麻薬取引の神々
最強と噂されていたパーティから追放された4人。
追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。
そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。
職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!
体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!
カードゲームランド?
なんだその遊園地の質の低いアトラクションのような名前は」
ある朝送られて来た招待状を見て、コソッとアモンが呟いた。
「しかし、これじゃ行かないわけにもいかないしな…」
招待状のサインには、ただ「C」とだけ書いてあった。
種族も名前もわからない。そういうのってちょっと気になるじゃん?
夕闇の中、アクティの辺境といっても差し支えないような場所にその建物はあった。
やたらと派手な装飾や色取り取りのライトでピカピカと光り輝いている。
あれ?こんな建物「開業書」にあったかな?と今更ながら私は思った。
「開業書」とは、アクティ内で商売をする時必ず提出しなければならない書類だ。
最近確認したリストに「カードゲームランド」なんて名前はなかった。
ランドでは、神々がカードゲームに興じている。
うんうん、違法賭博なんかは行われてないな。
上々と思って引き上げようとしたところ、まどが袖を引っ張って来た。
まどの視線が指し示すところには、1つの棚があった。
それをさりげない様子を装ってよく調べると、棚の後ろに巧妙な隠し扉があった。
「ホルスの眼」という二ツ名で知られる、どんな大きさにでもなれる眼を私たちは呼んだ。
そして数分後隠し扉の中に侵入した「ホルスの眼」は、中で行われていたことを全て映像にしてくれた。
「ホルスの眼」から投影された映像は、首から金属の札を下げた神々が
麻薬取引や禁止されている賭博に興じていた。
やれやれと奏音が首を振った。
「人間も神も考えることは大差ないようだな…
楽しいカードゲームランドを隠れ蓑にして麻薬取引とは」
ここで突入して奴らを捕まえることは容易いこと。
しかしここで、金も嘘も大好きという遙と奏音があることを思いついた。
「「恐喝れ(ゆすれ)!」」2人は同時に叫んだ。
「こう言えば奴らは何でもいうことを聞く!」
遙が興奮しながら言った。
「あなたたちがやっている事を天界でバラしたら、評判は地に落ちますよ?
バラされたくなかったらあなたたちの財産の内3%を毎月永遠に渡し続けてください
…と言えば良い!」
おおお!と全員から声が上がった。
「つまり、麻薬取引を見過ごす代わりに金をよこせって事だね!」
パチンとまどが指を鳴らした。
「お主も悪よのう」クックックと気味の悪い笑い声をアモンが発した。
「良いじゃん僕らは正義の味方じゃないんだから」
それを差し置いても10人ほどの神々が貯めている財産といったら相当な額だ。
その3%だけでも人間が一生遊んで暮らせるほどの金額だろう。
え?何だって?小説の主人公に相応しくない行いだと。
んなこと知るか!私TUEEEして奢ってるわけでもないんだから!
良いじゃん神々に寄生して財産吸い取っても!
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恐喝及び暴力行使中
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神々はとても従順になった。(まどの正拳突きをまともに食らったからだと…)
最終的に私たちが搾取し続けている麻薬取引の神々は、全財産が底をついた後夜逃げした。
デイ:逮捕だ!
秘書:全部政治が悪いんです




