私は3M程の小さな龍に。まどは人面鳥のハーピーに。遙は蛇の頭に鳥の体のコカトリスに。
奏音は巨狼に。
それぞれ人間に畏怖を抱かせるであろう姿に変身した。
そして「お…?そろ…そろか?」アモンが腑抜けた声を出し、突然消えた。
そして私は縦横に引き延ばされるような気分になり、時空の隙間へと吸い込まれた。
デイ:俺は一度も召喚されたことがない
秘書:あまり知られてないからですね(皮肉)




